テナガエビの生態や釣れる仕掛け、美味しいレシピまでを徹底解説!

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ウキは餌を浮かせるためではなく、目印として仕様するので小さい物がおススメです。ウキよりも少しだけオモリを重くし、ウキを水面から数センチ沈ませることで、波の影響を受けにくくするテクニックなどもあります!

延べ竿釣りが初めての方は是非こちらの記事も参考にしてみて下さい。

テナガエビ釣りの仕掛け

  • 玉ウキ仕掛け
  • エサ:チョン掛け 通し刺し

竿の先にあるリリアンと呼ばれるところに糸を結び、道糸を竿と同じ長さまで出します。ゴム管でウキをセットしハリス止めを結びます。ハリス止めに針を挟み、ハリス止めの上にガン玉オモリをつけて完成です。エサは、エサの先端部分に少しだけ刺す「チョン掛け」やハリ掛かりのいい「通し刺し」で付けます。この時ハリ先がしっかりと露出するようにします。

テナガエビ釣りのエサ

  • アカムシ
  • イソメ
  • 石ゴカイ
  • ミミズ
  • カニカマ
  • あたりめ
  • 魚肉ソーセージ

虫エサで最もよく使われているのがアカムシという小さいミミズのような虫です。安価でありながらテナガエビの反応が良いことが魅力的です。こちらで反応がない時にイソメ・石ゴカイやミミズなどに切り替えてみる事がおススメです。

虫エサに拒否感が多い方も少なくないと思いますが、テナガエビは色々な餌に食いついてくれるのでカニカマやあたりめなどでも狙うことが可能です!

テナガエビのおすすめアイテム

ささめ針(SASAME) W-600 手長エビ玉ウキ 3-0.4

 

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  • 道糸 0.8号
  • ハリス 0.4号
  • ハリ 3号
  • 長さ ~3mまで自由

初心者の方にオススメ!手持ちの竿に結ぶだけで仕掛けが完成するので現地に着いたら失敗せずにスタートできます。

OGK(オージーケー) テナガエビ 6点セット OG740 150

OGK(オージーケー) テナガエビ 6点セット OG740 150

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  • 竿/エビタナゴST 1.5m
  • 手長えび仕掛け150(替針3個付)
  • 活かしバケツ(3.4L)
  • エサ箱
  • ブクポンプ(単1電池×1本:別売)
  • ロングベントプライヤー

テナガエビ釣りに必要な道具が全てセットになっている、初心者入門のオススメセットです。竿も150cmと扱いやすい長さで、セットの仕掛けも簡単に取り付けることができます。

OGK(オージーケー) 活かしバケツ OG63525L カゴ付 5L

OGK(オージーケー) 活かしバケツ OG63525L カゴ付 5L

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  • サイズ 30.5×26.0×20.5cm
  • バケツ・メッシュカゴの2層構造
  • ブクポンプも取付け可能

テナガエビは美味しい川の幸としても有名なので、是非生きの良い状態で持ち帰り自宅で調理してみる事をおススメします!こちらのバケツは2層構造になっており水替えなどでも使い勝手良く、空気を送るためのブクポンプも取付できるのでおススメです。

テナガエビの釣り方のコツ

テナガエビ釣りはコツさえ押さえれば誰でも簡単に釣ることができます。大事なポイントをしっかりと覚えて、是非テナガエビ釣りにチャレンジして下さい!

ウキは沈めて使う?

玉ウキを使用する場合は、ウキの浮力がテナガエビに違和感を感じさせてしまいますので1.5~3cmほど水面下にウキを沈めます。

これは釣れない原因に大きく繋がりますので要注意ポイントです!テナガエビを狙う場合は、ウキとオモリのバランス調整にコツがあり「ウキがゆっくりと沈むぐらいの重さのオモリ」が簡単な目安です。水面下に沈めておくと波の影響も受けにくく、ポイントが狙いやすくなります。

アワセはゆっくり待ってから

テナガエビは安全な自分の隠れ家まで餌を運んでから食べる習性があります。ウキにアタリを感じた時は10秒ほど待ってみましょう。ウキが左右に動き餌を運ぶ様子が感じられます。

この状態ではまだテナガエビは餌を食べてはいないので、竿をあげてもすっぽ抜けて逃げられてしまいます。ウキが止まったところからもう一度10秒ほど数えてゆっくりと竿を上げてみましょう!「クン」とした引きを感じることができればハリがしっかりと掛かっていますので、釣り上げて下さい。

移動がポイント

ポイントを的確に狙っても反応がない場合やアタリが少ない場合は、サクサクと違うポイントを探しに行きましょう!テトラ帯などでは穴を隣に移動するだけでも大当たりのポイントだったりする事がよくあります。同じポイントで長く待ちの釣りよりも、ポイントを探りながら移動していく釣りがおススメです!

お子さんと一緒に工作も!ペットボトルでワナ釣りに挑戦

釣るだけがテナガエビ釣りではありません!ワナを仕掛ける事で捕まえる事も出来ます。身近なペットボトルでも簡単にワナを作る事ができるので、子供たちと一緒にワナづくりから楽しんでみては如何でしょうか?

必要な物

  • 2リットルくらいのペットボトル
  • カッターナイフ
  • キリなど穴をあける道具
  • ホッチキスかビニールテープ
  • 紐など
  • ウキ

早速作ってみましょう!

