魚を食べる時はやはり刺身からと言われるように、魚の美味しさやクセが出やすいのが生の食べ方です。この魚は川魚特有の臭みが少なく、知らされていないと鯛と食感や風味が似ているため間違ってしまう程です。お酒のお供にも丁度良いでしょう。
ティラピアのフライ
白身魚のフライは子供から大人まで好きな一品です。ソースやタルタルソースに合わせても美味しく頂けます。ここでは、少しでも川魚特有の匂いが苦手な方用にアメリカではポピュラーなカレー風味のフライの調理方法を紹介いたします。
材料
ティラピア、ターメリックパウダー、チリパウダー、塩、キャノーラ油
ティラピアのムニエル/レシピ
①魚に塩とスパイスを揉み込みます。②フライパンに油をひき、中弱火で揚げていきます。③15分ほどかけて両面がこんがりと揚げれたら出来上がりです。お好みで野菜を入れても美味しく仕上がります。とってもシンプルな魚料理なのでお試しください。
ティラピアの入手方法
ここまで説明してきましたが、記事を読んでいて食べてみたい、見てみたいと思った方は多いのではないでしょうか。世間ではあまり名が知られていないこの魚、入手方法は大きく分けて3つあります。①スーパー等で購入②ネット通販で取引する③自分の力で釣るという方法になります。
スーパーで買う
一番手取り早い方法として、近くのスーパーや魚屋で購入できます。コストコや業務スーパーでは、冷凍魚として人気が高いです。スーパー大手のイオンでは刺身として売られており、値段が400円前後と安価で購入出来ます。
インターネットで買う
通販では、観賞用の稚魚も10匹1000円程度で購入が可能で食用の成魚なると1尾500円から1尾(500〜700g)×5kgを4000円前後の購入まで幅広く対応しており、大量に購入する方や観賞用で買いたい方はオススメです。
釣って捕まえる
釣ることも可能な魚なので、釣り好きの方は手取り早い方法でお財布にも優しいでしょう。釣りの初心者でも比較的簡単に釣る事ができるため一度やってみるのも良いでしょう。主に河や川に生息していますが、湾や海でも釣ることは出来ます。
釣って食べる時の注意点
釣った個体に対してはは食べる際に注意が必要です。スーパーや通販で下処理がきちんと行われたものに関しては、養殖ということもあり寄生虫がいません。しかし、自然のものになると、雑食ですので、寄生虫を飼っている恐れが高いので生で食べるのはやめた方が良いでしょう。
ティラピア釣りを紹介
この魚はブルーギル等と同じで子供や女性等、初心者でも比較的簡単に釣る事が出来ます。最近では、養殖場を釣り堀として解禁している所もあり、家族でアウトドアがてら利用するのも面白いかもしれません。ここでは、釣り方や仕掛け、エサ等について簡単に紹介していきます。
ティラピアの釣り方
雑食であり、その性質から主にルアー釣り(トップフォーター)が知られていますが、様々な釣り方で釣る事は可能です。他にも、えさ釣りやウキ釣り、フライフィッシングでも狙えますので、やり易いやり方を選んで狙っていきましょう。
ティラピア釣りの仕掛け
狙う個体の大きさによって仕掛けを変えた方がヒット率が高まります。小者を狙う時はのべ竿のウキ釣りで釣れます。大物は、リール竿で食パンや餌になるものも水面に投げ、水面におびき寄せる単縦な投げ仕掛けでフィッシング出来ます。
ティラピア釣りのエサ
雑食なので決まりきったものはありませんが、ミミズやエビ、ソーセージ、パン、練り餌さなど何でも食べてしまします。なので近場で購入しやすいもので十分でしょう。エサを巻き誘き寄せる場合は、水面に浮くパン等を用いると良いです。
ティラピア釣りのコツ
初心者でも簡単に釣る事が出来ると紹介しましたが、釣り方のコツを知っているだけでよりスムーズに釣る事が出来ます。ここでは、場所や時期、時間帯、特徴に合わせた釣り方、釣っている時に注意するポイントを解説します。
大切な場所・時期・時間
場所は、川や河、湾や海、様々な場所でターゲットに出来ます。時期は2月、5〜7月は避けるようにし、8〜4月に狙うようにしましょう。出来れば11月が一番ヒットしやすいです。時間帯は正午前から夕方にかけて気温、水温が高くなる時を狙うと良いです。
