アブラコはどんな魚?
アブラコの生態
アブラコは体長30~40センチメートルほどで、岩礁帯やテトラポット、防波堤などの陰で、小魚や甲殻類、多毛類などを捕食していてカサゴ目に分類される魚です。まれに60センチメートルほどになることもあります。南西諸島と太平洋側の一部以外の日本各地の沿岸に生息していて昼行性なため、昼の磯釣りで釣ることができます。
アブラコの別名
アブラコは別名アイナメやアブラメ、アブラウオという呼ばれ方をします。うろこが小さくて、油を塗ったように表面が滑らかなことや、白身魚の割には脂がのっていることからアブラメやアブラコ、アブラウオと呼ばれています。
見た目が似ているためクジメもアブラコの別名と思われがちですが、クジメはアブラコほど大きくならないことがほとんどで、尾びれが扇状に丸くなっている別の魚です。
アブラコの旬
食べるときの旬は夏から冬にかけて
夏から冬が旬のアブラコは、脂がのっていてとてもおいしいです。ただし夏の暑い時期は臭みが出やすいので、持ち運びや処理に気を配るといいですね。脂がのったアブラコは何にしてもとてもおいしいですが、特に新鮮なアブラコのお刺身は絶品ですよ。
釣りにおけるアブラコの旬
アブラコが最も活発になるのは8~15度ほどの低水温の時期です。水温が下がる11月頃から産卵のため接岸します。この時期は産卵を控えている魚たちが多く浅場にいるので釣りやすいです。しかし産卵期に釣りすぎるのは将来的にあまり良くないので、産卵が終わり良いコンディションになった初春からが暑くなる前がおすすめです。
アブラコ料理のレシピ①アブラコの煮つけ
アブラコ料理といえば煮つけ
白身魚は煮つけにすると本当においしいですよね。定番ですがご飯何杯でも食べられちゃいます。アブラコも煮つけにするとジューシーで甘みもありとてもおいしいです。簡単なので、ぜひ1度アブラコの煮つけ作ってみてくださいね!
アブラコの煮つけの作り方
材料
- アブラコ 2.3切れ
- 酒 30ml
- みりん 30ml
- 醤油 30ml
- 砂糖 小さじ2
- 生姜 1かけ分又はチューブ1cm
- お水 100ml
- 和風だし小さじ半分
作り方
お鍋にアブラコ以外の水や調味料をすべて入れ火にかけます。ぐつぐつして来たら火を弱めてアブラコを入れます。蓋はせず7.8分中火で煮たら完成。ポイントは、調理中蓋をしないことです。蓋をしてしまうと臭みが魚に戻ってしまうので、蓋をしないほうが臭みなく美味しく食べられます。