海釣り竿のおすすめ6種!~選び方とその種類をご紹介~

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リールシートとは、竿にリール(糸巻き)を取り付けるための台座金具のことです。この部分の素材はチタン、ステンレス、鉄などありますが、最初に選ぶならステンレス製の物を選ぶといいでしょう。予算が許すのであれば、チタン製は軽くてさびにくくて良いですが、安価でも鉄製は錆びやすくもあり、あまりおすすめしません。主に、エサ釣りではプレートシートという形状のもの、ルアー釣りではより強度のあるパイプシートという形状のものを使用します。

尻栓

尻栓とは、竿の持ち手側の端についているフタで、手で取り外せます。竿を洗ったりなどの手入れをする時に開け閉めしますが、竿を使い続けていると塩水や砂が入ったりして、このフタが取れなくなることがあります。また買った時からここが固すぎて取れなかったりすると、竿の手入れや修理の時になって困ってしまいますので、購入時に必ず確認しましょう。

ガタつき、音

気になった竿を持って少し振ってみましょう。もし音がしたら何か異物が紛れ込んでいる可能性がありますので、店員さんに確認してください。さらに竿を伸ばしてみて、接続部分にガタつきがないか、左右に曲がっていないかも見てみましょう。竿をまっすぐに伸ばした時に先が下がる以外に左右どちらかに曲がっていたり、動かすたびに接続部がガタガタするようですと使えません。特に投げ釣りの場合は、重心やバランスや軽さも大事ですので、必ず手に持って動かしてみる事が大事です。

海釣り竿のおすすめ①万能竿

名前の通り、1本でさまざまな釣りを楽しめる釣り竿です。主に防波堤などの岸からの釣りによく使われる竿で、汎用性の高さが特徴です。海でも川でも使えます。海釣りなら、エサ釣りの場合は、魚がエサに喰い付くまで、置き竿で待ちますので、少し長めの竿を、ルアー釣りの場合は、ルアーを投げて誘って巻く、という動作を何度も繰り返すので、軽くて少し短めの竿が使いやすいでしょう。汎用性の高い万能竿でも、エサ釣りとルアー釣りのどちらで釣るかによっては、選ぶ竿が違ってきます。

海釣り竿のおすすめ②磯竿

堤防などからのウキ釣りによく使われる竿です。軽い仕掛けを付けて微妙なアタリを感じるために、穂先は繊細に出来ていて、重い仕掛けは付けられません。竿のサイズでいろいろな釣りに対応しますが、高めの価格帯のものが多いので、2本目以降にチョイスしてみてはいかがでしょう。糸がらみを防ぐため、竿の中を糸が通っている「中通し」というタイプの竿もあります。5.3m位のものが多く使われていますが、あまり長いと扱いが難しくなりますし、短いと仕掛けを竿に巻き込んでしまったりしますので注意が必要です。

海釣り竿のおすすめ③投げ竿

砂浜から投げる投げ釣り(サーフ)で使う竿です。一度に複数の竿を投げて、投げた後は三脚に掛けてアタリを待つ置き竿にして使用するので、竿自体の軽さはあまり重視されていません。それもあって安めの価格帯の物も多く、手に入れやすい竿です。重りを遠くまで投げられるように頑丈に作られていて、4m位のものが良く使われています。重い重りを投げられる竿ほど飛距離も出ますが、その分竿が硬くなるので、技術や体力が必要になってきます。投げ竿を選ぶ時は、自分の体力も考えて、扱える範囲の竿を選ぶようにしましょう。使用しない時は、持ち手に収納できる振り出しのタイプと、3、4本に分解して収納できる並継ぎのタイプがありますが、一般的には振り出しが便利で使いやすいでしょう。

海釣り竿のおすすめ④延べ竿

延べ竿とはリールを使用しない竿で、ガイドなども無く、先端に着いたヒモ(ヘビ口)に仕掛けを結び付けて使用します。川釣りで使うことが多い竿ですが、海釣りでももちろん使用できます。竿の上げ下ろしで水深や仕掛けをコントロールするので、浅めの水深の釣りに向いています。また掛かった魚の手応えや重さが直接竿に掛かりますから、あまり重い負荷がかかる釣りには向きません。リール(糸巻き)がないので、使える糸と仕掛けの長さは、最大でも竿の長さと同じまでになります。魚と直接コンタクトを取るような竿です。

海釣り竿のおすすめ⑤船竿

船釣りで使う竿全般を指します。魚の種類や水深によって実にさまざまな種類の竿があり、まずどんな魚を釣りたいのかを決めてから、それに合わせた竿を選びます。釣りたい魚が決まっている場合、乗船する船によっても釣れるポイントが違ってくるため、乗船する船を決めてから、その船宿にその時のおすすめの竿や仕掛けを教えてもらうのも良い方法です。船に乗ったら、忘れ物があっても取りには戻れませんので、事前の準備がとても大事です。多くの種類の竿があるからこそ、釣りたい魚を決め、それに合った特徴やスペックの船竿を適切に選ぶことが、釣果を上げるためにも大切になります。

海釣り竿のおすすめ⑥ルアーロッド

エサを使わず、ルアーというプラスチックなどでできた疑似餌(ぎじえ)で釣れる魚に使う竿です。ルアー釣りは、スズキやメバル、アジ、イカ等のさまざまな魚に対応でき、毎回エサを用意する必要がない手軽さと、ルアーの形状に凝ったりなど、人気のある釣り方で、その分竿の種類も多岐にわたります。一日中持っていても疲れないように軽いものが多いのも特徴です。狙う魚や仕掛けにもよりますが、2~3m位の竿が使いやすいでしょう。先調子や胴調子など「〇〇調子」と表記されているのは、竿を立てた時に、どの部分を頂点にして竿が曲がるかを表したものです。先調子は先の方がしなり、胴調子は根元に近い方からしなるという具合です。これも釣りたい魚によって選びましょう。

まとめ

魚の種類と釣り場所の数だけ、さまざまな海釣り竿が発売されています。全ての釣りを網羅した究極の1本というものは、残念ながら存在しません。竿の種類によって、それぞれに特徴があり長所と短所がありますから、まずは釣りたい魚と釣る場所に合わせて、最初の1本を選びましょう。自分が使いやすい重さやサイズ感というのも、使い続けるためには大事なことです。自分の体力とやりたい釣りに合った、お気に入りの海釣り竿を手に入れて、自然を感じる海釣りを楽しみましょう。