アブラハヤってどんな魚?飼育方法や料理、釣り方まで徹底解説します!

アブラハヤはとっても身近な魚です。そんな身近なアブラハヤについて詳しく紹介します。身近ですがあまり知られていない生態や、コツをつかめば楽しい飼育や、実はおいしい料理、初心者や子供でも楽しめる釣りについて、それぞれ細かく解説しましょう。

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1歳と7歳のやんちゃな子供たちの母です! 一緒に楽しめるように、楽しいアクティブな活動を 日々情報取集してます!

アブラハヤはどんな魚?

渓流釣りがお好きな釣り人の方には馴染み深いアブラハヤですが、その特性までもご存知でしょうか?外道などとも言われ、様々な地域で異名をもつ不人気な一面もありますが、実は知られていない美味しさや一面をご紹介します。

とっても身近な淡水魚

アブラハヤは河川や湧き水が流れ込む水路など、とても身近な場所でも見かける事がある淡水魚です。一昔前までは田畑に流れ込む用水路など街中でも見かける事が出来る程に身近に生息していましたが、現在では都市化が進むにつれて減少傾向にあります。

飼育も簡単な魚

一般的に渓流魚は飼育が難しいと言われていますが、アブラハヤは比較的大人しく飼育面でも難しくないのでペットとしてもおススメの魚です。水温や水質管理などの住環境だけはしっかりと整えてあげましょう!

実は食べられる?

泥臭いと言われる川魚の中でも、特にアブラハヤはヌメヌメしていて臭いがあり美味しくないと言われていることもありますが、しっかりと内臓をとって下処理を行うとあっさりと淡白な味わいで美味しく食べる事ができます。臭いの原因は食べている藻にあり、これが独特の臭いをしています。上流域の藻は水質が良く臭いがあまりないので、上流で採れるものの方が美味しいです。

初心者でも釣れる魚

アブラハヤはとても食に貪欲で、どんな種類の餌も積極的に食いついてくれます。テクニックなども要らず仕掛けもとてもシンプルで簡単なもので良いので、釣り初心者の方でも釣りが簡単に楽しめます!

アブラハヤの基礎知識

コイ目コイ科ウグイ亜科に属する日本在来の淡水魚です。ハヤ・ドロクソ・ニガザコ・ドロバエ・ヤマガオ・アブラケなど地方ごとに異名で呼ばれていたり、ヤマメなどを狙う渓流の釣り師から外道として嫌われてしまう一面もあります。

アブラハヤの生息地

日本では青森から福井県の日本海側、青森県から岡山県の太平洋側の本州のみに生息しています。低水温の山地の湖沼や、河川の上流域から中流域の流れが穏やかで枯葉が溜まっているような淵や淀みを好みます。

アブラハヤの生態

全長は15cm前後で細長い紡錘形でやや平べったい体をしています。全体的にウロコが小さく、体表にはぬめりがあります。この特徴は「油をぬったハヤ=アブラハヤ」と和名の由来になっています。メスの吻(口周辺)はノミのような形をしており、これは産卵の際に川底に卵を産み付ける際に川床に突っ込む習性がありとても役立ちます。アブラハヤと非常によく似た魚はタカハヤという種で、見分けが難しい魚として有名です。

アブラハヤの習性と食性

昼行性で警戒心がとても強いです。4月頃になると産卵期を迎え初夏の頃まで、メスは水深10cm~15cm程度の砂地の底に群れで産卵します。孵化した稚魚は群れになって浅い流れの穏やかな場所で過ごし、成長すると流れのある淀みなどに移動します。アブラハヤは雑食性でとても幅広く貪欲な食性をしています。住んでいる場所によって食性も様々で、水面に落ちた昆虫類やゲンゴロウなどの水生の昆虫、岩などに付着している藻類などを食べます。

アブラハヤの特徴とは

アブラハヤを見分ける事は出来ますか?アブラハヤとそっくりな見た目を持つ魚もいます。その生態をよく知る事で、釣りや飼育の際にも役立ちます。アブラハヤの特徴をよく見てみましょう!

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