ヘラブナとはどんな魚?釣り方や仕掛け、竿についてもご紹介!

確かにヘラブナ釣りには高度な技術が要求されますが、かと言って初心者にはまったく手が出ない、というものでもありません。基本的な情報を押さえて、しっかり準備をすればそれなりの成果は期待できます。最も大事なのは、時期と場所です。

ヘラブナ釣りの時期

ヘラブナは1年のどの時期でも釣れますが、季節や水温に合わせてエサを変えたり、狙うタナ、すなわちヘラブナがいる水深を変える必要があります。特に4月から6月の産卵期には浅い所の水草や草の根などに産卵をしに出てきて身体を水面にたたきつける「乗っ込み」という行動をしますが、この時期には数と大きさの上で成果が期待できます。

ヘラブナ釣りのポイント

初心者が簡単に楽しむことが出来るポイントと言えば釣堀などの管理された釣り場です。しかし野外の釣りの面白みを味わうのであれば、産卵期ならヘラブナが前述の「乗っ込み」の動作をしているのが目視で確認できるような浅場は狙い目のポイントと言えます。また通常の時期なら葦が動いたり、ヘラの魚影が見える所などがポイントです。

ヘラブナ釣りの種類

へら鮒の釣りは高度な技術を要する面があり、ちょっと近づき難いように思えますが、初心者向きの入門的な釣り方もいろいろあります。これからそういう釣り方を3種類ご紹介します。

ヘラブナ釣りの種類①両団子釣り

先ず団子エサとは、本当に魚に食わせるオキアミなどのエサを、パウダーを練ったもので包んで団子状にしたものです。このエサはバラケて水の中に溶け出し、へら鮒を誘い込む働きをします。この団子エサを2本の針に付けるのが両団子釣りです。この釣り方の魅力はエサをその時々の状況に合わせて変えて行く工夫をするところにあります。

ヘラブナ釣りの種類②セット釣り

セット釣りとは、上につけるバラケエサと下につける食わせエサをセットにして使う釣り方です。バラケエサは麩の粉などを練ってペースト状にしたもので、水の中に溶け出してへら鮒を誘い込みます。食わせエサはウドンとかグルテンなどで、これを針に巻きつけます。エサの作り方が簡単であること、アタリがはっきり出ること、などがが魅力です。

ヘラブナ釣りの種類③底釣り

文字通り底の方にいるヘラブナを狙う釣り方です。ヘラブナの動きが鈍くなる冬季に適した釣り方です。この釣りで最も大事な点は水深を正しく測ることです。水深を測るにはウキの立つところを目安にして、ウキの出ている部分の目盛を見て測ります。へら鮒が近寄って来ると、アタリがすっきりと出てくれるところが初心者にとっても魅力です

ヘラブナ釣りに必要な道具|仕掛け

仕掛けとは竿の先から水中に垂らす部分の全体を指す言葉です。へら鮒を釣る場合にはそれに見合う道具、イト、ウキ、ハリなどを使います。

ヘラブナ釣りの仕掛けはシンプル!

出典:マルキュー

仕掛けを作るプロセス:竿の先端にミチイトを結びつける→ウキ止めとウキゴムをミチイトにつける→ミチイトにオモリを取り付ける→2本のハリスをミチイトの先端に結びつける

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