サゴシってどんな魚?臭いの上手な取り方から捌き方まで!おすすめ料理5選も!

水が濁った沿岸を好み、北海道の南部から九州南の日本海、瀬戸内海、太平洋沿岸部などに生息しています。近年は数が増え、漁獲量も増えています。春から秋にかけては海の浅めを泳いでいますが、冬は深めに移動して群れで活動します。1匹釣れた時は、近くに群れがいる可能性があるので、大漁のチャンスです。素早く次のサゴシを狙いましょう。

サゴシのよく釣れる時期

サゴシは、他の回遊魚と同じ、夏から秋に良く釣れます。ですが、夏に釣れる物は臭いが強くなりがちなので、秋がお勧めです。旬の時期からは少し外れますが、しっかり処理すればおいしく食べられます。時間についてですが、夕まずめと言われる夕方頃に狙うと良く釣れます。日の出、日の入りは日時や地域でも変わる為、事前に調べておきましょう。

サゴシは出世魚

サゴシは、ブリやスズキと同じく、成長に合わせて名前の変わる出世魚です。出世魚は縁起の良いとされ、お祝いの席で出されます。成長するとサゴシ、ナギ、サワラと呼び名が変わります。40cmから50cmがサゴシ、50cmから60cmがナギ、60cm以上がサワラです。関東ではサゴシの事をサゴチ、四国ではまた別の呼び名もあります。

サゴシの値段

年末から3月辺りにかけては価格が上がりまずが、基本的には1匹数百円と手頃で、スーパー等でも販売されています。サイズが大きな物になるほど値段が高くなる傾向にあるので、それも覚えておきましょう。ちなみに朝市では、小さめサイズの物が100円以下で売られている事もありました。いつもと違う場所に足を伸ばしてみるのもいいでしょう。

良いサゴシの見極め方

丸みやハリがあり、目の澄んだ物が良いサゴシです。捌いてある状態ならば、身が崩れておらず、皮の斑点の鮮やかな物を選ぶと良いでしょう。他にも、血合いの色でも判断できます。後述のアニサキスにも関係するので、出来るだけ新鮮な物を選びましょう。小さい物は淡白な味わいで、大きくなる程脂が乗ってきます。後は自分の好みとの相談ですね。

サゴシのおすすめ料理5選!

アッサリとした味のサゴシは、様々な料理で楽しめ、値段が安く普段使いしやすい食材です。今回は、刺身、炙り刺身、塩焼き、ムニエル、揚げ物の5種類を紹介しようと思います。どれも簡単に作れて美味しいメニューを選びましたので、是非作ってみてください。身が柔らかく、崩れやすいので、綺麗に仕上げたい方は注意して取り扱いましょう。

NEXT 刺身