メルルーサとはどんな魚?その特徴を知ろう!
それでは早速、この魚がどんな魚なのかご紹介していきましょう。この魚は全長が1メートル近くになる個体もいるかなり大きめの魚で、見た目の形としては細くて長い形状をしています。通常の魚には背中のヒレが1つだけですが、メルルーサにはその背びれが2つあるのも他の魚と違う点です。
メルルーサの生息域と分布
生息域は南アメリカやアフリカ、ニュージーランド沿岸など太平洋の南辺りとなっていて、水深200メートルから400メートル付近にいる深海魚となります。深海魚ということで口には鋭利な歯がそろっており、食性も肉食性で他の魚を主食として生活しています。表面の色は灰色がほとんどです。
スズキという魚が同じくらいの魚で色なども似ているため間違われることが多いですが、大きさ的にはスズキよりも大きいので見分け方の1つになります。また日本国内ではメルルーサという名前は聞きませんが、欧米諸国ではとてもメジャーな魚でよく食べられているのです。
メルルーサの学名
このメルルーサというのは、メルルーサ科目という科目に所属している13種の魚を合わせた名前となっています。なのでこの名前は、科目に属している魚の中のどれか1匹を指すものではありません。属しているどの魚も当てはまります。ちなみに日本での和名はヒタチダラという名前です。
どのメルルーサを選べば美味しく食べられる?気になる味の方は
メルルーサの品種と選び方を知ろう
メルルーサを選ぶ際の選び方は、見て少し触った感じ押し返すような弾力を持っていて透明な見た目をしているものが良い状態のものとなります。これとは逆に、パッと見ても色合いが良くなくて魚の汁が出たりしているものの場合は状態が悪いものですので、避けることをおすすめします。
気になるお味はいかが
続いて、おそらく最も気になるであろうメルルーサの味についてです。まずこの魚は身が白身になっている魚で、味としては淡白な感じです。他の魚と比較してみるとタラと似通った味で、その身は繊維がタラよりも繊細です。和食洋食中華料理とどんな料理系統の味付けでも合わせることができる魚です。
白身魚というとフライやムニエルといった料理が代表的で有名、定番ともいえるレシピとなっていますが、この魚はそれらの料理にももちろん合う他、鍋料理や炒め物といった料理であっても美味しく仕上げることができます。加えて入っている骨も少ないため、誰でも安心して食べることができます。
誰でもメルルーサを食べている?栄養と効能などもご紹介
白身魚のフライの正体
さて、このメルルーサという魚、名前こそ初耳という方もいらっしゃるかもしれませんが、名前を知らないだけで実は日本人のだれもが口にしたことがあるであろう魚なのです。例えば、スーパー、コンビニやほっともっとなどのお弁当のチェーン店などには、様々な場所で白身魚を使ったフライが入っているものがあるでしょう。
その入っている魚の揚げ物が、メルルーサであるということです。このように世の中に広く出回っているため、魚のアレルギーで魚自体食べたことのないというような余程の理由が無い限り、何度か口にしているであろう魚といえるのです。加えて小中学校の給食で出てくる魚のフライや外食店等でも使われているなど、幅広く使われているのです。
メルルーサに含まれている栄養価
メルルーサにはEPAやDHA、カルシウムなどのほか、タウリンなども含まれています。EPAやDHAは脂肪やコレステロールの値を下げてくれる働きがありますし、ダイエット、生活習慣病の対策としても効果的です。他にもアレルギーがある場合はその症状を和らげたり、ストレスの解消などにも効果を発揮します。
その他、がんを予防するという効果もあります。これは、含まれている成分が体の中の血液の流れを良くしてくれるため高血圧を未然に防ぐことができるからであり、死亡原因で最も高いがんを予防できるというのは非常に魅力的な効能であると思われます。
マクドナルドでも使われていた!
お弁当の白身魚のフライのほかにも、メルルーサが使われている有名なものがあります。それが、ファストフード店として世界的に有名なマクドナルドのフィレオフィッシュです。マクドナルドが好きで週に何度も訪れているという方でも、フィレオフィッシュに白身魚が使われていると知っている方はそう多くなかったでしょう。
名前にある通り魚が使われているこのメニューでは、メインの食材となる魚のフライにメルルーサが使われているのです。マクドナルドでは出来立てがすぐに食べられ、ハンバーガーにピッタリのフライを食べることができるのです。