テナガエビの種類によっては、手の長さを含めて最大30cmにもなることもあります。縄張り意識の強いテナガエビがのびのびと過ごせるように身を隠すポイントも数か所用意してあげる事を考えると、水槽は60cm程度の余裕のあるものをおススメします。
エサには気を付けよう
エサは1~2日に1回程度の頻度であげましょう。テナガエビは肉食性であるので、金魚やメダカといった生餌や肉食性観賞魚用の人口餌を与えてあげて下さい。ショップなどでシュリンプ用として販売されているものは植物性の飼料である事が多いため、しっかりと確認してから購入しましょう!
魚との混泳には注意を
テナガエビは自然界では小魚を捕食していますので、飼育下で他の魚と混泳をさせたい場合はとても注意が必要です。テナガエビよりも一回り程大きくなるとエサとして食べにくくなります。逆に肉食魚との混泳はテナガエビが食べられてしまうこともありますので、一緒に飼う魚の選別は十分注意してください。
テナガエビを食べてみよう
釣り上げたテナガエビを自宅で美味しくいただく場合は、泥抜きをしながら活かして持ち帰りましょう!クーラーボックスやバケツなどの容器やエアーポンプなどの装備を最低限持参していきましょう。
実は美味しいテナガエビ
テナガエビはエビの風味がしっかりとあり、居酒屋などでもビールのおつまみとして素揚げなどが提供されている程じつは美味しいエビなんです!初めて食べてみる方は、こんな美味しいエビが簡単に川で釣る事ができるなんて…!とびっくりされます!
テナガエビの下処理と注意点
①泥抜きをする
川などで釣ってきたテナガエビは、1日~2日程かけて泥抜きをします。大きめのバケツや水槽などに多めに水道水を入れてエビを入れておきます。この時エアーポンプなども忘れずに入れておきましょう。
水温が高くなると大事なエビが全滅してしまうので、涼しい場所に設置しましょう。1日経つとだいぶ水が汚れているので、その時は一度水を替えてもう一日泥抜きしましょう。テナガエビが白っぽく綺麗になり臭いが消えていればokです。
泥抜き中は餌は厳禁なので、複数のテナガエビを入れていると共食いを始めてしまいますが仕方のない事と割り切って考えましょう。
②酒で絞める
泥抜きが完了すると絞めの作業です。テナガエビを入れたボウルなどにテナガエビが浸る程度の酒を入れます。この時結構テナガエビが暴れますので、ボウルの場合は事前にラップをしておくといいです。5分程度で絞めが完了します。
テナガエビのワタヌキ
泥抜きが完全に完了していれば、ワタヌキをしなくても苦みを感じる事はあまりありませんが、途中で死んでしまったりなどで完全に泥が抜けきっていない場合、テナガエビの頭部分が黒っぽい色をしています。ここにテナガエビの胃袋があり、苦みのもととなります。これは口から爪楊枝を突っ込んで引っ張り出すと取ることができます。
汚れ取り
テナガエビは綺麗に見えても意外と汚れがついていますので、綺麗に洗いましょう。テナガエビを絞めた後、ボウルに塩と片栗粉を多めに入れてテナガエビと絡めながらガサガサと揺すり、水で洗い流します。この作業を2~3度繰り返すことでコケなどの汚れが綺麗に落ちます。
テナガエビの調理方法
下処理が終わればいよいよ調理していきましょう!手間のかからない揚げ物で、あっという間に美味しい料理が完成します!油が跳ねやすいので、気を付けながら調理するようにしましょう。
素揚げ
下処理が終わったテナガエビの水気をキッチンペーパーでよく切り、180℃くらいの油に2~3分くぐらせると美味しそうな色合いになります!塩をお好みでふって完成です。
から揚げ
テナガエビに塩をふり、片栗粉をまぶしてから素揚げと同じく180℃くらいの油に2~3分くぐらせて完成です。唐揚げにすると、ホクホクとした食感になります!
油跳ね防止
テナガエビのしっぽの部分にとげのような三角になっている部分が確認できると思いますが、その部分は水が溜まりやすく揚げる際にはじけて油跳ねがきつくなる原因になりますので、事前に取っておくと予防できます。
生食は絶対ダメ
淡水で生活している魚や甲殻類は寄生虫がいる可能性がとても高いので、生で食べる事はお勧めできません。必ず火を通して調理してから食べるようにしましょう。
テナガエビは釣ってたのしい!食べておいしい!
テナガエビ釣りは、釣りの経験がない初心者や子供さんでも釣り上げる面白さを簡単に釣り上げる事ができる非常に楽しい釣りです!独特なスタイルで、初めてテナガエビを見る人はその手の長さに興味津々です。またお手軽なのに、味は絶品と良いことばかりなので、是非近くの川などでテナガエビが生息していないか?をチェックして気軽にお出かけして見て下さい!