ガソリン式にくらべ燃費が悪いためガスの消費が速いです。ガソリン式と比べると仕様コストは高めになります。また、冬の気温が下がっている時はガス缶も冷たくなっているため、温まるまで安定しません。
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コールマンのガス式ツーバーナーの使い方
ガス缶を装着する前までの手順はガソリン式とほとんど同じです。ガソリン式はポンピングが必要ですがガス式はガス缶を装着するだけで終わるので非常に簡単に準備が終わります。
本体の組み立て方
まず本体を平な所に置き、蓋を開けます。中にガス缶などを収納して運ぶ方が多いです。中にしまってあるものは出しておきましょう。本体裏側に収納されているスタンドを開き、つまみながら蓋を開けます。
蓋裏側に収納されている風よけを左右に開き、本体にある差込口にクリップを固定します。次にプレートを下ろします。このプレートは五徳の役割をしています。
点火の準備
本体下側にガス缶を装着する部分があります。まずガス缶と本体をつなぐリングに異常がないことを確認しましょう。次に火力調整ネジを右に回します。動かなければ大丈夫です。次にガス缶の蓋を開け、右に回しながら接合部分にはめていきます。この時、斜めに入れていた理、無理やり入れてしまうとガス漏れの原因になってしまいます。まっすぐ正しく差し込みましょう。
消化の方法
ガス式の場合、家庭用コンロと使い方は同じです。火力調節などはネジを回していきます。消化する場合はツマミを右に回し、ガスをストップさせて消火させます。
収納方法
組み立てる時と逆の動作をします。火が消えてしばらく時間が経っていることを確認してからガス缶を外します。消化すぐですとプレート部分など熱くなっているため冷えるまで置いておきましょう。
ガス缶を外し、プレートを上げ、風防プレートをたたみ蓋の裏に収納します。外したガス缶やアルミホイルまどは本体内側のスペースにいれて持ち帰ると楽です。
注意点
ガス式はガソリン式と比べると非常に燃費が悪いため、ガス缶を多めに用意しておかなければいけません。予備の分を必ず持っていきましょう。アウトドア専用のガス缶(OD缶)しか使えないもの、コンビニなどでも買える家庭用のガス缶(CB缶)が使えるタイプの2タイプに分かれるので、対応しているガスを用意しましょう。OD缶の場合、コールマン純正のガス缶を使用するのをおすすめします。
コールマンのガス式ツーバーナーのメンテナンス
ガソリン式ツーバーナーには繊細なパーツもいくつかあり、定期的なメンテナンスが必要でした。ガソリン式と比べるとかなり簡易に使えるガス式もメンテナンスは必要なのでしょうか。
ガス式ツーバーナーのメンテナンス(Oリング)
ガス式ツーバーナーにおいて一番大事な部分はガス缶との接続部分です。その中でも一番大事な物はOリングです。Oリングは接続部分の内側についているゴム製のリングです。
寒暖差に弱く、ガス缶に差し込む際の衝撃などで簡単に傷がつき劣化していきます。傷がついていると隙間ができガスが少しずつ漏れていきますので定期的に交換が必要です。交換はいたって簡単で、つまようじなど細い棒でリングを取り出し新しいものと交換しましょう。
ガス式ツーバーナーのメンテナンス(ノズル)
バーナーの炎口部やノズルにススが付いてしまうことがあります。特にスープやカレーなどを吹きこぼしてしまい、ノズル部分に吹きこぼれがかかりそのまま焦げてしまう事も多いです。そうなると火力が弱くなってしまい安定しなくなります。目詰まりを取るか、カートリッジの交換が必要です。
カートリッジは販売されていないため、コールマン直営店やアウトドア用品を扱うスポーツショップなどで修理を依頼しましょう。
ガス式ツーバーナーのメンテナンス (本体)
普段の調理の中でも、フライパンや鍋などからこぼれてしまうことはよくあることです。その際落ちてしまった物やこぼれてしまった物が内側に付いたままですと焦げてしまいますし先ほど触れたノズルトラブルにつながってしまいますので使用後は綺麗に掃除しなければいけません。
ですがツーバーナーを丸ごと水洗いする事はメーカーより推奨されていません。中性洗剤などをしみこませた濡れふきんで綺麗に拭き取りましょう。
コールマンのガス式ツーバーナーのおすすめオプショングッズ
ガス式ツーバーナーを使用する際、あると便利なオプショングッズをご紹介します。
LPガス
LPガスはLiquefied Petroleum Gasの略称です。工業用はそうではありませんが、家庭用LPガスの主成分はプロパンになるので実はプロパンガスと変わりません。コールマン社からはLPガスタイプのOD缶とイソブタンガスが使用されているOD缶が販売されています。
イソブタンガスは寒冷地用ガスなのでLPガスと比べると少々値段が高くなります。基本的にLPガスタイプを使用して問題ありません。
スタンド
ガス式ツーバーナーはガソリン式とは違い、本体下にガス缶を連結するための結合部分が付いています。ですので、少し高さが必要となり本体にスタンドが付属されています。
テーブルの上や地面に直接置いて仕様することもできるのですが、安定性が悪いです。その場合、別にスタンドを用意しておくと安定性が増します。スタンドと合わせて連結できるキッチンテーブル、夜調理する場合手元を照らすランタンを吊るしておけるランタンスタンドが全部入ったオールインワンキッチンテーブルがおすすめです。
コールマンのガス式ツーバーナーのカラーバリエーション
コールマン社といえばその独特なカラーリングも人気の一つです。
定番のグリーン
「コールマン社の定番カラーと言えば深緑色」と思われる方も多いのではないでしょうか。蓋も、本体も深緑色の塗装が塗られており、五徳にあたるメッシュ部分のシルバーが非常に映えるデザインになっています。
鮮やかなレッド
コールマン社の製品といえば深緑色と赤色の独特のカラーリングです。特にレッドはブリキのおもちゃのような素朴な赤色をしていて特に人気があります。
ガソリンタンクをレッドの塗装で塗られている物がほとんどで、実はボディーがレッドで塗られているツーバーナーはほとんどありません。赤色が好きな方はそちらを購入されている方が多いようです。
塗料がはがれてしまったら?
