サイドシルとは?修理にかかる費用や期間&へこみを防ぐガードもご紹介

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サイドシルは自動車のドアの下部分に位置するパーツです。擦ったりぶつけてへこみや傷ができることも多いのですが、修理したくても費用や期間が気になりますよね。今回はサイドシルの修理費用や期間と、サイドシルガードなどのおすすめ保護アイテムを紹介します。

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サイドシルとは

サイドシルと聞いてすぐにわかる人は少ないと思います。自動車に詳しい人ならわかるとは思いますが、サイドシルとは一体何なのでしょうか。見たことはあっても実は名前まで知らなかったサイドシルについてご紹介します。

サイドシルは車のドアの下部分のパーツ 

サイドシルとは自動車のドアを開けた時に見える、自動車の下にあたるパーツの事を指します。特に意識をして見ている部分ではありませんが、実は無意識にも目にしている部分なのです。

サイドシルのシルは敷居という意味 

シル(Sill)とは日本語で敷居という意味です。つまり、サイドシルとは横にある敷居という意味になります。別名でドアシルとも言われます。説明されれば、確かに自動車の乗降時にまたいでいる部分なので納得できます。

サイドシルは車の強度を高めてくれている

サイドシルの形はなぜか複雑な形をしています。それは何でなのでしょうか。シルは敷居という意味合いお持ちながら、シルプレートという外壁と基礎と締結する補強部材から由来されています。自動車にとっても同じで、自動車のボディの強度を高めてくれる部分なのです。

気がついたらサイドシルに傷がついていた

自動車をお持ちの方なら誰でも経験があるとは思いますが、洗車をしていたらサイドシルに傷を発見!なんてことはありませんか?傷を付けたつもりはなかったのに見つけてしまった時はショックも大きいです。サイドシルはそんな傷がとても多いんです。

サイドシルのへこみはぶつけた可能性 

サイドシルのへこみは気付かないうちについていることが多いです。運転していてぶつけた覚えはないのにサイドシルがへんこんでいたということは珍しくないはずです。しかし、そのへこみはいつの間にかぶつけてしまっているのです。

サイドシルは擦れ傷もつきやすい

へこみ同様に擦れ傷も付きやすいサイドシルですが、へこみ以上に擦れ傷はいつの間にか付いています。ちょっとした段差や縁石などの障害物。大丈夫だと思って通ったら傷がなんて経験ありませんか?

サイドシルは錆で穴が開くことも

自動車のボディにとってサビは天敵です。ちょっとした傷だから大丈夫なんて思っていると、あっという間に錆びてしまい、錆びた部分は次第に広がり穴があいてしまうのです。

へこみや傷のついたサイドシルを修理したい!

大切にしている愛車に傷やへこみを見つけたら一日も早く修理をしたいです。気にならない部分の傷でも、1度見つけてしまったら気になってしょうがないです。早く直すにはどのような手段を取れば良いのでしょうか。

自動車に塩は敵

特に海沿いや雪国の地域に住んでいる方はわかるかもしれませんが、塩害が自動車に与えるダメージはとても大きいです。潮風や融雪剤に含まれている塩分は酸素と水分と反応して金属にダメージを与えてしまいます。

塩を浴びた自動車はまずは洗車

塩害の対策として一番は洗車です。自動車に付着した塩はまず、洗車で洗い流しましょう。特に見えづらい車体の下回りは入念に洗車が必要です。ボディー部分はよく目にするので小さな変化もすぐに気づきやすいですが、下回りは常に目にする部分なので下回りのトラブルを防ぐことが重要です。

洗車後はコーティング剤を

洗車後は拭き取りだけではなく、ワックスやコーティング剤を使用しましょう。自動車の輝きを取り戻すだけではなく、自動車のボディーへのダメージを低くするためにもこういった作業は必要になります。

サイドシルの修理はDIYでは難しい

カー用品店やホームセンター等で販売している修理用品を使い、DIYで修理せきるなんて動画などを見たことありませんか?確かに、自分自身で修理できれば修理費用も安く済むというメリットもあります。しかし、特に初心者の方にはおすすめできません。修理用品の誤った使い方などにより、傷や錆などが広がる可能性もあります。

錆穴は早めの修理がポイント

錆穴の進行はとても早いです。自動車は雨天時の道路や、塩カルの撒かれた高速道路など様々な場所を走ります。そういった場所を走れば錆穴に付着してしまう物質はたくさんあります。そのような原因物質により錆穴の浸食が進む速度は早まってしまうのです。錆穴ができてしまったら、早めに修理をしましょう。

修理期間も考えて予定をたてて相談に行こう

修理期間は傷の大きさや状態によって大幅に変わります。1日で終わるものもあれば、数日、数週間とかかってしまう場合もあります。明日、どうしても自動車を使用したいので明日までには修理してほしいというのはなかなか難しいものです。修理の相談に出向く時にはきちんと予定を考え相談に行きましょう。

板金塗装でサイドシルのへこみを修理

サイドシルの修理をディーラーに持っていくと交換になってしうことが多く、交換した場合、費用がかさむ上に事故車扱いになってしまいます。事故車扱いになるという事は、自動車の下取り時に査定額に響いてしまうのです。

修理工場で板金で直せるかまずは相談

サイドシルを交換したほうが良いのか板金塗装で修理可能なのかも迷った場合は一先ず修理工場で板金塗装が可能かを相談しみましょう。傷やへこみは自分で見るととても大きく酷く見えてしまいがちです。パーツを交換したいという気持ちにもなりますが、板金で十分に直せる場合もあります。

板金塗装なら修理費用は安くすむことも 

パーツ交換の場合、パーツ代や塗装費用に工賃と修理費用も跳ね上がります。板金塗装の場合であれば、車種や損傷の状態、修理工場によっても違いはありますが、修理費用が安くすむ場合もあります。しかし、必ずしも板金塗装のほうが安いということではないので修理工場できちんと見積もりを取りましょう。

修理期間は1週間程度はかかると考えよう

修理期間は基本的に1週間程度が目安となります。ただ、気を付けなければいけないのが修理工場の繁忙期や、外車であったり損傷の状態によっては修理期間が長引く場合も考えられます。

大きな傷やへこみはサイドシル交換になることも 

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