タープって?
タープの役割
タープとは、キャンプなどのアウトドアで日差しや雨をさえぎるための大きい布のことをいいます。タープで日差し、雨から守ってくれる空間をつくり、より快適なキャンプを行うためにかなり重要なアイテムの1つです。
初心者の方はテント選びばかりに力を入れてしまいがちです。テント選びももちろん大事なのですが、テントは寝るだけなのに対して、タープは家で例えるとリビング部分と言われる通り、キャンプ中のほとんどの時間をタープの下で過ごします。そんな重要な空間であれば、テント同様しっかりとタープを選びたいものです。
タープはみんなの憩いの場
キャンプにおいてタープの有無は快適さを非常に左右します。雨風をしのぐ場所としても、日差しをよけるための日陰空間としても活用できて、大勢でキャンプする場合にはみんなから重宝されるアイテムになるでしょう。キャンプを複数人で楽しみたい予定の人にはマストなアイテムといっても過言ではありません。
選び方のポイントは「どんなタープが欲しい?」のか
どんな性能が必要か使用シーンから考える
タープ選びで考えるうえで大事なのは、サイズ感と季節によって選ぶことが重要になります。サイズに関しては、何人いるのかがサイズを選ぶポイントになっていきます。1人であれば、当然広い面積のものは必要なく、むしろ重量が足かせになってしまいます。あとはどの季節に使うのか。
寒い時期であれば、保温性の高さを重視してタープを選び、逆に暑い時期であれば遮光性などを考慮する、こういった具合でシチュエーションをイメージして選んでみてください。
チェック①:防水性
アウトドアを楽しむ際に気をつけるべきポイントのひとつとして、その日の天候に注意を払う必要があります。もちろんかなりの悪天候の日には中止したほうが良いでしょう。ですが、天候というものはころころ変わるもので、晴天から突然雨が降る場面にはしばしば遭遇します。
ある程度の雨に耐えられるタープの防水性は、快適に過ごすためには重要なチェックポイントになってくるのです。
チェック②:遮光性
夏場の日差しをシャットダウンしてくれる遮光性の高さは、タープ選びにあたって重要な項目です。タープは休憩所としての役割もあるので、日焼けを避けたい人や、強い日差しが苦手な人には遮光性が高いタープが設置されていることは、うれしい限りなのです。特に夏場は活躍してくれるでしょう。
チェック③:防虫性
アウトドアを楽しむうえで要注意の虫、当然ですが、野外なのでたくさんの虫たちが存在します。タープの中には、防虫性の高さを備えたものも存在します。特に虫が苦手な人は、防虫性に注目してタープ選びをしてみてください。
チェック④:保温性
気温が低くなってくると、保温性能の高いタープが活躍してくれます。また、タープで泊まることを考えている人には、選ぶ際にタープの保温性能は重要な項目になるでしょう。全ての機能を備えたタープというものは存在しませんので、自分の用途にあったもの、可能であれば何種類かのタープがあれば安心ですね。
タープの種類&特徴
タープの種類と特徴をここでは簡潔にご紹介いたします。タープの種類①~⑦でタープの種類のおすすめも記載させていただきます。それぞれのタープによって、使いやすいシチュエーションがありますのでタープ選びの際は、自分にはどのタープが必要になっていくのかをイメージして選択してみてください。
レクタタープ(長方形)
面積は比較的大きいぶん、収納はかさばってしまうかもしれません。アレンジしやすいのもポイントです。
設営の容易さ ★★☆ | 持ち運びの容易さ ★☆☆ |
ヘキサタープ(六角形)
面積は比較的狭いですが、非常にコンパクトに収納できるのが魅力です。アレンジしやすいのもポイントになります。
設営の容易さ ★★☆ | 持ち運びの容易さ ★★★ |
ウィングタープ(ひし形)
自立式のタイプであれば、狭いスペースにも設営が可能です。居心地はテント同様に快適ですが、コンパクトさがなく設営も手間がかかるものが多いですね。
設営の容易さ ★☆☆ | 持ち運びの容易さ ★★☆ |
スクリーンタープ(自立式)
テントとタープの真ん中に位置するようなタープです。解放感がありながらも、プライベート空間も守ることができます。しかし設営が大変で、ソロキャンプ等にはあまり向いてないでしょう。
設営の容易さ ★☆☆ | 持ち運びの容易さ ★☆☆ |
ワンタッチタープ
設営も非常に簡単にでき、狭いスペースにも設営することができます。ですが、重量が重く、コンパクトさも欠けてしまいます。
設営の容易さ ★★★ | 持ち運びの容易さ ★☆☆ |
タープの種類①:おすすめレクタタープ(長方形)
ヘキサタイプ同様、ファミリーキャンプにも向いているタープになります。形としては、長方形で日陰になる面積がほかに比べて広いのが特徴です。基本的な立て方はヘキサタイプと似ています。面積が一番大きい分、重量があるのが難点にはなります。
スノーピーク・アメニティータープ レクタ
スノーピークのレクタタープになります。タープの面積が広く、8人くらいまで対応しています。スチールポールとペグが付属した、初心者にもやさしいセットになっています。また、UVカット、テフロン撥水加工が施されており、性能も高く使いやすいモデルです。 カラーも渋くて雰囲気がよいですね。
オガワ・フィールドタープ レクタ
「オガワ」のレクタタープです。「オガワ」は日本を代表する老舗で、本格派のテントブランドになります。遮光ピグメント加工で、日差しから守ってくれます。真夏や、気温が高く日差しが強い日には頼りになるタープではないでしょうか。
タープの種類②:おすすめスクエアタープ(正方形)
スクエアタープは一番標準的な形になります。使用人数としては、4、5人くらいでキャンプを楽しむのに適しているものが多いですね。設営には多少スペースが必要になりますが、設営してしまえばかなり快適な空間をつくることができます。基本的にはレクタタイプとスクエアタープは同じようなタイプだと考えていただいて構いません。
タープの種類③:おすすめヘキサタープ(六角形)
持ち運びも簡単にでき、使いやすくファミリーキャンプにも向いています。六角形の形状で、1人でも設営が簡単にできますので、ソロキャンパーが使用する形としても向いていますね。幅広い層に使っていただけるタープです。
キャプテンスタッグ・サンシェードプレーナヘキサタープ
「キャプテンスタッグ」のヘキサタープになります。キャプテンスタッグはキャンプ系アイテムのほかにも、サイクリングやカヌー、ガーデニングアイテムなど、幅広いジャンルの商品を展開している総合アウトドアブランドです。サイズ感は5,6人ぐらいに対応できるスタンダードな大きさになります。
各隅についているループベルトと三角布で、バランスよくテンションをかけることが可能になります。また、専用のバッグが付属していますので、持ち運びもスムーズです。
コールマン・ヘキサタープ
「コールマン」のヘキサタープになります。コールマンはアメリカの老舗ブランドで、日本での知名度や人気も非常に高いですね。総合アウトドアブランドとして、商品ラインナップも幅広いです。クロスポールを広げるだけで、簡単に高さの調節ができて楽ですね。