上手にメンテナンスすると何年も使用できるのがコールマンのツーバーナー。30年以上使用しているというヘビーユーザーがいるのもコールマン社の特徴です。水洗いができない、とはいえサビや汚れなどを落としていく内に塗装が取れてしまうことがあります。それも味の一つとは思うのですが、気になるからと言って市販の塗料を塗ることはおすすめできません。
コールマン社も「部分によってかかる熱負担が違うから」という理由で推奨していません。どうしても、という方は耐熱塗料を使用するか修理に出しましょう。
コールマンのツーバーナーはコラボ商品もある
実はグリーンやレッド以外のカラーバリエーションのツーバーナーが発売されています!商品によってはグリーン1色展開のバーナーからグリーン、レッド、ブラックの3色展開されているバーナーなど多彩にあるのですが、定番カラーから離れた一風変わったシリーズもあります。
人気のVINTAGE BLUEシリーズ
VINTAGE BLUEは70年代アメリカを意識したデザインのアメリカンヴィンテージカラーシリーズです。コールマンのグリーンとレッドとは違う、鮮やかな青色が特徴です。期間限定品なので今は販売されていないのが残念です。
新レーベル!INDIGO LABEL
2017年に新しいINDIGO LABELという新ラインが発表されました。INDIGO LABEL限定カラーのガス缶、人気が高く入手困難と噂されているルミエールランタン、藍色ボディに特製デニム風ケースがついたLPガスランタン、そしてガス式ツーバーナーストーブの4アイテムが展開されています。
LPガスもINDIGO LABEL
後からご紹介しますツーバーナーも話題になったのですが、このINDIGO LABELのLPガスが展開されたことも話題になりました。コールマン社のLPガス缶といえばおなじみの深緑ボディに赤い文字のデザインなのですがINDIGO LABELではおしゃれに真っ白のボディに鮮やかなブルーと今までの印象とはかなり違うデザインになっています。
先ほどご紹介したLPガスランタンやルミエールランプの光源をカバーするグローブにおしゃれな白字の文字やイラストがプリントされています。こちらのグローブとマッチするよう缶もデザインされています。
INDIGO LABELのツーバーナーもかなりおしゃれ!
このINDIGO LABELは普段のコールマン社の印象とかなり違うデザインとなっています、それはツーバーナーに関しても同じで、INDIGO LABELでは蓋はブラウンとインディゴブルーの2色を使った木目調のデザインとなっています。
中を開けると、蓋の内側、風防パネルなどはインディゴブルーとなっておりかなり蓋と印象が違います。コンロ本体部分も、レッドやグリーン、ブルーに関しては黒地に赤い調節ネジを使われていますが、INDIGO LABELはクリーム色にレトロ調の赤色を使われています。
自分のスタイルに合ったツーバーナーを選ぼう!
今までガソリン式やガス式の、メリット・デメリットや使い方、メンテナンスの違いなどを説明させていただきました。どちらも甲乙つけがたしのツーバーナーなのですが、結局どちらを選べばいいのでしょうか?選ぶ際のポイントをご紹介します。
「今どんな装備を使用しているか」で決めよう!
すでにある程度のキャンプ用品を持っており、今回ツーバーナーを購入される、という方は今手元に持っているアイテムを見て決めましょう。たとえば、LPガスランタンを使用されている方はランタン用にOD缶を持っていかなければいけません。
そこにガソリン式のツーバーナーを購入するとガソリンとガスと2種の燃料を揃えなければいけません。ランタンにも予備のガスを持っていく必要があるので、でしたらガス式のツーバーナーを購入される方がキャンプに持って行く荷物を減らすこともできます。装備の燃料は統一しておいた方が便利です。
今からキャンプ用品を購入される方は使いやすい方を選びましょう。
上でも触れました通り、ガソリン式は燃費もよく火力も安定するのですがメンテナンスも大変ですしガソリンタンクの扱い方も難しいです。また、ガス式は点火スイッチがあるのですがガソリン式は柄の長いライターなどを使って着火しなければいけません。
ボッ!と勢いよく火が付くので苦手な方も少なくないと聞きます。初めてキャンプに行く、初心者の方はメンテナンスも使用方法も簡単なガス式をおすすめします。
どちらにしても練習は必要!
ガソリン式にしろ、ガス式にしろ、買ったそのまま、ぶっつけ本番での使用はやめましょう。初期不良などがあった時に大変ですし、思わぬ事故を引き起こすかもしれません。
絶対に広い場所で、落ち着いて説明書等を見ながら試してみましょう。長く使うことができると評判のコールマン社のツーバーナー。よく練習し、使いこなせるようになるとキャンプの楽しみが広がります。
ツーバーナーをもってキャンプにでかけよう!
ツーバーナーを持っていると、キャンプでの特にご飯のレパートリーが各段に人がります。大自然の中でワイワイ皆で食べるご飯は格別です。ツーバーナーをもって、大勢でご飯を囲み、大自然を満喫するのはいかがでしょうか。