毒魚が釣れちゃったらどうしよう?種類や特徴、刺された時の対処法をご紹介!

価格は1,000円ほどです。医療機関の手当を受けるまでの応急処置としてご使用ください。専用のポイズンリムーバーの器具で毒を吸い出します。

毒魚の種類② ハオコゼ

体長は、10cmほどです。体色は、赤、灰、褐色をしていて、茶褐色や暗褐色の斑紋が入っています。生息地は、青森県~九州南部の日本海と太平洋の沿岸部です。ガシラに似ているので注意しましょう。

ハオコゼの特徴

毒トゲタイプです。毒成分は、たんぱく毒です。背びれ、尾びれ、胸びれのトゲには毒腺が付いています。刺された場合は、毒液が体内に注入されて、腫れあがり、痺れや吐き気・嘔吐、強烈な痛みが伴い、重症だと、悪寒や呼吸困難に陥ることもあります。

ハオコゼの対処法

釣れた場合は、素手では決して触らずに、糸を切って、廃棄しましょう。刺された場合は、傷口からポイズンリムーバーなどで毒を吸い出して、火傷しないように40度~50度のお湯でたんぱく毒を不活性化します。軽症では、数時間で痛みが収まりますが、長引く場合は、医療機関を受診しましょう。

毒魚の種類③ ゴンズイ

体長は、本州10~20cmで、沖縄約30cmです。茶褐色のボディは、頭部から尾部にかけて、2本の黄色の線があります。生息地は、本州中部より南の太平洋側の沿岸部。夜行性で浅場の岩礁や防波堤周辺で群れ集団行動しています。

ゴンズイの特徴

毒トゲタイプです。毒成分はたんぱく質毒です。背びれと胸びれに毒針があります。刺された場合は、強烈な痛みが伴います。死んでいても毒が残ります。アレルギー体質では、アナフィラキシーショックを起こすので注意しましょう。刺された部位が壊死した事例もありました。

ゴンズイの対処法

釣れた場合は、素手では決して触らずに、糸を切って、廃棄しましょう。陸上に捨てないでください。刺された場合は、清潔な水で洗い流し、火傷しないように40度~50度のお湯でたんぱく毒の痛みを緩和します。応急処置が終わったら医療機関を受診しましょう。

毒魚の種類④ アカエイ

体長は、尾部を除いて90cmです。尾を含めると2mに達します。エイと違いは、噴水孔の後縁部周辺と体盤の腹面が黄色いところです。生息地は、北海道~九州南岸、瀬戸内海の沿岸部です。

アカエイの特徴

長い尾の付け根に長い鋭い毒トゲがあります。アカエイには細胞を壊死させる毒性があり、後遺症が残った事例があります。アレルギー体質の場合は、アナフィラキシーショックで死に至ります。

アカエイの対処法

釣れた場合は、尾の毒トゲに気をつけて仕掛けを取って帰すか、無理をせず道糸を切ってしまいましょう。刺された場合は、解毒剤はありません。患部を洗い流すなどして、すぐに119番の救急車で病院の治療を受けてください。

毒魚の種類⑤ オニカサゴ

体長は、20~40cmです。最大50cmにもなります。鮮やかなオレンジ色や赤色をしており、表面には突起が多いです。生息地は、関東より南~琉球列島に生息しています。

オニカサゴの特徴

毒トゲは、背びれ、胸びれ、尾びれの内部にあります。ビーチサンダルも貫通するトゲです。刺されると、激痛が走り、数時間の激しい痛みが伴います。患部が紫色になり腫れて、腰までしびれ、重症の場合は、呼吸困難が起こることもあります。

オニカサゴの対処法

釣れた場合は、鋭い歯を持っていないので口の中に親指を入れて下顎を掴むバス持ちをすると刺されないです。刺された場合は、患部を清潔な水で流して、毒を吸い出します。オニカサゴの毒はたんぱく質毒で構成されているので、40~50度のお湯に30~60分浸します。応急処置が済んだら病院で治療を受けます。

毒魚の種類⑥ ミノカサゴ

体長は15~30cmです。赤みがかった体色で、体表には茶色や暗褐色の縞模様があり、ヒレに黒い斑点があります。生息地は、北海道以南の日本海側と太平洋側の沿岸部です。

ミノカサゴの特徴

背びれや腹びれ、尾びれには、鋭い毒トゲがあります。刺された場合は、長時間の激痛が伴います。患部が赤く腫れ上がり、めまいや吐き気の症状がでます。刺されて失神する例がありますが、死亡事故は起きていません。刺されて溺れないように注意しましょう。

NEXT ミノカサゴの対処法