ランタンの種類・特徴
キャンプ用ランタンは、ガソリンランタン、ガスランタン、灯油ランタン、LEDランタンの4種類に分類されます。ここではそれぞれのメリットとデメリットをあげながら、4種類のランタンの特徴をご紹介します。
憧れのガソリンランタン
ランタンの中で最も古いスタイルのランタンです。ホワイトガソリンを燃料としマントルという布を燃やすことで発光します。着火作業が難しそうなので手を出せないという人も多いですが、初心者なら誰でも憧れてしまうランタンです。
メリット
- 光量が大きいので広範囲を照らせる
- 冬季や寒冷地でも着火しすい、火力が安定している
- 連続燃焼時間約10時間
- 燃料(ホワイトガソリン)が安い
- 耐久性があり長持ち
デメリット
- テント内では使用できない
- から焼きやポンピングの手間がかかる
- メンテナンスが必要
バランス型のガスランタン
ガスを燃料としマントルという布を燃やすことで発光します。光量が大きい、着火作業に手間がかからない、価格が安いという点からバランスの良いランタンだといわれています。他のキャンプ用品と燃料が同じというのも魅力です。
メリット
- 光量が大きいので広範囲を照らせる
- ガスボンベを入れてつまみをひねれば着火する
- 他のキャンプ用品(ガスやバーナー等)と燃料(ガス)を兼用できる
- メンテナンスが楽
デメリット
- テント内では使用できない
- ガスの燃料が減ると光量が減る
- 冬季や寒冷地ではガス管が冷やされて光量が減る
- 連続燃焼時間は約5時間なので予備燃料が必要
- コストパフォーマンスが悪い
コスパの良さなら灯油ランタン
灯油を燃料として発光します。燃料が安く発光時間も長いため、コストパフォーマンスが良いのが特徴です。燃料が灯油なので、灯油ストーブのような暖房効果も発揮します。また、暖かみのある灯りでヒーリング効果も得られます。
メリット
- 冬季や寒冷地でも着火しすい、火力が安定している
- ヒーリング効果のある灯り
- 連続燃焼時間は約7時間
- 燃料(灯油)が安い
- 暖房の効果がある
デメリット
- テント内では使用できない
- から焼きやポンピングの手間がかかる
- メンテナンスが必要
簡単安全なLEDランタン
現在最も主要なランタンです。乾電池、電源、太陽光等を燃料として発光します。燃料系(ガソリンランタン、ガスランタン、灯油ランタン)はテント内での使用はできませんが、LEDランタンは発光源が電気なのでテント内でも安全に使用できます。
メリット
- テント内で使用できる
- 点灯時間約15時間
- 様々な機能付きのものがある
- 燃料がなくなってもコンビニ等で手に入る
- 災害時や緊急時に役立つ
- コストパフォーマンスが良い
- 火を使わないので安全
- メンテナンスの必要がない
デメリット
- 光量が小さい
- 雰囲気がない
キャンプのランタンの3つの使い方&選び方
テント用ランタンは、テントサイトを照らすメインランタン、テーブルを照らすテーブルランタン、テント内を照らすテントランタンとして使用されます。
テントサイトを明るく照らす「メインランタン」
テント全体を照らせるように、光量の大きいガソリンランタン、ガスランタンや灯油ランタンを選びましょう。光量の大きいランタンに虫は集まるので、テント内に虫が入るのを防げます。
置いて使う「テーブルランタン」
テーブルに置き、料理時や食事の際に使います。手元が照らせれば良いので、コンパクトで光量の少ないガスランタンやLEDランタンを選びましょう。
テントの中を快適にする「テントランタン」
テント内を照らすものなので安全なLEDランタンを選びましょう。ガソリン、ガス、灯油等の燃料系のランタンは絶対に使用しないでください。火事や一酸化炭素中毒の危険性があります。
キャンプのランタンおすすめ30選
ここまで4種類のランタンと3つの使い方についてご紹介しました。ランタンについて、なんとなくお分かり頂けたのではないでしょうか。でもいざ購入するとなると、どれを購入するか悩むと思います。ここでは、3つの使い方別にそれぞれのおすすめをご紹介しますので、是非ご参考にしてみてください。
キャンプのメインランタンにおすすめ10選
メインランタンにはガソリンランタン、ガスランタン、灯油ランタン等の燃焼系がおすすめですが、LEDランタンにも大光量でメインランタンにぴったりなものがあります。ここではメインランタンにおすすめ10選をご紹介しますので、自分に合ったメインランタンを探してみて下さい。
コールマン ワンマントルランタン
ランタンといえばコールマンといわれる程有名なブランドの人気商品です。こちらの商品は2010年度にロングライフデザイン賞も受賞しています。コールマンという安心感とワンマントルの程よい明るさが人気の理由です。初めてガソリンランタンを買う方も、こちらを買えば間違いないでしょう。
- サイズ:約16x31cm
- 重量:約1.4kg
- 明るさ:約200CP/130W
- 燃焼時間:7.5~15時間
- ランタンの種類:ガソリンランタン
コールマン ランタン パワーハウスツーマントルランタン
こちらもコールマンの人気商品です。ツーマントルのランタンは、炎が2つで味がありとても魅力的です。300キャンドルパワーの大光量を持ち、最大燃焼時間も14時間と長持ちなので、テントサイトを照らすメインランタンにはぴったりです。10年間愛用者しているキャンパーもいる程壊れにくく長持ちします。
- サイズ:約18×35cm
- 重量:約1.8kg
- 明るさ:約300CP/190W
- 燃焼時間:約7~14時
- ランタンの種類:ガソリンランタン
コールマン ノーススターチューブマントルランタン
