ブラックバス自体は環境に強い魚なので、ろ過装置はそれほど高価なものでなくて大丈夫です!ただし、内部式のものはメンテナンスがし辛いデメリットがある為、上部式のものがろ過性能も十分で価格的にも求めやすいのでおススメです。
ブラックバス飼育に必要な道具:エアーポンプ
水中にも空気が必要ですので、水槽には必ずエアーポンプを設置してあげる必要があります。エアーポンプを選ぶ際には、動作音を特に注目して選ぶ事をおススメします。その他にも空気を排出できる量なども機種によって違いがあるので、適当に選ばずに適切なものを選びましょう!
ブラックバスを飼育しよう!エサについて
ブラックバスは食欲旺盛な魚です。ブラックバスの住み心地が良い飼育環境を作ってあげるためにも、その生態をより自然に近づけてあげる必要があります。ブラックバスの習性を十分に把握し、適切な食事を用意してあげましょう!
ブラックバスのエサは生餌
ブラックバスは他の魚類や昆虫などを捕食している獰猛な肉食性を持ち、その豪快な食欲や捕食の姿がブラックバスの魅力の一つと言えます。飼育する場合にも、極力環境を自然に近づけてあげる努力が必要です。
ただし、生餌だけで飼育しようとすると費用面などでかなりの負担がかかりますので、人口餌を上手に取り入れながらの飼育をおススメします!
ブラックバスのエサ:生餌の場合
ショップなどではエサ用として金魚や小魚、エビなどが販売されています。あまり大きく育てたくない場合は、1日~2日に1回~2回程の頻度で大丈夫です。生餌の場合は水が汚れる頻度が低いのがメリットです。
ブラックバスのエサ:人口餌の場合
人口餌の場合は1日に2回程度の頻度で、ブラックバスが2~3分で食べきれる量の餌を与えてあげます。多すぎて残してしまう場合は水質の悪化に繋がり、ブラックバスが弱って病気になる原因になるのであげすぎは絶対に注意して下さい。
食いつきが悪い時は、与えすぎで消化不良を起こしていないか?水温が高すぎないかなどを確認してみましょう。
ブラックバスを飼育しよう!寿命について
バス釣りで大きな個体を釣り上げた時、一体このブラックバスは何歳なのだろうか?と気になったことがある方も多いと思います。正確にそのブラックバスの寿命を知る術はありませんが、平均の全長からおおよその年齢を予想することができます。
ブラックバスは長生き
ブラックバスは平均して10年~15年程生きることができるとされています。また、環境によっては20年以上も生きた個体も観測されている、長く生きる事ができる魚です。一度飼育すると、長いお付き合いとなるので、飼育を考える際は本当に長く飼うことができるのかを慎重に考える必要があります。
ブラックバスは大きくもなる
卵から孵って1カ月後には3~4cm程の稚魚に成長し、そこから1年をかけておおよそ10cm程に、更に2~3年を経て20~30cmまで成長します。ブラックバスはここまでの成長速度が最も早く、そこからはゆっくりと成長し40cm~80cmにまで達します。
環境による差異が大きく影響しますが、環境の整った飼育環境下では非常に大きい個体へ育つ可能性も十分考えられます。用意する水槽も、ブラックバスの年齢に合わせてだんだんと大きいものが必要になります。
ブラックバスを飼育しよう!病気について
ブラックバスを飼育する上で非常に大変で、特に気を付けなければならないのが飼育環境のメンテナンスについてです。ブラックバスにとっての住環境は水質がとても重要です。常にブラックバスの状態をよく観察し、泳ぎ方や餌への興味や食べ方などに気を配ってあげる事が必要です。
ブラックバスも病気になる?
水質の悪化によって、細菌や寄生虫が発生する事が原因でブラックバスも病気になってしまいます。水質を適切に保つ事で予防する事が第一ですが、万が一病気にかかってしまった時は見た目に影響が出るものが多いので、普段と違うところに気が付いたら適切に薬などを使って治療してあげましょう。
ブラックバスに多い病気
尾ぐされ病
初期症状では、ヒレの先端などが白く濁ったように見えます。病気が進行すると、ヒレの根元の方まで広がり先端から裂けていき、重症になると扇を裂いたようにだんだんとボロボロになってしまいます。
初期に適切な治療を行う事で、重症化を防ぐ事ができますが、重症の場合は治療が難しくなり衰弱死に至ってしまいます。尾ぐされ病の原因は色々とありますが、水質の悪化が原因の場合も多いです。
白点病
体やヒレに白い斑点ができる病気です。初期ではぽつぽつと少し見られる程ですが、重症になると体中が白い斑点で覆われてしまいます。原因は白点虫が水槽内で繁殖し、ブラックバスに寄生してしまう事で発症します。
予防・治療するためには、水質環境を改善する事が重要です。白点病は1個の成熟虫が仔虫を多量に放出するまでのサイクルが24時間以内なので、一気に病気が進んでしまう為初期症状を見つけたら早急に処置を行う必要があります。
水カビ病
魚の体やヒレにふわふわとした綿のようなカビが寄生します。水カビ病の原因となる菌は水槽内に存在しているカビで、水温が低下している時や小さな傷から発生します。水カビは、傷口や尾ぐされ病になった患部などで2時発生を起こしてしまう事が多くあります。
長生きする魚を飼育するという責任感を持つ
ブラックバスは他の淡水魚にない豪快さを持ち、その食欲は多くの釣り人を今も魅了しています。大きく成長するので、迫力のあるアクアリウムへ成長していく楽しみもあり、その過程では知らなかったブラックバスの習性を見る事ができます。
しかし毎日の水替えや病気のケアなどを本当に10年以上続けられるのかは、飼育を行う前に本当によく考えなければいけません。ブラックバスは特定外来生物です。安易な気持ちでは許可申請が下りる事は難しいので、飼育にチャレンジする際はしっかりとしたプランを計画しましょう。