バラムツってどんな魚?販売禁止?市場では売られていない全身大トロと言われる深海魚

バラムツ釣りの仕掛け

バラムツを釣るときの仕掛けは、まずメタルシグの300グラムにさらにエサを付けます。エサはマイカやスジイカ等のイカ類やサバやさんま、いわしの切り身です。切り身は水中でヒラヒラさせてアピールできるように長めに切るといいですね。

また、夜釣りなのでバラムツに気づいてもらえるように夜光タイプのジグを選んだり、エサにもうま味調味料などを付けて匂いや味を強化してあげるとアピール力が増します。この時点で結構な重みです。

バラムツの釣り方

フッキングはしっかりと

最初の1投は深めに投げます。バラムツは静止または早い動きに反応がいいので中途半端には動かさないで、まったく動かさないでしばらく待って、その後速く動かすなどしてアピールしていきます。当たりがあったら竿を上げてバラムツの口に針をしっかりとフッキングさせましょう。相手は大物です。最低3回ほど繰り返し行いましょう。

しっかりフッキング出来たら巻き上げです。巻き上げには相当な体力を要しますので、心の準備をしておいて下さい。巻き上げをする時に大事なのは、常にバラムツにプレッシャーをかけて反転されないようにロッドのテンションを緩めないことです。

最後の最後までまで油断しないで

最後の15メートル前後にになると、「あともう少し」と気が緩みそうになりますが、最も抵抗が強くなるので油断は禁物です。さらには、釣り上げた後も暴れますので無数のトゲに覆われた鱗には注意が必要です。

通常の深海魚より楽しめる

深海魚の浮袋

大型の魚を狙って釣りをするのは、苦労して引き上げた達成感を味わいたいというところです。バラムツのいいところは水深200メートル前後のところから船べりの最後まで、バラムツとの全力のやりとりができることです。

他の多くの深海魚は浮袋を持っています。浮袋を持っていると、途中から水圧の変化で膨張して浮力を発揮してしまいます。よって魚から勝手に浮いてきてくれるような感覚になってしまいがちです。しかしバラムツはその浮袋を持っていません。

浮袋の代わり

その代わりにとなっているのが、有害性の原因「ワックスエステル」です。ワックスエステルは水に浮きやすい性質を持っているので、これを筋肉内に多く溜めておくことで浮袋の代わりの機能を果たしています。ワックスエステルは有害ですが、そのおかげで楽しい釣りができる訳です。

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