  • 全体にキリで穴をあける
  • 注ぎ口部分を切って逆さまにはめて外れないようにホッチキスやテープで止める
  • エサを入れる入り口(エビを取り出す入り口)を作る ※逃げられないようにふたをしましょう
  • 引き揚げ用の紐と目印になるウキを取り付けて完成

エサは臭いの強いものがおススメ

カニカマやソーセージなどでも代用できますが、理想的な餌は水の中で徐々に溶けながらエビを長時間誘ってくれるものです。鯉の餌や味噌などを練った餌もおススメです。

釣ったテナガエビを飼育しよう

テナガエビの独特のスタイルは観賞用としても人気がありますので、持ち帰って飼いたいなと思われる方にオススメの飼育法やコツなどをご紹介します!

水槽は大きめに

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テナガエビの種類によっては、手の長さを含めて最大30cmにもなることもあります。縄張り意識の強いテナガエビがのびのびと過ごせるように身を隠すポイントも数か所用意してあげる事を考えると、水槽は60cm程度の余裕のあるものをおススメします。

エサには気を付けよう

エサは1~2日に1回程度の頻度であげましょう。テナガエビは肉食性であるので、金魚やメダカといった生餌や肉食性観賞魚用の人口餌を与えてあげて下さい。ショップなどでシュリンプ用として販売されているものは植物性の飼料である事が多いため、しっかりと確認してから購入しましょう!

魚との混泳には注意を

テナガエビは自然界では小魚を捕食していますので、飼育下で他の魚と混泳をさせたい場合はとても注意が必要です。テナガエビよりも一回り程大きくなるとエサとして食べにくくなります。逆に肉食魚との混泳はテナガエビが食べられてしまうこともありますので、一緒に飼う魚の選別は十分注意してください。

テナガエビを食べてみよう

釣り上げたテナガエビを自宅で美味しくいただく場合は、泥抜きをしながら活かして持ち帰りましょう!クーラーボックスやバケツなどの容器やエアーポンプなどの装備を最低限持参していきましょう。

実は美味しいテナガエビ

テナガエビはエビの風味がしっかりとあり、居酒屋などでもビールのおつまみとして素揚げなどが提供されている程じつは美味しいエビなんです!初めて食べてみる方は、こんな美味しいエビが簡単に川で釣る事ができるなんて…!とびっくりされます!

テナガエビの下処理と注意点

①泥抜きをする

川などで釣ってきたテナガエビは、1日~2日程かけて泥抜きをします。大きめのバケツや水槽などに多めに水道水を入れてエビを入れておきます。この時エアーポンプなども忘れずに入れておきましょう。

水温が高くなると大事なエビが全滅してしまうので、涼しい場所に設置しましょう。1日経つとだいぶ水が汚れているので、その時は一度水を替えてもう一日泥抜きしましょう。テナガエビが白っぽく綺麗になり臭いが消えていればokです。

泥抜き中は餌は厳禁なので、複数のテナガエビを入れていると共食いを始めてしまいますが仕方のない事と割り切って考えましょう。

②酒で絞める

泥抜きが完了すると絞めの作業です。テナガエビを入れたボウルなどにテナガエビが浸る程度の酒を入れます。この時結構テナガエビが暴れますので、ボウルの場合は事前にラップをしておくといいです。5分程度で絞めが完了します。

テナガエビのワタヌキ

泥抜きが完全に完了していれば、ワタヌキをしなくても苦みを感じる事はあまりありませんが、途中で死んでしまったりなどで完全に泥が抜けきっていない場合、テナガエビの頭部分が黒っぽい色をしています。ここにテナガエビの胃袋があり、苦みのもととなります。これは口から爪楊枝を突っ込んで引っ張り出すと取ることができます。

汚れ取り

テナガエビは綺麗に見えても意外と汚れがついていますので、綺麗に洗いましょう。テナガエビを絞めた後、ボウルに塩と片栗粉を多めに入れてテナガエビと絡めながらガサガサと揺すり、水で洗い流します。この作業を2~3度繰り返すことでコケなどの汚れが綺麗に落ちます。

テナガエビの調理方法

下処理が終わればいよいよ調理していきましょう!手間のかからない揚げ物で、あっという間に美味しい料理が完成します!油が跳ねやすいので、気を付けながら調理するようにしましょう。

素揚げ

下処理が終わったテナガエビの水気をキッチンペーパーでよく切り、180℃くらいの油に2~3分くぐらせると美味しそうな色合いになります!塩をお好みでふって完成です。

から揚げ

テナガエビに塩をふり、片栗粉をまぶしてから素揚げと同じく180℃くらいの油に2~3分くぐらせて完成です。唐揚げにすると、ホクホクとした食感になります!

油跳ね防止

テナガエビのしっぽの部分にとげのような三角になっている部分が確認できると思いますが、その部分は水が溜まりやすく揚げる際にはじけて油跳ねがきつくなる原因になりますので、事前に取っておくと予防できます。

生食は絶対ダメ

淡水で生活している魚や甲殻類は寄生虫がいる可能性がとても高いので、生で食べる事はお勧めできません。必ず火を通して調理してから食べるようにしましょう。

テナガエビは釣ってたのしい!食べておいしい!

テナガエビ釣りは、釣りの経験がない初心者や子供さんでも釣り上げる面白さを簡単に釣り上げる事ができる非常に楽しい釣りです!独特なスタイルで、初めてテナガエビを見る人はその手の長さに興味津々です。またお手軽なのに、味は絶品と良いことばかりなので、是非近くの川などでテナガエビが生息していないか?をチェックして気軽にお出かけして見て下さい!

テナガエビ釣りに餌に関する記事はこちら

テナガエビ釣りの仕掛けに関する記事はこちら