アタリとあわせ方のコツ
何でも口に入れる傾向があるため、エサであれば問いません。口が小さいためあまり大きな対象は避けましょう。釣りをする体勢は低く低く構え、要領よくノーシンカーで喰わせると針に口が刺さりやすく綺麗に釣る事が出来ます。
釣れない時は早めに移動
簡単に釣れるからといっても、勿論釣れない事はあります。水質が良い場所で、個体が見えているのにヒットしない時は場所を変えてみましょう。何でも食べるからといっても満腹な時は美味しそうなエサでも喰いつかない事があります。
ティラピア釣りのタックル
タックルの紹介ですが実は、それ程タックルはこだわりません。バス釣りのタックルで十分です。と言いましても初心者の方等は選び方が分からないと思いますので、下記に筆者オススメのタックルを挙げていきます。
ティラピア釣りのロッド
個体差にもよりますが全長50㎝以上の大物がかかる事もあります。その為、ロッド選びには力を入れましょう。しなりが重要でヘタをするとロッド自体がへし折れてしまう恐れがあります。下記にオススメのロッドを紹介します。
おすすめロッド紹介/シマノ スピニングロッド ルアーマチック S86ML 8.6フィート
長さ:8.6feet、自重(g):145の高級感と高品質感が伝わる古典的なデザインのロッドです。 シマノ基準の高い品質、抜群のアフター体制など、普及モデルとは思えない安定感を味わえます。初心者にも目で見て選択しやすい色分けされたタグを選択するなど、先見の目を持った工夫も魅力です。
ティラピア釣りのリール
リールは2500〜3000番程のクラスで大体大丈夫です。獲物の大きさによっては、引きが強いのでドラグを微調整しながら獲物をフィッシングしていきましょう。自身に合ったものを選んでいきましょう。以下におすすめリールを紹介いたします。
おすすめリール紹介/ダイワ(Daiwa) スピニングリール 16 ジョイナス 3000 糸付 4号-150m
自重:260g、巻取り長さ(ハンドル1回転あたり):82cm、ギア比:5.3、最大ドラグ力:4kg、速い回転力と耐久性を併せ持った糸付き汎用スピニングリールです。ギヤには耐久性で評判の良いデジギヤIIを搭載しています。糸絡みのハプニングを激減させて爽快な飛距離をもたらすし機能的にも充実しています。
ティラピア釣りのライン
ラインは12ldあれば十分対応出来ます。足場が高い場合や遠方に投げ距離を稼ぎたい場合を考慮すると12ldで可能です。その為、獲物を抜きあげるようにフィッシングしていきましょう。下記におすすめラインを紹介します。
おすすめライン紹介/ラパラ(Rapala) ナイロンライン マルチゲーム 300m 平行巻ボビン
主な対応魚種はブラックバス 、トラウト、シーバス、ティラピア です、素材はナイロン仕様で全長300m あります。平行巻(ボビン巻き) は号数2.5号で 、強度は12lbです。カラーはクリア(100m毎にステッカーマーキング入り)で、平行巻ボビンクリアです。独自の「J7 Micro Resin」加工を搭載しています。
ティラピア釣りのルアー
ルアー釣りが主流になります。反応するものには寄ってきやすい為、キャスティングの練習にもなりますし、初心者でも取っ掛かりやすいでしょう。口が小さい為、小さめの針とルアーを選定しています。下記におすすめルアーを紹介します。
おすすめルアー紹介/F Fityle 2個セット 釣りルアー ハード ベイト トレブルフック 14cm 27g
耐久性のある硬質なプラスチック体系、絶妙なコーティング、シャープなトレブルフックです。 美しいボディーディテール、明るい色、より効率的な魚を引き付けます。驚くほど本物の魚を円滑かつ素早くダイビングし、効果的に魚を引き付けます。
ティラピアは釣りごたえ、食べ応えを備えた魚
ここまで見て頂いた方には、この魚の素晴らしさについて理解して頂けたのではないでしょうか。まだ見たことが無い、食べたことが無い方々は是非一度は釣って食べて見て下さい。日本、世界を支えてきたこの魚を知る良い機会になるでしょう。