ゆらゆらと揺れながら眠れるハンモック泊が大ブーム|2019年おすすめのハンモック5選

最近話題のハンモック泊。軽くて設置も簡単、椅子にもなればベッドにもなる、などソロキャンパーにも絶好のアイテムだと言われています。その魅力を、メリットとデメリットも合わせて検証してみます。あわせておすすめのハンモックをご紹介しますのでぜひ参考にしてください。

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家族で釣りや登山を楽しんでいます。 今年の目標は4歳の息子との富士登頂です! アウトドアのアイテムを調べるのは毎日の楽しみ。 よろしくお願いいたします。
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ハンモック泊ってどうなの?

ハンモック泊のイメージ

皆さんの持つイメージで多いのは、室内や庭に設置したハンモックでくつろいでいる風景かとおもいます。西洋でも、以前はどこかに設置してあるもので、丈夫だけれども重量があり、キャンプに持ち歩くというものではありませんでした。それが、1990年代終盤になって、変わってきました。

実際のハンモック泊

1990年代、アメリカやヨーロッパでキャンプ用のハンモックが多く販売され始めました。それまでのハンモックと異なる点は、設置が簡単にできることと、総重量が軽いというもの。軽くて丈夫な材料を使ったハンモックがどんどんと開発され、テントよりも持ち歩きやすいものになってきたのです。今では、ソロキャンプはハンモック泊に限る、と、日本でも徐々に愛好家が増えています。

ハンモック泊のメリット

テントに比べて軽い

ハンモック泊に必要なものはハンモック本体、木とつなぐベルトとカラビナ、タープや荷物のためのシートのみとなります。冬場は防寒マットや分厚い寝袋も必要となりますが、それはテント泊でも同じことですね。

設置が楽

木にベルトを巻いて、ハンモックのカラビナに引っ掛けるだけ。キャンプポイントに到着したら、早く遊んだりゴロゴロしたりしたいものです。慣れれば数分で横になれるスペースが確保できるのがありがたいです。設置方法については、後ほど詳しくご説明します。

地面の状態に左右されない

宙に浮いているので当たり前なのですが、たとえ地面が濡れていたり雪が積もっていたり、または石がごろごろしていても、問題なくくつろぐことができます。テントだと必要になる断熱マットやシートが不要になるため、軽装でのキャンプが可能となります。

上下に風が通るので涼しい

夏場は重視したいポイント。空気が通るだけでこんなにも快適になるのかと驚きます。横になりながらでも、たとえ寝ている間でも、肌に季節を感じられるのがいいですね。夏の朝、風に包まれて目が覚める瞬間が気持ちいいです。

ハンモック泊のデメリットと対策

強い風が吹くと揺れる

風に吹かれてゆらゆらできる、と言うのが、ハンモックの気持ちいい所なのですが、風が強いとその優雅性がアダとなります。時にはゆられすぎて気持ち悪くなることも。天候と相談し、荒れそうな場合はテントに切り替えたほうがいいでしょう。

夜中は冷える

真夏だと心配はありませんが、秋~春にかけて、夜中はぐっと冷え込みます。寝る時の気温を基準に考えていると、一番眠りたい時間帯に寒くて目が覚める事も。すぐに羽織れるブランケットをそばにおいておくことをお勧めします。

適した木立がないと設置できない

日本のキャンプ場は、テントを張ることをメインとして作られているため、木が伐採された区画が並んでいる、という場所が多いです。こういうところではハンモックを張ることができません。もし、キャンプ場を利用してハンモック泊をする場合は、事前に、ハンモックを張れるような木立があるか、木を利用しても大丈夫かをキャンプ場に確認してみましょう。

木を傷める

最近のハンモック用ベルトは、木を傷めないように工夫されているのですが、やはり人間の体重が気にかかるため、弱い木なら傷むことがあります。たとえ自分は「これなら大丈夫」だと思っていても、キャンプ場の管理人や周りの人から心配されることもあります。事前にハンモックをかけてもいい木かどうか、しっかり考えて対策しましょう。

ハンモックの設置方法

適した木を選ぶ

丈夫そうな木を二本選びます。両手でつかんでみて、指が重ならないくらいの太さが必要。二本の木の間は5メートル~6メートルくらいあるとハンモックをつるしやすいです。男性の足で10歩前後というところでしょうか。

木にタオルを巻く

ハンモックにセットになっていませんが、ツリーウエアと言う木の保護シート、なければタオルを巻いてあげます。丈夫なタオルである必要はありません。薄いフェイスタオルで十分です。これで、木を傷めることを心配せずにハンモックを楽しむことが出来ます。目の高さくらいに設置すると、ハンモックの真ん中がちょうど腰くらいに来ます。

ベルトをタオルの上に巻く

タオルの上から、ハンモックのベルト(もしくはロープ)をずれないように巻いてください。ずれてしまうようなら、ベルトにタオルを巻いてから木に巻き付けるといいでしょう。慣れてしまえば簡単に負け、長さの調節もすぐに出来るようになります。

ベルトにハンモックをつなげる

ロープだと丈夫なロープワークが必要になります。カラビナや、引っ掛ける式ボタン(ダッフルコートのボタンのようなタイプ)でベルトとハンモックを繋げられるタイプだと簡単です。ベルトにはひっかける場所がたくさんついているので、ハンモックをぶら下げる長さを調整したり、ハンモックに使わない場所は小物をひっかける事も出来ます。

ハンモック泊に必要な準備

ハンモック

これがないと始まりませんね。軽くて広いタイプ、自立してくれるタイプ、ハンモックと寝袋が一つになっていてミノムシ気分を味わえるタイプなどいろいろあります。ハンモック用のベルトがセットになっている物、なっていない物があるので、購入する前に確認しましょう。セットになっていなければ別で購入する必要があります。

タープ

ハンモックの上に、屋根状にかける布です。雪や雨、虫が落ちてきてもしのげますし、人の目を気にせずごろごろすることができます。夏場は蚊帳タイプで涼しく過ごすのもいいですね。夜にライトを使いたいときに周りの人に迷惑をかけることもないので、使うことをお勧めします。

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