筏釣り大特集!仕掛けや釣れる釣り方のいろはを徹底解説!

エサをダンゴで包むことは、おにぎりの中にいろいろな具を入れる要領に似ています。ダンゴの固さは海水量や配合餌によっても変わりますが、最終的にはダンゴをアンコにして握る回数で調整していきます。水深やその時の釣り場の状況に応じてダンゴのもちを握る回数で変化させることが大切です。

筏釣りの釣り方⑤ 仕掛けを投入してアタリを待つ

ダンゴエサの仕掛けを投入して、確実に仕掛けが着底した時、穂先が少し曲がります。ダンゴは次第にバラケて、穂先が戻った瞬間のチヌのアタリを待つワクワク感は何とも言えない心境です。そこが筏釣りの醍醐味です。

仕掛けの沈下途中はバックラッシュに注意

ダンゴを投げ入れた時又は沈下途中にその重さで厄介なバックラッシュを経験することがあります。それを防止するには、リ-ルのクラッチレバ-を使ったりスプ-ルを指で軽く押さえてたりして、沈下速度に合わせて自分の手を使ってライン出しをすることが大切です。

ダンゴの着底後はライン操作が重要

ダンゴの着底を確認したら、少しラインを出して、竿先のテンションで無理にダンゴを壊して付けエサが飛び出さないようにします。あくまでも自然にダンゴがバラケてエサが出てくるようにするライン操作が重要になります。

筏釣りの釣り方⑥ アタリに対してアワセる

この釣りでは、穂先をウキに見立ててチヌのアタリを感じます。穂先の微妙な変化を見落とさず、更には糸出しなどのリ-ル操作をしながら、アタリに対してしっかりあわせることが釣果に繋がります。

アタリは, 基本的に竿先の変化で取る

チヌのアタリは、穂先の変化でとるのが基本的です。モソモソやコツという微妙な振動の前アタリがあり、次に魚の重みを感じる穂先を押さえ込む本アタリがきます。この時、躊躇なく腕のストローク幅を使って角度をつけて垂直に竿を起こすことが大切です。

アワセが適切でないと, 竿を折ることもある

チヌの本アタリがあってもアワセが適切でないと、バラすだけでなく、場合によっては竿が破損することがあります。特に穂先は繊細で折れることがありますので、鋭くアワセ過ぎるのは禁物です。アワセは垂直に竿を起こす程度にしましょう。

筏釣りの釣り方⑦ やり取りして取り込む

確実にハリ掛かりさせ、竿に魚の重みが感じて乗ったら竿を起こします。次に魚とのやり取りです。そして、ポンピングでリ-ル操作をしながら海面に魚を浮かせて玉網で取り込みます。この一連の流れは釣り人にとってワクワクする瞬間です。

チヌの動きに合わせたやり取りが肝心

チヌを掛けたあとのやり取りは、魚の動きに合わせて竿の弾力をうまく使いその傾きや角度をを変えたり、ドラグを調整してリ-ルを巻いたり、クラッチ操作や指で押さえてスプ-ルからラインを出したりすることが大切です。

特にイカダの下は、ロープなどの障害物があり、徐々に浮き上がってきた魚が入り込もうとしてロープにラインが巻き付きバラすことがありますので、落ち着いた対応が必要です。竿さばきやリ-ル操作をうまくしてやり取りすることが肝心です。

玉網入れは慌てずに行おう

やり取りの後、チヌが海面に浮いてきたら、竿を立てて魚に十分空気を吸わせて弱らせます。そして、フィニッシュは導くように魚をタモに頭からすっぽり入れていきます。特に大物の時は、慌てずにこの基本動作を慎重に行いましょう。

筏釣り関連の釣り動画①ダコチン釣り(かかり釣り)

関連の釣りとして、筏釣りと同じようにダンゴを使う、熊本県でさかんに行われているダコチン釣りを紹介します。繊細な穂先の竿を使っての魚とのやり取りは、何とも言えない醍醐味です。釣りのやり方は、上記で解説した筏釣りとほぼ同じです。

筏釣り関連の釣り動画②紀州釣り

関連の釣り二つ目は、紀州釣りです。この釣りは、同じようにダンゴエサを使うチヌをタ-ゲットにしたウキを使った釣法です。また、堤防などから狙うということで、長竿を使うところも筏釣りと異なる点ですが、歴史があり確立された釣りです。ダンゴエサの作り方、握り方などは参考になるので紹介します。

エキサイティングな筏釣りを楽しもう!

筏釣りは、やればやるほど奥が深いものですが、一人でも家族でも気軽に楽しめる釣りです。短い竿で繊細な穂先で魚を掛けた時の感覚は何とも言えません。また、その後のやりリ取りで、ずしっとした重みを感じながら魚とのかけひきを一度経験したら、病みつきになります。是非、このエキサイティングな釣りを楽しんで下さい。

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