こちらはコールマンの中でも比較的新しいガソリンランタンです。ガソリンランタン初の電池式自動着火装置付なので、着火作業が苦手な方や初心者の方にもおすすめです。チューブマントルなので表面積が広く、360キャンドルパワーと大光量なのでメインランタンには最適です。
- サイズ: 約17×34.3cm
- 重量:約1.8kg
- 明るさ: 約360CP/230W
- 燃焼時間: 約7~14時間
- ランタンの種類:ガソリンランタン
コールマン 2500ノーススターLPガスランタン
こちらはコールマンのガスランタンです。ガソリンランタンシリーズと並び、こちらもかなりの人気商品です。320キャンドルパワーのと光量なので、とにかく明るいとユーザーから評価されています。また近くに寄れば暖かく暖房変わりとしても使用できます。コールマンの雰囲気のある大光量ランタンを購入したいけど手間は少ない方がいいという方にはぜひおすすめです。
- サイズ: 約15×26cm
- 重量:約1.3kg
- 明るさ: 約320CP/200W
- 燃焼時間::約4~8時間(470g缶使用時)
- ランタンの種類:ガスランタン
コールマン クアッドマルチパネルランタン
こちらはコールマンのLEDランタンです。最大800ルーメンと大光量なので、メインランタンとして使えるのはもちろんのこと、発光パネルが4つに分割できるので、手元を照らしたり、ナイトライトとしても使えます。クアッドマルチパネルランタン1つで、ランタン3つ役割を全て果たしてくれます。
- サイズ: 約15×24cm
- 重量:約1.2kg
- 明るさ:最大800lm
- 連続点灯時間:最長400時間
- ランタンの種類:LEDランタン
ジェントス LEDランタン エクスプローラー EX-1000C
こちらはジェントスのLEDランタンです。ジェントスは国内のLEDライトメーカーとして有名で、多くのキャンパーに支持されています。最大光量1000ルーメンと超大光量な上、白色、昼白色、暖色に光色を変えることができるため、色んなシーンで活躍します。
- サイズ: 約13×25cm
- 重量:約1.3kg
- 明るさ:最大1000lm
- 連続点灯時間:最長400時間
- ランタンの種類:LEDランタン
ジェントス LEDランタン エクスプローラー SOL-016B
こちらもジェントスのLEDランタンです。最大600ルーメンの光量を持っているため、メインランタンとしての機能は十分果たせますし、光を調節すればテーブルランタン、テントランタンとしても使えます。同じジェントスでもハイモードにすると白色光になってしまうものもありますが、こちらはハイモードでも暖色の灯りが楽しめると評判です。
- サイズ: 約12×24cm
- 重量:約1.7kg
- 明るさ: 最大600lm
- 連続点灯時間:最長600時間
- ランタンの種類:LEDランタン
ペトロマックス HK500
こちらは世界で初めて灯油ランタンを開発したペトロマックスの灯油ランタンです。最大500キャンドルパワーと圧倒的な大光量を放ち、尚且つ連続点灯時間も長いためキャンパー界で支持されています。操作には若干のコツがいるので、慣れが必要です。
- サイズ: 約17×40cm
- 重量:約12.4kg
- 明るさ: 約500CP/400W
- 燃焼時間:約8時間
- ランタンの種類:ガスランタン
ソト フォールディングランタン ST-213
こちらはソトのガスランタンです。本体ケースには耐久性のある樹脂製を使用されており、下部の広がった形状になっているため安定感があり安全性が高いと好評です。ガソリンランタン程の明るさはないですが、手間が少なくこれ程の明るさと雰囲気が味わえれば十分だと使用するユーザーが多いです。
- サイズ: 約14×40cm
- 重量:約1.25kg
- 明るさ:約 450ルクス/200W
- 燃焼時間:約4~4.5時間
- ランタンの種類:ガスランタン
ユニフレーム フォールディングガスランタン UL-X
こちらはユニフレームのガスランタンです。カセットボンベを燃料とするので、低燃費と大光量のどちらも持ち合わせた優れものです。カセットボンベ式は他のキャンプ用品とカセットボンベを兼用できるのでとても重宝します。コンパクトで収納しやすいのもの魅力な一品です。
- サイズ: 約13.5×12×35.5cm
- 重量:約1.4kg
- 明るさ:約 240W
- 燃焼時間:約4時間
- ランタンの種類:ガスランタン
キャンプのテーブルランタンにおすすめ10選
次にテーブルランタンにおすすめ10選をご紹介します。テーブルランタンには、コンパクトで光量が小さいガスランタンやLEDランタンをおすすめします。その他にもキャンドルランタンやプラチナランタン等ユニークなものをご紹介しているので、ご参考にしてみてください。
コールマン ルミエールランタン
こちらはコールマンのガスランタンです。マントル要らずで着火するだけで簡単に使えます。キャンドル風の炎に癒されるというユーザーの声が多く、とても人気な商品です。
- サイズ: 約7.3×6×8.3cm
- 重量:約0.2kg
- 明るさ: 不明
- 燃焼時間:約28~38時間
- ランタンの種類:ガスランタン
コールマン ランタン CPX6トライアゴLEDランタン
こちらはコールマンのLEDランタンとなります。LEDのギラギラした光ではなく、快適な光で辺りを照らしてくれるので、テーブルランタンにはぴったりです。発光パネルが3つに分割できて、更に本体も光るので4つのライトとして使用できます。
- サイズ: 約16×27cm
- 重量:約1.4kg
- 明るさ:最大 500lm
- 燃焼時間:最大300時間
- ランタンの種類:LEDランタン