メタルジグを使ったアジングに最適な時間は
アジが捕食する時間帯は日に三度~アジングに最適
アジが盛んに捕食する時間が、アジングのチャンスになります。最初に来るチャンスは、およそ5時から6時の間「朝マズメ」と呼ばれる時間帯です。この早朝の時間にアジは見えるようになった餌を求めて捕食します。
二回目ののチャンスは、日没前後の1時間程度の時間帯で、夕マズメと呼びます。植物プランクトンは昼間に日光を受けて光合成して豊富なエネルギーを身体にため込みますが、その植物プラクトンを求めて動物プランクトンが活発になります。その時、アジなどの小魚はもちろん、その小魚を捕食する大型の肉食魚も活気付くのです。
メタルジグのフラッシング効果でナイトアジング
もう一つの時間帯は、夕マズメから翌日の朝に掛けての時間です。この時間帯のアジングを、特にナイトアジングと呼びます。夜は、大型の肉食魚の活動が鈍るため、その餌になるアジなどは食べられる心配なく餌を獲れます。その時間にアジは、栄養たっぷりの動物プランクトンを安心して食べるのです。
夜は、海に向かって光を放つ常夜灯の明かりが届く範囲を狙うのがいいとされていますが、月の明るい夜などは、一概に常夜灯の下がいいとは言えないので、逆に暗がりを狙ってみるなど工夫と探求が求められます。
デイゲームでアジングを楽しむならメタルジグが有利
昼間は、アジの方も目が利きますからメタルジグが偽物だと見分けてしまいます。ですので、ワームよりメタルジグの方が光沢感を生かしてフラッシングとフォールの素早さで反射的なバイトを期待できます。
もし、昼間しかアジングに行けない人は、メタルジグを試してみることをお勧めします。遠目が利く昼間なら、ベイトがたくさんいる場所を探したり、近くでイワシなど小型の魚が釣れていればベイトが岸の近くに寄ってきている判断がつき、あとはアジの回遊するのを待つだけです。
アジング用メタルジグの選び方
アジングには、3g~12g前後までの重さのメタルジグを使います。もっともアジ専用のメタルジグがあるわけではなく、これらのサイズでメバル アジ カサゴなど、様々な魚種が釣れます。よく使われるジグは5g程度のものですが、十分に尺アジを釣ることができます。
メタルジグの形は、どれを選べばいいのか
重心の位置の違いでフロントバランス(フロントが厚い)、センターバランス(真ん中辺が厚い)、リアバランス(後ろが厚い)などの種類があり、その中でアジングにはフロントバランスとセンターバランスがいいと言われています。
メタルジグに魚が食いつくタイミングは、フォールに入る前の一瞬見せるジグの姿勢にあるようです。その姿勢を作るのに、ジグの形状が関係していると考えられます。ですから、いろんな形のメタルジグを自分で試して経験値を積む必要があるでしょう。