キスの遠投釣りとは
なぜ、遠投なの?
魚がいるポイントが、近場だったらチョイ投げでもいいと思いますが、それが、遠くだったり、深場だったりすると狙いとするキスをつり上げるためには、遠くに投げる必要があります。そのためには、重いオモリとそれに応じた仕掛けを準備しなければなりません。
キス釣りの遠投とは
仕掛けを遠くに投げて、100m近くの沖や深いポイントからキスを釣り上げる釣法です。主に釣り場とするのは、海岸に沿った砂浜(一般的には「サーフ」と呼ばれています。)になります。
キスの遠投釣りの仕掛け
本格的なキス釣りの遠投の仕掛けは
仕掛けづくりは、まず、竿先のガイドから出ている道糸(PEライン)に力糸(テーパーライン)をつなぎ合わせ、それに遠投しやすく、仕掛けが絡まりにくいL字型天秤を結び付けます。最後に市販で多く出されている、キスの仕掛けバリを付けて完成となります。
おすすめのPEライン サンンラインNewスーパーキャスト
25mごとに色を変えてあり、ULSナイロンは、ラインとガイドとの摩擦が抑えられて、飛距離も大幅に向上しました。また、根ズレなどにも安心して使うことができ、鮮やかなラインの色は、視認しやすく、そのの耐久性もさらに向上させています。適度な伸びが衝撃を吸収し、糸グセもつきにくく、リールとの相性も抜群です。PEラインのメリットや結び方はこちらの記事でも解説しています。
おすすめのテーパーライン サンライン Newテーパーちから糸投げ
投げた時の空気の抵抗を受けにくく、耐摩耗性樹脂で加工してあり、根や岩、砂ズレにも強く、安心して使用できます。感度がよく目立たない色合いを施してあるので、魚への警戒心を与えないラインです。
おすすめのL字型天秤 第一精工 キング天秤3P 25号
オモリの号数は、使う竿によって変えられます。よく飛び、根掛かりもなく、浮き上がるので、引き釣りにうってつけのL型天秤です。キス1匹だけを釣りあげるのではなく、何引きも多点掛けできる、キス釣りにメリットとなる天秤です。
キスの遠投釣り向けエサ
よく使われるエサは
キス釣りのエサの定番は、アピール力のあるアオイソメかジャリメ(イシゴカイ)のどちらかです。両者を比べると、見た目はよく似ていますが、アオイソメは太さも長さもジャリメより大きく、ジャリメは、柔らかさの点で優っています。価格の面でも高く、取り扱う釣具店などが少ないので、アオイソメを使っている釣り人が多いのではないでしょうか。
ジャリメは、多くのアタリを呼び寄せる
魚は動きがあるものに反応するという習性を持っており、虫エサは活きのよさという点で効果的なものです。両者を比較した場合、ジャリメの方が水中での動きがよく、キスへのアピール力があります。また、細く柔らかいので、キスの小さい口に合い吸い込みやすいので、多くのアタリを得ることができます。
濁り潮や大物キスには、アオイソメ
海水が濁っている時は、イソメの体表から発する光によって、視認性がよく、キスを呼び寄せる効果があると言われています。また、太さや大きさあるため、小さめのキスは敬遠しても大型キスなら飲み込める可能性があり、大物をゲットしやすくなります。
キスの遠投釣りの釣り場
キス釣りの遠投と言えば砂浜
この釣りの釣り場は広い砂浜が舞台となります。思いっきり遠くへ投げて、キスの連掛けするのは魅力であり、気分爽快です。しかし、砂浜と言っても広すぎて、どの場所でどのくらい先に投げたらいいか迷うことが多いかもしれません。
キスは、足で釣れ
広い砂浜では、どこにキスの群れがいるか、日によっても違ったり、群れ自体が移動したりするためキスは足で釣る、つまり色々とポイントを変えながら釣る必要があります。特に、川の投げれ込み付近や藻が生えている近く、海底の根回り、離岸流の周辺など、キスが居そうなポイントを探して、砂浜を丹念に釣り歩くとよいと思います。さっきまでよく釣れていたとしても、アタリが止まったら場所を移動すると良いでしょう。
キスの遠投釣りの釣り方
竿を出す前に必ず海の状況をチェック!
釣り場に着いたら、海の状況はどうなっているか確かめましょう。風と波、藻やゴミの状態を確認し、状況が悪い場合は、竿を出さずに別の釣り場に移動した方が良いです。事前に釣り場の情報をWEBなどで確認していれば、釣り場の選択が容易にできます。一般的には、午後からは風が出やすいので、明け方から釣り始めるのがよいでしょう。