内臓を取り、洗った後、水気を取ります。二つに切ったら塩を振り、10分から20分程置いておきます。塩を振った後に置いておく事で、余計な水気と臭みが取れます。その後、両面をそれぞれ焼き、焼き目が付けば出来上がりです。臭みが無く、ふっくらとしています。焼き過ぎると、身がパサパサになってしまいます。各面3分ずつで良いでしょう。
ムニエル
3枚におろした身をぶつ切りにしたら、塩胡椒を振り、小麦粉を付け、余分な粉は落とします。フライパンに油をひいたら、皮を下にして焼き、焼き目が付いたら裏返して身の側も焼きます。パリッとした皮とふわっとした肉厚な身で、刺身とはまた違ったおいしさです。あらかじめ骨を取り除いておくと、お子様にも食べやすくなるのでお勧めです。
揚げ物
3枚におろし骨を抜いた身を食べやすく切り分け、酒、醤油、ショウガ、にんにくで作ったタレに30分漬け込みます。漬かったらキッチンペーパーで水気を取り、片栗粉を付けたらキツネ色になるまで180℃の油で揚げましょう。サクサクした食感とボリュームのある食べ応えです。揚げる直前に片栗粉を付ける事で、食感良く仕上がります。
サゴシの成魚、さわらのオイシイ料理に関する記事はこちら
サゴシ独特の臭いを消す方法は締め方!
サゴシは、足が速い事で有名なサバの仲間。なので、手早く処理する事が大切です。釣った後、すぐに締めと血抜きをし、氷水で冷やすと臭いが抑えられます。時間が立つと血が固まり、体内に残ってしまいますので注意しましょう。
サゴシの臭いの原因
サゴシの臭いの原因は表面から出るヌメリにもあります。何度も塩揉みして綺麗に落としましょう。代わりにキッチンペーパーで拭き取っても構いません。また、水温の低い時期はそうでもありませんが、高い時期になると臭いも強くなります。特に夏の時期は要注意です。
サゴシの締め方で臭いが消える
釣った後は、その場でエラからナイフを入れ、背骨を切り、締めと血抜きを同時に行います。痛まないうちに手早く処理すれば臭いは消せるでしょう。血抜きの際は、海水の入ったバケツを先に用意しておくとやりやすいです。海中で行う方法もあり、こちらはバケツの水を交換する必要が省けます。
サゴシの捌き方!動画付き
色々な料理に使いやすいサゴシの捌き方を紹介します。頭のついた状態から3枚におろす方法を、動画や画像を交えて解説していきます。
手順①ウロコを取り頭を落とす
まずは、尻尾から頭に向けて包丁を動かしながら、ウロコを取ります。取り除けたら、胸ビレの付け根側から包丁を入れた後、魚を裏返して、こちらも同じ要領で包丁を入れて頭を落とします。
手順②内臓を取り出す
頭を落としたら、肛門から頭にかけて皮だけを切るように包丁を入れる。この時、内臓を傷付けないよう注意して下さい。腹を開いたら、包丁で内臓を取り除きます。内臓の奥、骨の辺りに血合いがあるので、指の腹で優しく洗いながら水で流しましょう。この時、擦りすぎると身が水っぽくなってしまいますので程々に。その後、水気を拭き取ります。
手順③3枚におろす
腹から中骨に沿って切り、同様に背中側からも包丁を入れます。次に、尻尾から背骨に沿って身を切ります。反対側からも包丁を入れれば、3枚おろしの出来上がりです。
捌き方を動画で紹介
一連の流れが把握しやすいよう、捌き方の動画も合わせて紹介します。文字での解説と同様、頭が付いた状態から3枚におろしています。サゴシの内臓にいるアニサキスは、死後身の方へ移動します。刺身で食べる場合は、内臓を取り除いた後クーラーボックスに入れ、氷で冷やす等しておきましょう。お店で買う場合も、早めに内臓を取り除きましょう。
サゴシはサワラの子ども!釣ってみよう
サゴシは臭いが強く敬遠されがちですが、正しい方法で素早く処理すれば臭みも気にならず、購入する場合でも、年中手に入りやすく、安価で購入しやすい魚です。また、マグロのトロや鯛と比較される程美味しいと言われるサワラの幼魚で、ショアジギングで人気の魚です。初心者でも釣りやすいので、是非挑戦しておいしいサゴシを食べてみて下さい。