ロックフィッシュの釣り場
ロックフィッシュは根魚(ねざかな・ねうお)とも呼ばれるように、植物の根や岩、テトラポットなどの障害物があり隠れることができる場所に生息していますので、主な釣り場は堤防や磯場ということになります。比較的アクセスしやすくたくさんのスポットがありますので、気軽に始めることができます。
ロックフィッシュの特徴
ロックフィッシュの一番の特徴は、季節を問わず一年中、時間も問わず朝・昼・夜、場所は北海道から沖縄までと、いつでもどこでも魚種を選ばなければ何かは釣れるというところです。魚種によって釣れる地域や時間・時期は異なりますが、釣りたいときに釣りに行けるというのは大変魅力的です。またその多くが高級魚で、味も抜群に美味しいです。
ロックフィッシュは何を食べている?
ワームを選ぶには、狙う魚が何を捕食しているのかを知る必要があります。ロックフィッシュはエビやカニなどの甲殻類や、イワシやマイクロベイトなどの小魚をエサとしていますが、時期や天候、場所などの環境によりどちらを主として食べているかが変わります。その日その場所では何を食べているのか、まずはそれを調べます。
ロックフィッシュワームの形状と釣り方
ロックフィッシュワームは、その形状から主に3つのタイプに分けることができます。最初の一匹を釣り上げたら、釣った魚の捕食しているエサを確認し、それに合わせてワームの種類を決めていきましょう。
グラブ系ワーム
カーリーテールと呼ばれるフックのような形状のしっぽをもつワームです。グラブ系ワームは甲殻類のようにはねさせたり(ボトムパンプ)、小魚のように泳がせたり(スイミング)と多彩な動きを演出することができます。そのため、どのようなエサを食べているかわからない第一投には、グラブ系ワームを選ぶとよいでしょう。
クロー&ホッグ系ワーム
ロックフィッシュの多くが捕食しているエビやカニなどの甲殻類を模した形状のワームです。クロー&ホッグ系のワームは抵抗感が強いため、動きが自然とスローになり甲殻類らしさを発揮することができます。それぞれのパーツが水の流れに合わせて自然に動くので、底に止めておくだけでもロックフィッシュにアピールすることができます。
シャッド系ワーム
小魚の形状を模したワームです。強く引いてスイミングさせれば尾ひれが大きく振動し、泳いでいる小魚のように見せることができます。ボトムパンピングを行うクロー&ホッグ系に比べ操作が容易なので、初心者の方にもおすすめのワームといえます。
ロックフィッシュワームの色の選び方
色選びに影響する要素
色選びでは、実際に捕食しているエサの色、その日の魚の活性度合い、濁り具合や天候による海や潮の色を考える必要があります。エサに近い色を選ぶことで、魚が食いつきやすくなります。高活性時は赤などの派手な色、低活性時は緑やクリアなど地味な色を選びます。また海の色によって見やすい色、見づらい色があります。
定番は赤やオレンジ
定番はハイアピールカラーのレッドやオレンジです。比較的浅いところではクリアーな赤系はよく目立ちます。深いところでは赤い色自体は見えづらくなりますが、マットなものを選べばそのシルエットが際立ちます。
実際のエサに似ているのは緑や茶系
グリーンやパンプキン(茶)は実際の甲殻類の色と似ているので、エサとして自然な印象を与えます。活性が低いロックフィッシュには、自然な配色のワームを目の前に落とし、反射的な食いつきを誘いましょう。
天候や時間帯を考慮するならモノトーン
クリアホロ(透明ラメ入り)は光を受けてキラキラと輝くので、晴れた昼間には特に活躍します。夜の場合は黒っぽい岩場ではホワイトを、白っぽい場合はブラックを使うなど、光や明度の差を利用します。
ピンクや紫、蛍光色やご当地カラーもある
ワームの色数は多く、30種類を超えるカラーバリエーションがある商品もあります。「三陸」や「北陸」、「房総」などの地名のついたご当地カラーは、その地域での定番といえる釣りやすい色です。
ロックフィッシュワームのサイズと釣れる魚
3インチはソイやアイナメ、ハタなど、幅広く釣ることができる大変使いやすいサイズです。初心者の方は、まずは3インチのワームを買いましょう。4インチ以上のワームは大型根魚狙いの時におすすめです。また、2インチ程度の小さなワームは、基本はメバルなどの比較的小さめの根魚向きですが、低活性時の中・大型根魚が釣れることもあります。
ロックフィッシュワームおすすめ①
キジハタグラブ(ECOGEAR)
キジハタグラブはエコギア社製で、「グラブ系」と「ホッグ系」の特徴を併せ持つとても万能なワームです。大きなテールが強い波動を生み、太めのボディはバランスや遠投性にも優れています。スイミングやボトムパンプなど、どさまざまな見せ方をすることができます。初心者の方の最初のワームにもおすすめです。