チニング初心者でも丸わかり!必要な道具や釣り方のコツを完全解説

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この記事で初めて聞く単語がまた出てきました。これはスピニングリールではギア比が5.5以上でハイギア、ベイトリールでは7.1以上がハイギアの扱いになります。ギア比が高いと一回転あたりの巻き取り量が多くなり、釣り糸を早く巻くことができます。

反対にノーマルギアは一回転あたりの巻き取り量がハイギアよりも少ないのですが、巻き取りの力強さはノーマルギアの方が高いでしょう。チヌは引きが強いのでなるべく耐性のあるリールを使うほうが良いです。ハイギアよりもノーマルギアの方が適していると言えるでしょう。

チニングにおすすめのリール3選

ここまでの知識があれば、ある程度の検討をつけることができ、それなりの数に絞ることができるでしょう。それではこちらの記事でもその知識を踏まえて、スピニングリールを2つ、ベイトリールを1つ、合計3つのリールを紹介していきます。

レブロス(DAIWA)

出典:Amazon

こちらのリールは、幅広い釣りに対応できるのが特徴です。初心者の人にもおすすめのリールです。淡水でも海水でも問題なく使うことができます。他にも釣り糸のヨリを防止したり、糸の絡みのトラブルを軽減してくれるような工夫がされています。

スペックを見てみましょう。【ナイロン糸巻き量】5ー140m/6ー100m。【PE糸巻き量】0.8ー130m/1ー100m。【自重】270g。【ギア比】4.8。【巻き取り長さ(1回転あたり)】72cm。【最大ドラグ力】4kg。【価格】2018年12月27日現在で¥5,890。

セドナ(シマノ)

出典:Amazon

このリールに使用しているギアは約200トンという力を加えて作ったギアを使用しています。それによって力強いギアを使用することができ、スラスラとした巻心地を実現したことが特徴です。また体の疲れを軽減してくれて、ロッドの操作を向上させるような設計がされています。

スペックを見てみましょう。【ナイロン糸巻き量】2ー170m/2.5ー150m/3ー120m。【PE糸巻き量】1ー320m/1.2ー220m/1.5ー160m。【自重】245g。【ギア比】5.0。【巻き取り長さ(1回転あたり)】73cm。【最大ドラグ力】4.0kg。【価格】2018年12月27日現在で¥4,284。

ジェネシー(DAIWA)

出典:Amazon

本体の剛性が強いことが特徴です。このリールに使われている部品のベアリングはサビに強く、強い力がかかってもしっかりと巻き上げることができるので、巻き上げ性能にこだわりを持ったリールになっています。幅広いターゲットにも使うことができるので、実用性は高いです。

スペックを見てみましょう。【ナイロン糸巻き量】3ー125m/4ー90m。【PE糸巻き量】2ー150m/3ー100m。【自重】235g。【ギア比】6.3。【巻き取り長さ(1回転あたり)】67cm。【最大ドラグ力】5kg。【価格】2018年12月27日現在で¥10,800。

チニングで使うルアーの種類

最後にルアーについてみていきましょう。これでこの記事でのチニングについてのタックルの紹介は最後になります。ルアーには3種類あり、ルアーは時期や釣る場所によって変える必要がありますので、そちらもみていきましょう。ちなみに、チヌ釣りのルアーの詳しい記事はこちらです。

トップウォーター用

トップウォーターというのは水面や浅瀬で使うルアーのことを指します。水面で使うのでターゲットの魚次第では、食いつく瞬間を見ることもできます。定番のルアーの1つであるペンシルベイトは、細長い形状をしている種類が多いことが特徴です。チヌで使うのなら、浅瀬に移動してくる春が適しているでしょう。

ミドルレンジ用

ミドルレンジとは、中間的な深さで使うルアーです。何メートルぐらいなの?と聞かれると、釣りのポイントの深さによっては数値が変わるのでなんとも言えません。扱うにはコツが必要になるので、難易度は高めのルアーになります。チヌで使うのであれば、深いところへ潜る秋、深さによっては冬が適しているでしょう。

ボトム用

ボトムとは水の底で使うルアーになります。少し変わった形をしているものもあり、中にはこれで魚が釣れるの?と疑問に思うものもありますが、アクションを組み合わせで不思議な動きで魚を誘うことができます。チヌで使うのであれば、深さを把握して秋か冬かを選びましょう。

チニングにおすすめのルアー3選

さて、ルアーの紹介が済んだところで、チニングにおすすめのルアーをみていきましょう。先ほども書きましたが、ルアーを選ぶときには小魚やエビなどに似ているルアーを選びましょう。参考にしてみてください。

