釣りは、遠くへ投げることから始まります。少なくとも100m以上は投げられるようにしたいものです。投げる前は、まわりの状況をよく確認してからキャストするようにして、確実にめざすポイントに仕掛けを投げ入れられようにしましょう。
キス釣りは、仕掛けをサビいて誘うが基本
次に、サビく動作に入ります。サビくとは、常にメインライン(道糸)をピーンと張りながらリールを巻き、仕掛けをズルズルと底をはうように手前に引く事です。エサを躍らせて魚を誘うテクニックです。サビく速さは、5秒間でリールのハンドル1回転を基本として回してください。その日のキスのアタリを見て、リ-ルを巻く速さも調整していきます。
Contents
キスの遠投釣り用タックル
4m前後の専用の竿を
この釣りで使うタックルで重要なのは、竿です。 100m以上の遠くに投げるには、長さが4m前後の竿を必要とします。できれば、投げ専用のものを用意できたらいいと思います。その号数は、取り扱うオモリの号数により選択します。号数が大きくなるほど、重いオモリを投げることができます。ただ、竿の硬さも硬くなりますので、遠くへ投げるにはそれなりの技術が必要になってきます。 オモリの重さは、25~30号を使うのが一般的です。
飛距離重視なら、専用のリールを
遠投専用のリ-ルは、通常のものに比べ大口径のスプールを搭載した大型のものになります。キスを狙うだけならドラグなしでも問題はありませんが、外道で大物が釣れる可能性もありますので、ドラグ付きでも一向にかまいません。番手は4000番ぐらいが適当でしょう。また、専用リ-ルは、浅溝スプールが用いられておりスムーズにラインが出て行き、リール全体の軽量化も図られています。飛距離重視するなら、専用リールが必要です。ハンドル1回転当たりの巻き取り量が多いリ-ルを選ぶとよいと思います。
キスの遠投釣りにおすすめの竿①
シマノ サーフゲイザー 並継 405BX
本格的な投げ釣りの醍醐味が味わえる一品です。投げる時のネジレをおさえ、釣り手の力をそのまま反発力に変えることができます。キャストの正確性を高めるキャスコングリップなど、キス専用投竿に必要な装備や機能が多く搭載された充実した、仕上がりになっています。先調子ですが、少し胴にかかった調子に設定してあり、投げた時のリリースのタイミングが合せやすく、釣り手のレベルに関係なく、遠投を可能にします。コントロールしやすく、キャストのミスも少なくなると思います。
キスの遠投釣りにおすすめの竿②
キス 投げ竿グローブライド(ダイワ)/スポーツライン HSサーフ 30-420(hd-967938)
この竿は、ダイワ(グローブライド)より高性能で、かつ低価格を売りに商品化されたものです。ビギナーからベテランまで幅広い釣り手を意識して製造されています。釣り好きに愛用される一品です。煩わしかったガイドのずれをガイドロックでしっかり固定し、投げ釣りがよりスムーズにできるように配慮されており、使い安い竿だと思います。
キスの遠投釣りにおすすめのリール①
シマノ リール SAアクティブサーフ 標準
アルミのスプールのついた投げ専用のスピニングリールです。 飛びを意識した上級モデルに用いられているスプールが搭載されています。糸ヨレを少なくするスムーズで、使いこごちのよさを生むために主要回転部にベアリングが装備されるなど、爽快で楽しい遠投ができるように配慮されています。初心者の方に使っていただきたい、価格的にも適当な投げ専用リールです。
キスの遠投釣りにおすすめのリール①
ダイワ(Daiwa) スピニングリール 10クロスキャスト 4000
キス釣り遠投だけでなく、カゴ遠投や磯投げ遠投にも応用でき、快適に投げ釣りを楽しみ、飛距離を追求する釣り手にうってつけのスピニングリールです。遠投性能を高める機能や糸落ちを防止する機能など、充実しているリールです。いろいろな投げ釣りに対応できる、おすすめの一品です。
キスの遠投釣りの投げ方
投げ方のコツ①
まず、投げる際に注意しなければならないのが、垂らしの長さ(竿の穂先のガイドからオモリまでの長さ)です。 垂らしの長さは、長くとるほど遠心力がつくので、飛ばし安く飛距離を出すことができます。しかし、 慣れない内は、1m前後にして投げるといいでしょう。特にこの釣りでは、仕掛けを長くとるので、 絡みやすく、ビギナーにとっては難しいので、できるだけ短くとった方がよいと思います。後は周りをしっかり確認してから投げるようにしましょう。
投げ方のコツ②
遠投の体の使い方は、ボールを遠くに投げるのに似ています。目標に対して、直線状にまっすぐ飛ばすのではなく、滑空時間を長く、放物線を描くように投げるのが理想的です。その時は、両足を肩幅ぐらいに開き投げる方向に向けて、リールガイドを真上にして真っすぐに振り下ろしていきますが、体は横向きからヒネリを入れるような感じです。練習を積み重ねて、この基本動作を体に覚え込ませましょう。
投げ方のコツ③
投げる時の目線は、海上の狙うポイントに置くのではなく、その上空の約45度に置くとよいと思います。次に道糸から離すタイミングは、竿を思い切り振って、そのしなりと遠心力がオモリから道糸を通して力が伝わるところで、指から離すと飛距離が出ます。慣れてくれば、投げた時の遠心力で自然と指が離れてくるようになるので、そうなるように何回も遠投して経験を積み重ねることが大切です。
キス釣り遠投をやってみよう!
キス釣り遠投の投げ方を動画で確認
キス釣りの中でも、遠投は、基本的なテクニックが必要な釣り方です。ある程度の経験と慣れが必要です。上記で解説したことを動画で確認し、これを参考にして、近くに釣り場を見つけて、実際にやってみて、その醍醐味を体感してみましょう。