エソはどんな魚?生態から料理、食べ方や捌き方まで紹介します!

上品な白身魚の味わいとサクサクの衣がたまらない一品です!天ぷらにするには、はものような骨切りをすると小骨の問題を解決できます。てんぷらとして食すなら、釣ってきたらすぐに調理しなくてはいけません。冷凍するならすり身にすることです。

エソ料理を作ってみよう

この極上白身は、普通の魚のように何にでも料理できます。しかし、家庭で食べるには、手間を惜しまずに入念な下ごしらえが必要です。ここでは、家庭で料理するときのコツについて詳しく解説します。

エソのさばき方を解説

うろこが邪魔になるため取ってからさばきましょう。小骨が太くて硬いため一気に包丁を入れようとせず、少しずつさばいてゆくのがコツです。頭を落とし、腹を包丁で開き内臓を取り出し血をきれいに水で洗い流します。その後、普通に魚をさばく要領で3枚におろして、皮を剥ぎます。

その後、身(中骨を除く2枚)の腹側の小骨が多い部分を包丁で削いで目立つ小骨を除去します。残りの小骨は毛抜きを使用し根気よく取り除きます。刺身にする場合は特に入念に行います。刺身は、尾びれ側のなるべく4分の1を使えば、小骨も気にならず食べやすいため、なるべく大きなもので調理するのがオススメです。

エソのすり身を作ってみよう

うろこを剥がし、頭を落とし、内臓を取り除き、3枚におろすところまでは刺身と同じです。目立つ小骨も包丁をスライドさせて取り除いておきましょう。皮から身をこそげ取るには、スプーンを使うとスムーズです。すり身は、完璧に小骨を取る必要はありません。フードプロセッサーで骨を粉砕するから小骨があっても大丈夫なのです。

エソ料理のポイント

脂がのっていて絶品の白身ですが、鮮度が落ち易い性質があります。できれば、釣ってきたらすぐに調理することが望ましいです。また、これまでお伝えしてきたように、とにかく小骨が多く複雑に入り組んでいるので、つくるものによっては入念な下ごしらえをすることで、釣ってきた奇抜な見た目の魚は極上食材へと生まれ変わります!

エソのおすすめレシピを紹介

この魚は、下ごしらえ次第でおいしくなります。せっかく釣りに行って持ち帰ったのだから、この極上白身を絶品の魚料理に変身させて心ゆくまで堪能しましょう。ここではおすすめの食べ方についてご紹介してみたいと思います。

エソの刺身

  • 材料:エソ
  1. うろこ、頭を取り、3枚におろし、皮を剥ぎ取ります。
  2. 3枚に降ろした中骨を除く2枚のうち、小骨が取りやすい肛門よりも後ろの部分(だいたい尾びれ側の4分の1ぐらい)を刺身として使用します。
  3. 気になる小骨をピンセットで取り除いたら食べやすい大きさに削ぎ切りして完成。骨が気になる残りの部分は、すり身として使用してください。

エソのから揚げ

  • 材料: エソ、片栗粉、塩(適量)、揚げ油
  1. うろこ、頭、内臓を取り、3枚におろします。
  2. できるだけ小骨を丁寧に取り除きます。どうしても取り除きにくい骨ははものような細かい骨切りをすることで解決できます。
  3. 片栗粉をまぶし、150℃の油で低温からじっくりと揚げてゆき、色よく揚がったら、皿に盛り付けます。
  4. 塩を適量ふって完成です。

エソのさつまあげ

  • 材料: エソ、しょうゆ(適量)、すりおろし生姜(適量)、味噌(適量)
  1. エソのうろこ、頭、内臓を取り除き、3枚におろし、目立つ小骨を取ります。
  2. スプーンでエソの身を皮からこそげ取ります。
  3. フードプロセッサーか、すり鉢ですり身にします。
  4. しょうゆ、すりおろした生姜、味噌を混ぜ合わせて味をなじませます。
  5. さつまあげの形に整えたら、フライパンなどを使い少量の油で揚げます。
  6. 中まで火が通ったら完成です。

エソのかまぼこ

  • 材料: エソ、塩(適量)、酒(適量)、片栗粉(適量)
  1. エソのうろこ、頭、内臓を取り除き、3枚におろし、目立つ小骨を取ります。
  2. スプーンでエソの身を皮からこそげ取ります。
  3. フードプロセッサーか、すり鉢ですり身にします。
  4. 塩、酒、片栗粉を入れて混ぜ合わせます。
  5. 直径3cmぐらいの筒状にしてラップにくるみ、その上から水が入らないようにアルミホイルで包みます。
  6. 20分ぐらい蒸したら、冷めるまでおき、冷めたら好きな大きさに切り分けて完成です。

釣らなくてもエソを食べる!

エソはお店で売っていない魚だからこそ釣ってきて調理することが必要です。しかし、釣りはしない、もしくは調理したくないけれど、エソが味わってみたい方のために、通販などで買える水産加工品や郷土料理をご紹介します。

エソを使った水産加工品

博多きくらげ天 約60g×50枚 博水 生えそ使用!博多てんぷら

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内容量60g×50g。原材料にエソを使用し、きくらげを練りこんで白揚げしてあります。ふわふわのエソのすり身の中にコリコリした食感が加わり、くせになる味わいです。おでんやうどんの具にしても出汁がでて美味しいです。

えそ 生すり身 プレーン

えそ 生すり身 プレーン 約150g×5袋 博水 クセがなく、歯ごたえのよいエソを石臼で練り上げた逸品 

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内容量約150g×5袋。味つきの生すり身だから、手軽にどんな料理にも楽しめます。つみれ汁やお魚ハンバーグ、お鍋などの他に、ご家庭でも簡単にさつま揚げが作れます。石臼で練り上げたエソの生すり身は、歯ごたえがよく絶品です。

山口県萩のこだわり矢次かまぼこ「萩甚吉 3本入」

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内容量約135g×3本、原材料は100%エソを使用しています。エソ100%が味わえる数少ない蒲鉾です。山口県萩市の矢次蒲鉾店で代々伝わる昔ながらの製法でつくられた逸品です。ご自宅用はもちろん、ご贈答にもよい品です。

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