イシガレイの釣り方や料理を紹介!美味しいイシガレイの選び方は?

イシガレイはほぼ日本全国の沿岸に広く分布し、一般の食卓にも煮付けなどでよく並ぶ馴染みの深い魚です。また、投げ釣りのターゲットとしても最適です。このまとめではイシガレイの生態、特徴について詳しく紹介しつつ、釣り方や美味しく食べる方法などを紹介します。

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アウトドア関連、特にキャンプグッズに興味がある男です。現在4歳の息子がもう少し大きくなったら一緒にキャンプに行くのが当面の目標です。

イシガレイの生態・特徴は?

イシガレイの生態

まずは、イシガレイの生態について説明します。産卵期は12月下旬から7月にかけて、北に行くほど産卵時期は遅くなる傾向にあります。孵化後80日ほどで底生生活に入り、オスは2歳ほどメスは3歳ほど成熟します。食性は肉食、小型の甲殻類やイカナゴなどの小魚、ゴカイなどの多毛類の他二枚貝を好んで捕食します。寿命は10年程とされます。

イシガレイの特徴

続いてイシガレイの特徴ですが、体調は30cm前後のものが多く、大きいものだと60cmを超える個体もいます。体表には白い斑点が見られ、鱗はありませんが、背と腹、中央に沿って名前の由来ともなった石の様な硬い部分があるのが特徴です。また、地面の色と同化する高度な擬態能力を持ちます。動くものに敏感に反応する習性も持っています。

イシガレイの生息地・分布は?

イシガレイの生息地

イシガレイは主に、水深30メートルから70メートルまでの沿岸の岩礁帯の砂泥部に生息していますが、しばしば内湾や河口域などの汽水、淡水域にも侵入する事が知られています。特に稚魚の間はほぼ真水の淡水域でも目撃例があるようです。

イシガレイの分布

イシガレイは日本列島周辺の海域では、北海道から九州北部、瀬戸内海まで、九州南部から沖縄沿岸を除いたほぼ日本国全域の沿岸に広く分布し、日本以外の海域では千島列島や樺太など、中国、台湾、朝鮮半島の沿岸部にも分布しています。

イシガレイの旬・時間帯は?

イシガレイの旬の時期

イシガレイの旬は7月から11月、もう少し詳しくいうと産後しばらく経過して栄養を蓄えた夏から産卵期直前の秋となります。最も美味しいとされる刺身で食べるののならこの夏から秋にかけてのものとなりますが、この時期は底引き網漁では獲れず刺し網漁によるので漁獲量が少なく活魚はかなりの高級魚として扱われています。

一方で、秋の終わりから冬にかけては底引き網漁で大量に取れる時期となっており、この時期に大量に水揚げされ野締めにされたものは極端に値段が安くなっています。この時期の子持ち魚として大量に出回ったものは煮付けとして広く親しまれており、ある意味でこの時期も旬と言えます。

イシガレイ釣りの時期・時間帯について

イシガレイが釣れる時期については、産卵のために沿岸に近づいてくる12月から1月にかけてと産卵後の3月から4月にかけてとなります。産卵期である1月から2月は餌を食べないため釣れません。特に水温が上昇してくる産卵後の3月から4月にかけてはよく釣れます。狙い目の時間帯は基本通り「朝マズメ」「夕マズメ」がおすすめです。

イシガレイの釣り方・仕掛けについての基本

イシガレイの釣り方:投げ釣り

イシガレイ釣りの基本は防波堤での投げ釣りとなります。イシガレイは泳ぐのと海底に止まるのを繰り返して餌を追うため、キャスティング後に三脚に竿を固定し、置き竿で当たりが来るの待つ方法が一般的です。カレイは「かけ上がり」と呼ばれる海底の斜面の部分に潜んでいるため、そのポイントを探し置き竿するのが良いでしょう。

かけ上がりを探る方法は、キャスティング後にオモリが着底したら、竿を立ててから糸のたるみを取り、竿は引かずリールだけでゆっくりと道糸を巻き上げ、オモリを海底にはわせる様にします。竿先が少し重くなる感触が伝わってきたポイントがかけ上がりになっています。仕掛けの長さを計算に入れて、餌がそのポイントに来る様にするのがコツです。

イシガレイ投げ釣りの仕掛け

仕掛けが長くなる投げ釣り全般に言える事ですが、キャスティングするときに道糸と仕掛けが絡むのを防止するために必ず天秤仕掛けにします。また、糸切れを防ぐために力糸も必ず使用します。ハリスに装飾を施すのも効果的です。投げ釣りは広いポイントを探る必要があるので、遠投用、近投用など数パターンの仕掛けを用意しておくと良いでしょう。

イシガレイの釣り方:応用編

カレイ釣り全般においてですが、複数本の竿を出していくつかのポイントに投げ分け、ポイントや当たりエサを探っていく事が重要になります。細かくポイントを微調整する為にも距離別に複数パターンの仕掛けの竿を複数本用意しておくのが良いです。また、カレイは潮に敏感な魚であり、潮の変わり目などの時間帯に食いつきが良くなる事が多いです。

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