海釣りの種類
海にはいろいろな魚がいて、釣りをする場所もさまざまですから、それに合わせた釣り方があります。釣り場所は大きく分けると、防波堤や岩礁、砂浜などの陸からのアプローチと、船からのアプローチになります。まずは、さまざまな場所からの釣り方をご紹介します。
防波堤釣り
防波堤や波止めなどから釣る初心者向きの釣りで、海中には魚が隠れられる障害物が多くポイントも多いので、エサ釣りもルアー釣りも出来ます。小型のアジ、サバ、イワシ、メバルやクロダイなどが釣れます。
投げ釣り(サーフ)
陸とつながった地磯や、船で渡った沖磯などの磯場の岩礁から釣る釣り方で、メジナ、クロダイ、イシダイなどを釣ります。岩場での釣りなので、激しい波が打ち付けたり、思いもかけないアクシデントが起きたりします。中級者向けの釣り方です。
船釣り
船に乗っての釣りです。船の向かうポイントによって、マダイ、イサキ、ブリ、サバなど、さまざまな魚が釣れます。陸から離れて釣りをすることになるので、忘れ物などしないよう、事前準備が必要です。船内でのマナーも確認が必要でしょう。比較的中級者以上向けの釣り方です。
海釣り竿の種類
釣り竿は、釣りたい魚や釣り方に合わせて選ぶことが基本です。どんな魚を釣りたいか、どこで釣るかによって、手に入れるべき釣り竿も変わってきます。ここでは6種類をご紹介します。
万能竿(ばんのうさお)
防波堤からの釣りを始め、さまざまな釣り方に対応できる竿です。釣り方でいくつか選択肢があります。
磯竿(いそざお)
その名の通り、磯や岩場で使う竿です。足場が悪い場所でも軽く使いやすい竿です。
投げ竿(なげさお)
主に砂浜(サーフ)からの投げ釣りに使用する竿です。遠投用に頑丈に作られていて、比較的重いものが多いです。
延べ竿(のべさお)
リール(糸巻き)やガイド(糸通し)が無く、竿先にそのまま仕掛けを取り付けて使うシンプルな竿です。川釣りでよく使用されます。
船竿(ふねさお)
船釣りで使う竿の総称です。釣りたい魚の種類や狙う水深によって、さまざまな種類があり、目的に合わせて選びます。
ルアーロッド
ルアーという疑似餌(ぎじえ)を使用する時に使う竿です。船竿と同じく、魚の種類や狙う水深でかなり多くのスタイルの竿があり、狙う魚によって選びます。
海釣り竿の選び方
たくさんの種類がある海釣り竿ですが、自分がどんな魚をどこで釣りたいかによって、必要な釣り竿は絞られてきます。例えば船でスズキを釣りたいのに、あまり大きくない魚向きの延べ竿や、磯場で使う磯竿は選択肢には入りませんね。また、初めて釣りに行くのなら、釣り竿以外にも揃える物がいろいろありますから、竿にかけられる予算も決まってくるでしょう。さらに気に入ってるブランドがあったり、最新の物が欲しいなどのこだわりがあるのなら、さらに選択肢は狭められて、選ぶべき1本が見えてくるはずです。釣りたい魚と釣る場所が決まったら、選ぶ時のその他の注意点を、ここで紹介します。
仕掛けとのバランス
釣りたい魚によって仕掛けも変わりますが、その仕掛けを自在に操るためには、竿の操作性も重要です。仕掛けの重さによっても、それに合った竿が決まってきますので、釣りたい魚の種類や狙う水深が決まったら、仕掛けと竿のバランスにも注意して、釣り竿を選ぶといいでしょう。