初心者から上級者まで楽しめる防波堤釣り! 

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サヨリ釣りだけに1点集中

かご付き転倒ウキを使うとアタリがすぐにわかるので、サヨリがたくさん釣れます。サヨリの回遊ルートを見つけたら、ウキの下部の網目にコマセを詰めて投入します。上級者になると自作のウキを持参する方も多いです。

サヨリを釣るほかの方法に「サビキ釣り」があります。「サビキ釣り」とは疑似餌針がいくつも付いた仕掛けと、アミエビなどの撒き餌をいれたかごを連結させたもので、魚を釣る方法です。活きた餌を針に付けるのが苦手な人にはおすすめの方法です。またサヨリ釣り専用のセットの販売されていますので、初心者にはそれが便利です。

サヨリ釣りは潮の干満が重要

サヨリが釣れる時間帯は、朝から夕方までの日中の時間帯です。ただし潮が止まっている時には、サヨリを釣ることができません。潮の満ち引きの時間帯を狙っていくのが、サヨリを釣るコツです。

回遊魚ですので、いつも同じ場所にいるとは限りません。知識が豊富な上級者になるとご自分でHPを見ながら調べること方もいらっしゃいますが、初心者の方は地元の釣具屋などに問い合わせをして、情報収集をすることをおすすめします。

防波堤釣りで釣れる魚④:アイナメ

臆病で餌を口にしたら、巣穴にダッシュ

アイナメはヒレの棘条(とげ)が発達せず、背ビレがつながっていることが特徴です。本種は一般に淡褐色から茶褐色をしていますが、同一種でも成長段階や棲息場所、産卵期などによって体色が大きく変化します。また日本に棲息するアイナメは5本の側線をもっているのが特徴です。日本各地に生息していますが、 中でも北海道は有数の生息地です。 また比較的日本海側や暖かい地域に多く生息しています。

一般的に3月から6月によく釣れます。臆病な魚で、一度餌に食いついても吐き出すことがあります。また餌に食らいついたと同時に根の際や巣穴に急行する習性がありますので、すかさず引き上げることがコツです。

アイナメ釣りにはブラクリ仕掛け

アイナメは上から落ちてくる餌に興味を示す習性があります。その習性を利用して、ゆらゆらと餌を落として誘う「ブラクリ釣り」という方法が編み出されました。おもりの下に針をセットしているのがブラクリ仕掛けです。アイナメを仕留める一番のコツは、道糸をぴんと張らないことです。

アイナメ用のタックルは準備に手間がかかりますので、初心者は市販の堤防根魚仕掛けを購入することをおすすめします。それからブラクリ仕掛けは根魚を釣る際に起こる根掛かり(岩などに針が引っかかって取れなくなること)が多いため、予備のセットをたくさん準備するのをおすすめします。

日中のアイナメ釣りは穴釣りで

アイナメが活発に泳ぎのは時間帯は主に朝で、捕食するために岩の外側に出てきて獲物を狙っています。そのような朝の時間帯は、投げ釣りやルアー釣りで広く探って、たくさんのアイナメを釣ることが期待できます。

日中の時間帯では、上記で紹介したブラクリ仕掛けでの穴釣りなど、 岩陰に潜んでいるアイナメの目の前に餌を落とし込む釣り方が効果があります。餌で魚を寄せて釣るのではなく、どこにいるかを探る必要があるので、一箇所にとどまらず、歩きながら場所を変えてアタリを探すのがコツです。

防波堤釣りで釣れる魚⑤:太刀魚

獰猛な夏の風物詩

その姿が銀色に輝く細く、「太刀」に似ていることから「太刀魚」と呼ばれています。また頭を上に垂直に泳ぐことから「立ち魚」とも呼ばれています。太刀魚は北海道以南の全国各地の沿岸に生息していますが、瀬戸内海や九州など南のほうに多く生息しています。

太刀魚が釣れる時期はもちろん場所によって異なりますが、一般的には8月から10月頃がよく釣れる時期だと言われています。そして上級者に人気の「ドラゴン」と呼ばれる大型サイズは、11月から12月の寒い時期が狙い目です。

太刀魚釣りにはテンヤ釣りとワインド釣り

太刀魚の釣り方で人気があるのが、初心者にも簡単なテンヤ釣りです。テンヤとはオモリと針が一つになっている道具で、針にエビなどの餌を付ける基本的な釣り方です。

上級者にはワインド釣りという釣り方も人気があります。この釣り方は積極的に魚の興味を引かせるために、太刀魚の目の前にワームを投げ入れて釣る方法です。

太刀魚釣りは暗い時間がメイン

太刀魚は暗くなると餌を求めて浮上する習性があるので、基本的に朝夕マヅメの時間帯や、夜釣りが中心となります。上級者に人気のあるワインド釣りは、朝夕マヅメの時間に驚異的な威力を発揮すると言われています。

暗い海の中、沖からやってきた太刀魚を足もと近くまで引きつけるために、「ケミホタル」 という発光性のルアーを使う必要があります。これはホタルイカやウミホタルのように、青色に光る発光生物を似せて作られたものです。

防波堤釣りのコツ

防波堤釣りと一言で言っても、釣りに行く時期・場所によって釣れる魚が違います。特に初心者は釣りたい魚の種類に合わせて、便利グッズを利用するのも一つの手段です。

また釣り場に行く前に情報の事前収集が大事だと言うことを説明しましたが、釣具屋の方のお話を聞くのは、いろいろな面で参考になるはずです。

まとめ

上記でご紹介したように安全で手軽な防波堤釣りですが、いろいろな種類の魚が釣ることができます。初心者の方はお試しにレンタル道具で始めることもできます。もちろん経験豊富な上級者の方まで、とにかく自分のペースで楽しむことができます。防波堤釣りは誰でも楽しめる釣りです。