スピアフィッシングって?道具や技術など知っておきたいポイント総まとめ

日本では漁業権という権利で漁業従事者を守っています。そのため一般人が勝手に漁をしてはいけない漁禁止区域が指定されており、この範囲で魚を捕まえることは密漁に当たります。例え県の条例でスピアフィッシングが規制されていなくても、漁禁止区域には立ち入らないように気を付ける必要があります。

漁港付近ではやらない

漁港付近は漁船が沢山往路しますので非常に危険です。更に漁業権を侵害する可能性が高く、漁業従事者である漁師の方から見れば良いようには思われません。マナーをしっかりと守り、スピアフィッシングに臨みましょう!

遊泳区域には近づかない

夏場には遊泳区域は海水浴を楽しむ遊泳者が沢山集まり、とても賑わっています。スピアフィッシングは手銛など怪我をさせてしまう道具を用いますので、絶対に遊泳者が近くにいるような場所は避けましょう。

スピアフィッシングで気をつけること

スピアフィッシングは自分の身体が海と一体になるような感覚を味わうことができる魅力的なマリンスポーツですが、同時に大自然の危険とも背中合わせであることを決して忘れてはいけません。海を甘く見ず、己に過信せずにもしもの事が起きた際にどうすればいいのかをしっかりとイメージしておきます。

海の中では無理をしない

海の中で無理をする事は、命を失う事に直結するといっても過言ではありません。息を止めるという行為は、ブラックアウトなど沢山の危険を伴い、海中で足がつってしまうようなトラブルも少なくありません。海へ入る前に、自身の余裕をもって潜水することができる時間を定めてその時間を遵守しましょう。

ブラックアウトの処置方法を知っておく

ブラックアウトは肺の中の酸素濃度が低下し、急激な酸欠状態に陥ることで意識を失ってしまう症状です。もしも、ブラックアウトした際に水を吸い込んでしまわないようにシュノーケルは口から外しておきます。一緒に潜っている相手がブラックアウトを起こした場合は、相方のウェイトを外して抱えて浮かび上がりましょう。海面に出たら気道を確保し、心拍や呼吸ができているかを確認します。自発呼吸が出来ていない時はすぐに救急車を呼び人工呼吸をする必要があります。

危険生物に近づかない

海中には毒をもった生物が沢山生息しています。息を止めている素潜りの場合、痛みでパニックに陥る可能性もあり本当に危険ですので、決して近づかないように注意してください。危険な生物を発見した際には速やかにその場から離れましょう!海底や岩影などは特にうっかり近づいている事も多い為、慎重に行動することを心掛けます。

ヒョウモンダコ

体長10cm程度の小さなタコですが、テトロドトキシンを持つ殺人タコとして有名です。周囲の岩礁などに擬態しており、仮に見つけても一見すると普通のタコと区別がつきにくいです。本来温かい海に生息していますが、関東でも報告例が増加しています。

オニダルマオコゼ

全身に凹凸があり、岩などに擬態しています。背びれに猛毒を持ち、その毒性はハブの30倍と言われています。体長40cm程あるオニダルマオコゼですが、岩礁に擬態している姿はとても発見し辛く多くのダイバーが被害を受ける事で有名です。オニダルマオコゼについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ!

スピアフィッシングの専門店に行こう

スピアフィッシング専門店には、国内・海外のスピアフィッシング用品が揃えられており初心者用から上級者向けのラインナップが豊富に揃っています。スピアフィッシングに役立つ情報なども随時配信されていることもあります。

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