たき火維持の方法
火力を維持するためには、これまたやはり燃料、酸素、熱を絶やさずに与え続けることが必要となります。とは言えそう難しいことではなく、炎が回りだしたら少しずつ太い薪などの燃料をくべて行けばよいのです。この時、一気に新たな燃料を追加してしまうと焚火全体の温度が下がってしまうので、一本ずつコツコツとくべていくのが安定して炎をあげるコツです。
薪は切断面よりも樹の皮の方が水分量が少ないため、樹の皮を炎側にしてくべた方が燃え移りやすいです。また言うまでもありませんが、空気の通り道を意識しないと酸素不足となり煙があがってしまいますので、詰め込みすぎにも注意が必要です。空気を送り込む方法として通気性の良い焚火台を使用するのも効果的です。
バーベキューでの火起こし方法!新聞紙を使う
一般的にも広く行われているバーベキュー。アウトドアで仲間と過ごす時間はとても楽しいものですが、最初の関門となるのがこれまたやっぱり火起こしです。これまでの章でもポイントとなった、燃料、酸素、そしてなんといっても熱の力を最大限に使った新聞紙を使った火起こしについて紹介します。
必要な道具
最初炭に火を点す場所として、比較的平たい作業場を用意できるとベターです。バーベキューのロケーションを確保しつつ、以下の道具を用意してください。
- バーベキューコンロ
- 木炭
- 新聞紙
- ライターやマッチ、チャッカマンなど
- 軍手
- トングや火ばさみ
火のつけ方
まず、新聞紙をねじったものを10本ほど用意します。炭を井桁状にして土台を作り、その上に先だって用意しておいた新聞紙を全て井の型に積み上げていきます。このプチキャンプファイヤー状のタワーを囲むように、炭を円柱状に配置していきます。最後に新聞紙に火を点ければ、ものの数分で自動的に炭に火が入ります。
仕上げに、火のついた炭をトングでバーベキューのコンロに移せば完成です。網をしっかり温めてから、美味しい料理に徹してください。この方法を覚えてしまえば、他の方法が使えなくなってしまいそうです。しかし、新聞紙は火が付くと舞い上がってしまい危険が伴う場合もありますので風のある日はご注意ください。
バーベキューでの火起こし方法!着火剤を使う
新聞紙を用いる火起こしは、風の日には危険を伴います。そこで初心者向けに安全で失敗のない火起こしの方法と言うと、やはり着火剤を使うのが一番確実であると言えます。こちらでは着火剤の種類と用途について紹介します。
必要な道具
用意する道具は以下の通りです。
- バーベキューコンロ
- 木炭
- 新聞紙
- ライターやマッチ、チャッカマンなど
- 軍手
- トングや火ばさみ
- 着火剤
固形タイプの着火剤
火が燃えやすい繊維やおがくず、炭などに燃料が染み込ませてあります。この上に小さめな炭を重ねて置き、徐々に燃え移らせていく昔からあるスタンダードな着火剤です。炭に火を入れるのに多少時間が掛かったり、燃料が燃える際に特有の匂いがあるため好みが分かれます。安全を取りたい初心者にオススメしたいタイプです。
ジェルタイプの着火剤
炭の点火したい部分に塗って使います。割高ではあるものの、固形タイプよりも使い勝手や着火時間が短いのが人気の秘密です。ただし詳しくは後ほど説明しますが、ジェルタイプは手軽に使える反面使用方法については特に注意が必要です。しっかりとその特性を理解した上で利用すれば問題ありませんが、事故も起こっていますので気を付けたいところです。