タマン(ハマフエフキ)ってどんな魚?
タマンは沖縄の高級魚
タマンは正式にはハマフエフキというお魚です。タマンというのはいわゆる沖縄の地方名なのですが、現在はむしろそちらの方が知られているかもしれません。特徴は、サイズは約1m程度。形は左右に平で口先が尖っています。若魚の時は白点があるが、成魚になるにつれて無紋になります。
大きな硬い鱗を持ち、硬い顔周辺にコバルト色の細い筋があります。全国的な知名度はそれほど高くなく、知っていればかなりの物知りです。また、食用としても、とても美味しい魚で、沖縄などでは高級魚として珍重されています。
タマンはどこに分布しているの?
日本からインドまで幅広く生息
タマンはフエフキダイの一種です。フエフキダイの仲間は熱帯や亜熱帯域では重要な食用魚になっています。フエフキダイは他の魚に比べ上質な白身でクセがなく、万人向けとなっており人気の魚です。
沖縄では三大高級魚というものもありタマンはその中の一匹になります。タマンの生息域(分布)は、日本では千葉県以南の、伊豆諸島、小笠原諸島、新潟県以南の日本海各地、九州北西、南岸、そして沖縄地方です。海外だと台湾近海やインド~西太平洋の熱帯や亜熱帯域に分布しています。
沖縄でタマンを釣ろう!①釣り場のポイント
漁港周辺や岩礁帯などで釣れる
肉食魚であるタマンのエサとなるのは、貝類や甲殻類といった底生動物や、小型魚類です。そのため、タマン釣りのポイントは漁港周辺や干潮時に水深が無くなるような岩礁帯など、タマンの餌となる生物が多くいる所です。また、タマンは光を嫌う魚であるため、夜釣りをする際は光に十分に気を遣って釣りを行う必要があります。
沖縄でタマンを釣ろう!②釣りの時期
夏頃がベストシーズン
タマンの産卵期は2月~11月になります。その時期になると産卵するため浅瀬に来ます。その特性から、産卵に備えるためたくさんの餌を食べる8月頃と、産卵を終え体力回復のために餌を食べる5~7月がベストな時期になります。タマンはベストシーズン以外にも、年中釣れる魚となっているので大物を釣りたい時にはチャレンジしてみましょう。
沖縄でタマンを釣ろう!③餌釣り
天秤を使った投げ釣りで釣る
タマンの餌はタコやイカ、サンマの切り身やボラとなります。タマンの餌釣りは、天秤を使った投げ釣りがポピュラーです。しかし、三又サルカンを使うもの、天秤を使うものと様々あるので自分好みのやり方にしましょう。
オモリは30号程度を使い、ナス型か小田原オモリがおすすめです。針は16号程度のものがおすすめです。仕掛けの糸は、フロロカーボンの太さ12号程、長さは1.5m~3mあればOKです。
沖縄でタマンを釣ろう!④ルアー釣り
様々なルアーで釣ることができる
タマンはルアーでも釣れます。シンキングミノーやメタルバイブ、トップウォータープラグと様々な種類で釣れます。ロッドとリールはショアギング用がおすすめです。ラインはPEライン2号~3号。リーダーはフロロカーボンの40lb~60lb程を使用。トップウォータープラグを使う場合は、リーダーはナイロンの50lb~70lbを使用します。
タマン釣りの竿とリールは
タマン釣りで使う仕掛けとタックルはどんなのがいいの?
タマン釣りに必要な長さは8フィート~10フィート程度必要です。硬さはミディアムヘビー以上で力負けせずに釣り上げることができます。また、リールは5000~6500番がベストになります。
タマン釣りのコツとは!?
釣れる時間帯に釣り、情報収集を徹底する
タマン釣りをするときのコツは大きく分けて3つのポイントがあります。1つ目のポイントはタマン釣りに適したタックルを準備しておく事です。タマンは力強く引いてくる魚なので、しっかりと大型魚を狙えるタックルで望みましょう。
2つ目のポイントは釣り場の潮回りと時間帯です。タマンは餌となるカニやタコなどを求めて浅瀬にやってくるので大潮や満潮時が狙い目になります。タマンは夜に良く釣れる事から暗い時間帯がおすすめです。3つ目のポイントは釣り場の情報収集です。どのような地帯なのか、潮回りはどうなのか調べておきましょう。
タマンの代表的な餌を紹介!
タコやボラが釣れる
タマンは肉食魚です。そのためタコやイカ、小型魚を餌にして釣り上げるのがポピュラーとなっています。その中でも、良く餌に使われる代表的な餌を3つ紹介します。1つ目はシガヤー。ウデナガクレダコと呼ばれている小さいタコです。釣具店でも売っていますが、干潮時になると採取も可能なのでコストもかからずおすすめです。