アブラハヤってどんな魚?飼育方法や料理、釣り方まで徹底解説します!

アブラハヤは目の後ろ辺りから尾ビレの近くまで体の中央部分に黒っぽい帯があります。個体や生息場所、魚の状態によって薄い暗色からはっきりとした暗色まで様々です。釣れた際にはじっくりと観察してみましょう!

タカハヤとの違い

  • 体の黒い帯状の模様がある
  • スマートな体型
  • ウロコが小さく細かい
  • 尾びれがくぼんでいる
  • 尾柄(びべい/臀ビレの付け根から尾ビレまで)が細く、長い

タカハヤもアブラハヤと同じコイ科ウグイ亜科の淡水魚で、本州中部や近畿地方で生息地が重なっています。見た目がそっくりな魚ですが同じ河川に生息している場合はタカハヤが上流域、アブラハヤはそれよりも下流に住み分けている場合が多いです。見分けるポイントは、アブラハヤは体が細めで中心に暗色の帯が見られる事、タカハヤはウロコが荒めで全体的に暗色の斑点が見られる事などが挙げられます。

群れる特性

河川にはヤマメやカワムツ・アユなど様々な魚が生息していますが、大型のヤマメなどにとってはアブラハヤは捕食魚となってしまう為、淵部分から追いやられてしまい、結果的に河岸に群れている事が多くあります。産卵期になると積極的に集団になり、川底に産卵します。孵化した稚魚も、成長するまで集団を作り流れの穏やかな場所で成長します。

アブラハヤの飼育について

スマートで美しい体を持つアブラハヤは、清流のイメージピッタリです。適切な環境がアブラハヤのストレスを減らし、長生きの秘訣になります。ポイントをまとめますので参考にしてみて下さい。

飼育は簡単?

アブラハヤは大人しい性格をしており、比較的飼育がしやすい魚です。しかし、水質が悪くなると病気にかかりやすく、高温に弱い点などもあるため、管理が面倒と思われる方には少し難しいかもしれません。渓流魚らしいスレンダーな体つきで、清流をイメージしたアクアリウムなどにはしっくりと馴染み、美しい日本のイメージを再現することができます。

飼育に必要なアイテム

  • 90cm以上の少し大きめの水槽
  • 水槽のふた
  • 上部フィルター
  • 底砂や砂利
  • 流木や石

アブラハヤの全長は15cm程で、よく泳ぎまわる習性があるので小さい水槽はアブラハヤにとって強いストレスになります。より自然環境に近づけてあげる事が長生きのコツなので、川底のような底砂を敷き、流木や石など身を隠す隠れ家を用意してあげましょう!水槽内に流れを作ってあげるとより丈夫に成長します。跳ねる事がよくあるので、飛び出し防止のためにふたを用意してください。

おすすめ水槽

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めんどり加工が美しく、透明感が魅力的な水槽でアクアリウムの美しさを引き立てます。ろ過性能の高い外部フィルターもセットになっているので、おススメです。

おすすめ道具

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ろ過能力に優れている天然鉱石の底砂です。ミネラル豊富で水質を安定させてくれます。繁殖したバクテリアがアンモニアなどの有害物質を分解してくれるので、アブラハヤの健康を守ります。天然砂は魚をとても美しく見せてくれます。

アブラハヤの飼育の注意点

アブラハヤの平均寿命は概ね5年とされています。適切な飼育環境下ではそれ以上の長生きの個体の報告もあります!しっかりとアブラハヤが住みやすい環境を整えて、長く付き合っていけるようにしましょう。

水質悪化は病気の原因

魚の糞や餌の食べ残しなどが原因で水質はどんどん悪化していきます。魚の糞などはそのまま放置しているとアンモニアという非常に強い毒性のある物質に変化します。水質が悪化してくと、魚に非常に強いストレスがかかり免疫が下がり病気にかかりやすい状態になってしまい、細菌などに感染しやすくなります。

水温に注意しよう

アブラハヤは高水温に非常に弱い魚です。夏場で水温が30℃に達する日が続くと衰弱し、死んでしまう事があり35℃にもなると数時間で死に至ってしまいます。特に夏場は水温管理に気を付けてあげましょう!水温の目安は20℃前後です。

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