タコの種類を知ろう|マダコやイイダコもご紹介!

味自体は最初にご紹介したマダコと比べると水分を多く含んでいて、旨みはあまりないようです。ちなみに、市場ではテナガダコは生きている状態であれば価格が少しばかり高く死んだ状態になると途端に値段が安くなります。

タコの種類を知ろう:カイダコ

貝を持ったタコ

6匹目にご紹介するのは、一風変わった貝を持つカイダコというタコです。別名アオイガイとも呼ばれ、体長は雄が約2センチから5センチ程度と非常に小さく、雌は25センチから30センチとタコ全体で見れば小ぶりですが雄と雌とを比較すると20倍近い体格差があるのが特徴です。

貝を持っているのは雌だけで、雌が分泌する液で貝殻を自分で作り出すことができるようになっています。貝を持っている理由は、雌が殻を持っている中で卵を産むため、その卵を外敵から守り殻の中で子供を育てるので雌のみが殻を持っているとされています。なので、殻を持っていればそれは雌だとすぐに判別できます。

生息地域など

カイダコは大抵暖かい温帯や亜熱帯の海に生息していて、寒冷地以外の世界中の海に生息しています。日本だと西日本の日本海側で生息が確認されていて、秋から冬になると海岸にカイダコの殻が沢山打ち上げられています。味は水気が多くあまり良くないようで、スーパーに出回ったりすることは無いため味わうことは無いでしょう。

タコの種類を知ろう:メンダコ

深海のメンダコ

メンダコというタコが存在します。深海魚というとチョウチンアンコウやダイオウグソクムシのような魚たちが有名ですが、このメンダコもそんな深海魚の一種です。名前に「面」とあるように面をしたような平たい顔をしているタコで、脚は短く泳いでいるときはエイのような平べったい体になります。

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