カワハギにそっくり?毒を持つキタマクラには要注意!

まずは口の形を見てください。口の細り加減(とがり具合)がキタマクラのほうがやや弱く、丸みを帯びています。カワハギは体から口先にかけてが鋭い印象です。そして体の斑点を見てみましょう。カワハギはまだらなのに対して、キタマクラには体に平行な暗色の二本の縞模様があります。暗色縦帯といわれる模様です。

【キタマクラ】全体的に丸みを帯びている

またオスに限りますが、体色に青色がみられるのはキタマクラの証といえます。カワハギにはない特性です。そして、背びれを見てみるとキタマクラは上の背びれ、下の背びれがそれぞれカワハギよりもかなり小さく、さらに形も丸みを帯びています。カワハギには立派な鋭い背びれがついています。

キタマクラの肉は食べられる?免許は必要?

身は刺身にして美味。しかし免許が必要。

地方によっては食べる習慣のあるところもあるキタマクラ。筋肉と卵巣は無毒で、身は透明感があり刺身にするとおいしいそう。ただし小型のフグで頭ばかり大きく身は少ないです。なのであえて食べることはあまりおすすめしません。

一般的には食用フグでない。

また腸と肝は弱毒、皮膚は強毒とされているため、一般的には食用フグとはみなされていません。キタマクラはフグの一種。テトロドトキシンという強力な神経毒をもち、誤食すると中毒症状を引き起こすことがあるので調理をし、提供するにはフグ調理師免許が必要です。

餌取りの常連、キタマクラ!餌取り対策はどうすればいい?

目立つ餌に敏感な餌取りであるキタマクラ

目立つ餌に敏感なキタマクラは餌取りの中でも厄介な存在。さらに歯が強力で釣り糸を噛み切ってしまったり、餌だけをきれいに食べてしまうキタマクラ。ここではキタマクラ、フグ、バリ等にも使える、エサ取りへの対策方法についてご紹介します。

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