エソはどんな魚?生態から料理、食べ方や捌き方まで紹介します!

エソと言う魚を知っていますか?実は皆さんもその料理を食べているかもしれない隠れた高級食材なのです。エソと言う高級食材の料理や食べ方、さらに捌き方まで紹介します。釣り方やレシピも紹介するので、エソを釣って料理して美味しく食べてみましょう。

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エソとはどんな魚?

skeeze / Pixabay

釣りをすれば必ず出会う身近な魚です。よく釣れるマエソの他にワニエソ、アカエソなど、日本近海で多く生息しています。エソは、釣りの仕掛けにとにかくよく喰いつきます。しかし、その奇抜な見た目から敢えて釣って持ち帰るアングラーは少数派のようです。

ヘビのような顔を持つ魚

パクッと開く大きな口、鋭い歯、グリーンを帯びた光る目、頭は小さく細長い筒状の体、ヒレがついていなければほぼ間違いなくヘビのようです。また、このグロテスクな見た目の魚がかかると残念に思う人が多いほどマイナーでどちらかというと嫌われがちです。

釣りでは歓迎されない外道

体長50cmを超えるものもいるため、ヒットすると強い引きがあり、鋭い歯でルアーに噛み付き暴れます。この歯で噛み付かれるとライン切れしやすく、ルアーが海の中に消えてしまったりと思わぬトラブルを招くこともあり厄介です。

また、ショアジギングで強い引きを感じると、大物がヒットしたかのような期待をしてしまうのですが、ただのマエソでがっかりというこが多いのです。見た目の奇抜さからも、厄介者扱いされ手放してしまいたくなるのもわかります。

エソの扱いには注意が必要

この魚を扱う上で注意したいのは、大きく開く頑丈なあごに無数の鋭い歯が生えていることです。素手で触ろうとすると、噛みつかれて思わぬ怪我をしてしまうことがあるため、必ずタオルの上から包むなどして注意しながら扱うことが不可欠です。

実は高級魚

醜悪なルックスに付け加え、歯も鋭いため、釣れて嬉しくないこの魚は、鮮魚店で見かけることはまずないです。しかし、実は甘く、脂ののった白身が絶品で、蒲鉾の材料などに加工されることが多く、主に関西ではこの極上白身を使った蒲鉾は昔から一級品として扱われています。

エソの基礎知識を紹介

リリースされてしまうことの多いこの魚には、たいへん興味深いギャップがあるということがわかってきました。では、どこに棲んでいてどんな特徴があるのでしょうか。ここで基礎知識についてお話してゆきます。

エソの生態

ヒメ目エソ科に分類される海水魚です。釣りでよく見かけるのはマエソで普通30cm前後ですが、成長すると全長50cm以上になることがあります。肉食で、エビやカニなどの甲殻類や小魚など、幅広く何でも好みます。また、春から夏にかけてが産卵時期です。

エソの生息地と分布

おもにインド洋や西太平洋などの熱帯・亜熱帯の暖かい海に広く分布していますが、温暖な気候の海ならば、全世界のどこでもお目にかかれます。日本近海ではマエソの他にも22種確認されていて、おもに西日本以南の特に太平洋側など、海水温が高いほうの海域に多く棲んでいます。

エソの生息環境と習性

浅瀬から少し沖に出た水深100~200mほどの海、また、海底に砂地のある海を好みます。夜行性で、昼間は海底に潜んでいて、砂の中に隠れることもあり、夜になると獲物を狙いに海の表層近くに現れます。

エソの豆知識を紹介

釣りに縁のない人にとっても、蒲鉾の材料などにされる身近な食材です。また、あまり知られていないながらもよい意味でも悪い意味でもちゃんと存在感があることがわかってきました。さらに調べます。

エソの名前の由来

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