根魚の種類ってこんなにいるの?どこよりも多くの根魚とその特徴、釣り方をご紹介!

アイナメは遠くにあるポイントまで投げ込む「遠投」で釣る方法と、少し先のポイントまで投げ込む「チョイ投げ」の方法があります。エサについてはメジャーなイソメを使ったり、釣具のお店で活きエビとして扱われているシラサエビといったものがあります。

根魚の種類④クロソイ

こちらの根魚は聞いたことがないという人がいるでしょう。クロソイというのは漢字で「黒曹以」と書き、カサゴ目フサカサゴ科メバル属という種類に分類されています。料理では刺身や煮付け、小さいものであれば丸ごと唐揚げにして食べたりもします。

特徴

漢字の通りで黒を基調とした色をしています。特徴としては背びれの棘が鋭いことでしょう。実は目の下にも棘があるのも特徴の一つです。ときどき似ている魚でマゾイという魚と一緒にされたりもしますが目の下に棘があるかどうかで見分けることができます。

生息地

この魚も生息域は広く、沖縄県以外であればほぼ日本全国で釣ることができます。大きさは40cmくらいですが、東北や北海道では50cmや大きいものだと60cmくらいのものが釣れるので、北に向かうほど大きなクロソイが生息しています。

釣り方

釣りのポイントはゴロタ場というゴロッとした岩や石がたくさん海底に沈んでいる場所にクロソイは隠れています。なのでその隙間に隠れている魚を狙う「穴釣り」が適しているでしょう。エサについてはイソメを使うのが一般的です。

根魚の種類⑤キジハタ

この根魚は聞いたことぐらいはあるのではないでしょうか。体の色は綺麗なオレンジ色をしていて、赤っぽい斑点が体中にあります。関西では「アコウ」という有名な呼び名があり、アコウの方だったら聞いたことがあるという人もいるでしょう。

特徴

数ある根魚の種類でもキジハタの大きな特徴はメスからオスに性転換することが挙げられます。全長は30cmくらいのものが多いですが、40cmくらいになるとメスからオスに性転換をして、大きいものになると60cmくらいにまでなります。

生息地

日本では青森県よりも南から九州と幅広い範囲で生息していて、日本以外では朝鮮半島の南や台湾、中国にも生息しています。堤防でも釣ることができて障害物に隠れていますが、特に藻が生えている岩場に多く生息しているのです。

釣り方

ウキを使わないシンプルな仕掛けの「探り釣り」、疑似エサを使った「ルアーフィッシング」、エサに生きた小魚を使う「泳がせ釣り」などで釣ることができます。身近な場所で釣ることができるキジハタですが、実は高級魚として扱われているので釣れたら是非食してみてください。

根魚の種類⑥アカハタ

こちらの根魚はスズキ目スズキ亜目ハタ科マハタ属に属している種類の魚です。漢字では「赤羽太」と書き、大きさは30cmほどになります。料理は刺身や煮付けがありますが、清蒸(チョン・ヂョン)という中国の料理法を使う料理もあります。

特徴

アカハタの特徴の一つは見た目でしょう。漢字の通りに鮮やかな赤っぽい色をしていて、背びれの先は黒い色をしています。またこちらの根魚もキジハタと同様でメスからオスに性転換を行うことも特徴として挙げられます。

生息地

アカハタの生息地は太平洋側で見ると関東地方よりも南、日本海側で見ると富山県よりも南で西日本を中心として生息している魚です。日本以外にも中国や韓国にも生息しており、周辺の環境に関してはサンゴ礁や岩場といったところに潜んでいます。

釣り方

仕掛けを投げて、そのまま当たりがあるまで待つ「ぶっ込み釣り」やオモリと針が一体になっている仕掛けを使う「テンヤ」を使って釣ることもできます。後者の方の釣り方は主にマダイを釣るための方法ですが、アカハタでも十分に楽しめます。

根魚の種類⑦オオモンハタ

この根魚はスズキ目ハタ科ハタ亜科マハタ属に属している種類の魚です。地域によっては「キジハタ」と呼ぶ地域がありますが5で紹介したキジハタとはまったくの別物ですので注意しましょう。料理については特に煮物や鍋料理が美味しいとされています。

特徴

見た目の特徴としては茶色っぽい斑点が体中にたくさんあります。それによって網目のような模様をしていることも特徴です。また大きさについては小さいものだと30cmほど、大きいものだと50cmを超えるほどの大きさになります。

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