ぶっ飛び!ルアー5個セット(オルドド釣り具)

出典:Amazon

名前の通りに飛ばすことに特化させたルアーであることが特徴です。実績に基づいたカラーをしているのでターゲットの魚の注意を十分に引くことができます。きわどい場所でもキャスティングできるため釣りの成果を上げてくれることでしょう。【価格】2018年12月27日現在で¥1,429。

POPPING DUCK(メガバス)

出典:Amazon

クロダイを誘い出し、確率を最大限に引き出すために浮力、重さ、釣りのアクションに対してこだわりを持って設計されているのが特徴です。一応クロダイ専用となっていますが、メバルやアジなどの魚に使うことができるので、専用とはいえ実用の幅は広いと言っていいでしょう。【価格】2018年12月27日現在で¥1,426。

シルバーウルフ(DAIWA)

出典:Amazon

こちらは先ほど紹介した2種類のルアーと外見が大きく違っています。小魚というよりはエビと貝の中間のような形をしています。低重心の設計になっているのが特徴で、水中で倒れても自力で起き上がってくれるので、根掛かりがしづらくなります。【価格】2018年12月27日現在で¥617。

安価でおすすめのロッドとリール

ロッドとリールは比較的コストが多くかかります。チニングをしたいと思っている人の中には、釣りのタックルに対してはこだわりがない人もいるでしょう。本格的に行う人もいれば、娯楽程度に行う人もいるのです。そんな人のために以下の記事では、チニングに必要な性能を備えていて、なおかつ価格が安価なものを紹介します。

チニスト78(MOREBITES)

出典:Amazon

チニングロッドの中で安価なロッドになります。安価なロッドですがチヌの強い引きに十分に対応することができるでしょう。娯楽程度にチニングをやろうと思っている人にはおすすめの1本です。【全長】7’8″ft。【仕舞寸法】114cm。【自重】144g。【価格】2018年12月27日現在で¥4,266。

カーディナル2(アブガルシア)

出典:Amazon

1番安価というわけではありませんが、かなり安価なリールです。しかし2500番でギア比5.5以下なのでチヌのパワーに耐えられることができるでしょう。チニングに適しているリールの1つです。

【ナイロン糸巻き量】3ー140m。【PE糸巻き量】2ー150m。【自重】270g。【ギア比】5.1:1。【巻き取り長さ(1回転あたり)】73cm。【最大ドラグ力】6kg。【価格】2018年12月27日現在で¥2,730。

チニングの一般的な釣り方

今回はイソメなどのエサではなくルアーを使う釣りになるので、ロッドを動かして魚を誘わなければなりません。というわけで、それについてみていきましょう。今回はウォータートップゲームとボトムゲームのやり方について紹介します。

トップウォーターゲームのやり方

それでは早速トップウォーターゲームをみていきましょう。ルアーを着水させたら、ロッドをちょこちょこと動かし、釣り糸にたるみを作りながら巻き取るようにします。糸にたるみを作ることによって魚の口に入るための余裕を作ります。

キャストをするときには狙ったポイントよりも奥(沖の方)へキャストして、巻き取りながらポイントは通過していくようにしましょう。いきなりピンポイントにルアーを入れてしまうと着水したときにびっくりして食い付かなくなってしまいます。

ボトムゲームのやり方

次はボトムゲームをみていきます。ルアーを着水したらルアーが底に沈むまで待ちます。ここで底まで沈んだかどうかを見極めなければならないのですが、1つの合図としては、ラインに注意を向けておくことです。ルアーが底に着くとラインの引っ張りがなくなるので、それが合図になります。

ルアーが底についたことを確認したら、あとは一定のスピードでリールを巻いていくだけです。これは別名ズル引きと言います。巻き取るスピードに関しては、早く巻き取るのではなくルアーが底に引きずられているようなズルズルという感覚が感じられるくらいのスピードで巻き取りましょう。

地域によってチニングの楽しみ方は千差万別

ここまでチニングについてみていきました。一年を通して釣りを楽しめることを紹介しましたが、実は地域によって多少食性が異なるため、すべての地域で同じように釣れるわけではありません。これは一見デメリットのように聞こえます。

ですが地域により釣りの成果が異なることは、それだけ楽しみがあるということです。自分の住む近くのポイントでチニングを極めてもよし、初めて釣るところで極めた技術が通用するかの腕試しもできます。日本全国を制覇するという楽しみもできます。気になる人はチニングをぜひやってみましょう。

チヌ釣りのルアーの詳しい記事はこちら