デジャブの意味とは?体験することが多い人の特徴や原因は?詳しく調査!

実は、あの芥川龍之介もドッペルゲンガーを経験したとインタビューで話した記録が残されています。未完の小説「人を殺したかしら」の題材は「もうひとりの自分」で、芥川龍之介が自殺する前日に編集者の前で破り捨てたはずなのに、翌日に訪ねて目にしたものは、芥川の死体と、破られたはずの原稿が綺麗に残っていたということです。

デジャブはパラレルワールドを垣間見たものという説も

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パラレルワールドとは、時空から分岐し、並行に存在する別の世界のことです。パラレルワールドは魔界や四次元世界とは違い、私たちの宇宙と同じ世界が持った並行世界ということになります。並行宇宙、並行時空ともいいます。

日系アメリカ人の理論物理学者である、ミチオ・カク博士は自分の周りには無数のパラレルワールドが満ちていて、不意に訪れた脳の信号のエラーによって時空を超え一瞬別の世界に入ってしまい、パラレルワールドを垣間見てしまった、その現象がデジャブだという見解を示しています。

デジャブを題材にした作品

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デジャブを題材にした作品は色々とありますが、これまでも説明してきたようにデジャブを証明することが困難なので再現不能なのですが、それぞれの作品の中でデジャブをどのように受けとめ扱っているか、どのような説があるのかみていきましょう。

涼宮ハルヒの憂鬱

願ったことを無意識に現実化する能力を持った美少女の涼宮ハルヒ。同じシーンを8週にわたり15,000回以上も繰り返しループすることでデジャブの出現を映像にしたシーンは、視聴者までもデジャブを感じるようになると話題になりました。

「エンドレスエイト」では15,000回以上も夏休みを繰り返し、デジャブを鮮明に映像にしています。原作ではループを終わらせる方法が明記されていて、それは「宿題を終わらせること」でした。8週もループを繰り返す「エンドレスエイト」は、まさに耐久レースのようです。

時をかける少女

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筒井康隆のSF小説(1967年刊)。1983年の映画「時をかける少女」では、主演した原田知世が主題歌も歌い大変な話題となりました。2010年版は仲里依紗の主演で違う角度から映画化され話題になりました。ステレオドラマ(ドラマCD)になったりなど人気がある作品です。

時空を飛び越えることができる不思議な能力を持った少女が、2660年の未来からやってきた青年と出逢い、さまざまな経験をする物語です。この作品でのデジャブはラベンダーの香りが引き金になってタイムスリップします。

デジャブ(アメリカ映画)

2006年に公開されたアメリカのSF・サスペンス映画です。奇想天外なストーリーで、先が全く読めないスリリングさがあってグイグイと引き込まれていきます。映画「デジャブ」を観ていると、日常の中でデジャブはこのよに起こるのかと不思議な体感を得ます。

爆発現場で発見された女性の遺体から強烈なデジャブを感じた主人公ダグは、監視システム「スノーホワイト」を使ってタイムスリップし生前のクレアを監視することになり、やがて彼女を救う決意をします。「4日と6時間」の過去と現在をタイムトリップして、ダグは既に殺された彼女を救います。

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