ニベってどんな魚?美味しい食べ方10選&さばき方から刺身まで一気に紹介!

釣りが好きな方ならご存知かと思いますが、ニベという魚。日常ではあまり聞きなれない魚なので釣りをするようになってから知ったという方も少なくないと思います。帰るまでが遠足ではないですが調理するまでが釣り!ということで、ニベのさばき方から美味しい食べ方までまとめました。

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2児の母です。私自身アウトドア大好きな家庭で育ち、子供もキャンプ、釣りが大好きです。家族で楽しめるアウトドア記事を書いていければと思っています。
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ニベってどんな魚?

ニベは一体どんな魚でどんな味なのでしょうか。昔はよく売られていたので見かけることはありましたが、現在は店頭でも見かけないので食卓など日常では見慣れなくなってしまっている魚です。ですが、とても美味しい魚なのでまずはニベのことを知って頂くために簡単な生態と値段、味についてご説明します。

ニベの生息域

海水魚で水深20〜100m程の泥底など砂浜や河口域に多く見られます。夜や海水が濁っている時に活発に活動し、釣り上げるとグーグーという音を出します。全長80cm程まで成長するため釣りの対象魚として人気のある魚です。世界中の温帯地域に生息しており、日本では主に下記に生息しています。

  1. 東北三陸地方
  2. 新潟県〜島根県
  3. 瀬戸内海
  4. 太平洋沿岸

ニベの旬と値段

ほぼ年中釣れる魚ですが、旬は秋から冬頃と言われています。とはいえ夏から秋という意見もありますし、好みにより年中おいしく食される魚です。魚屋に売られている地域もありますが、現在は漁でもまとまって獲られないので店頭ではあまり見受けられなくなっています。1㎏あたり卸値で約800円なので比較的安価で販売されています。

ニベの味

今ではかまぼこなどの練り製品に使われることが多く、味は低い評価をされていることもありますがきちんと処理をすればとても美味しく頂ける魚です。あっさりしたしまった白身で刺身でもおいしく頂けます。

ニベの美味しい食べ方①おすすめ5選!

刺身でもとても美味しいニベですが、その他にも美味しい食べ方がたくさんあります。クセのない淡白な味なので和食洋食問わず美味しく頂けますが、特に試して頂きたいおすすめの食べ方をご紹介します。

ニベの刺身

しまった白身で味は鯛によく似ていますが、脂がのっている時期は鯛をも凌ぐ!と言われているほど絶品です。大葉ともよく合い、甘くてあっさりとした上品な味わいなのでいくらでも食べられます。冬は特に脂がのっているので是非一度刺身で食べてみて頂きたいです。

  1. ニベの鱗をとる
  2. ニベを捌く(捌き方は後ほど詳しくご紹介します)
  3. 捌いたニベを食べやすい大きさに切る
  4. 皿を用意し、大葉を敷いて盛り付ける
  5. 冷蔵庫で冷やしたら完成

ニベのムニエル

刺身で頂くとしまった身を楽しめますが、火を通すと身がほっこりし柔らかくなります。皮がとても美味しいのですが、刺身に飽きてしまったり余った刺身でもいかがでしょうか。レモン汁をかけたりバジルオイルを使っても美味しいです

  1. 切り身に塩コショウを振り、浸透させるため2~3分放置する。やりすぎると水気が出てくるので注意して下さい。
  2. 1に小麦粉をまんべんなく振る
  3. 均等に焼けるように、余分な粉をしっかりとはたきます
  4. フライパンにバターをしいて温める
  5. バターが泡立ってきたら3を投入
  6. 切り身の色が3/2程変わったら裏返す
  7. 20秒程焼いて火が入ったら網にあげて油きりをする

ニベのフライ

白身の魚は油とよく合います。身はほくほく、衣はサクサクでとても美味しいです。ソースやマヨネーズ、タルタルソースはもちろんトマトソース、バジルソース何にでも合うので飽きずに食べられます。

  1. 酒、塩、黒胡椒少々をよく揉み込み下味をつける
  2. 1にラップをかけ15分置いておく
  3. 薄力粉、溶き卵、パン粉をそれぞれの容器に入れ順番にくぐらせる
  4. フライパンに2~3cm油を入れて、170℃で中に火が通るまで約5分揚げる
  5. フライパンから取り出し、網にあげて油を切る
  6. 野菜などと盛り付けて完成

ニベの塩焼き

もちろん塩水ではなく塩を振っても大丈夫ですが、魚から30cm高いところから少しずつ散らさなければまんべんなく浸透せずムラが出来てしまいます。意外と難しいため今回は塩水を使った方法をご紹介しました。焼きあがったらすぐにグリルから取り出すのもポイントです。グリルに放置しておくと水分が抜けパサパサになってしまいます。

  1. ニベの下処理する
  2. ボウルやバットに水を用意し、水量の10%の分量の塩を入れ塩水を作る
  3. 1を2に浸す。
  4. 頭がついた魚は10分程、切り身の場合は15分程浸しておく
  5. 塩水から取り出し、キッチンペーパーなどで表面を拭き取る
  6. 皮が上になるようにしてグリルに並べる
  7. 皮の表面が乾くまで1分加熱する
  8. ひっくり返してふっくらと焼きあがるまで加熱する
  9. 焼きあがったらすぐにグリルから取り出す
  10. 盛り付けて完成

ニベの味噌汁

アラの味噌汁は実家でよく食べたという方もいるのではないでしょうか。2の工程はもちろん鍋でさっと茹でても大丈夫です。下茹でした鍋を洗うのが面倒なためこの方法にしました。2と3の工程が臭みをとるために重要です。寒い時期には身も心も温まりますし、工程は面倒な部分もありますがあとは煮込むだけなのでいかがでしょうか。

  1. ニベのアラを丁寧に洗う
  2. 切り身や1のアラにお湯をざっとかけて臭みをとる
  3. 2を氷水に入れて身をひきしめる
  4. 鍋に水を入れ、3をネギの青い部分、しょうが、みりん、料理酒を入れて沸騰させる
  5. 沸騰したら弱火にしてネギの青い部分を取り出す
  6. 味噌を溶かし入れて豆腐とネギの白い部分を入れる
  7. そのまま15分程煮込む
  8. 醤油少々と粉末だしで味を整える
  9. 盛り付けて完成

ニベの美味しい食べ方②おすすめ5選!

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