ジャークベイトとは
ブラックバスが小魚をエサとしているときに、非常に効果的な釣り方があります。竿を煽るように操作して、ルアーを上下左右に大きく動かすテクニックをジャークといいます。この動きを快適に行うことができるように作られたルアーがジャークベイトです。
ジャークベイトとはルアーの一種
ミノーとジャークベイトの形状による違いは、ほとんどありません。どちらも細長い小魚のようなボディをしていて、口元にリップがついています。日本では、普通に巻いて使用する場合をミノーといい、ジャークをメインで使用するときにはジャークベイトといいます。
ジャークとはアクションのこと
ジャークの操作をすると、ルアーはまるで追われて逃げ惑う小魚のような動きをします。このアクションは独特のパワーを持っていて、一通りのルアーを投げて何の反応も得られなかった後に、ジャークをすると突然バスがアタックしてくるような状況があります。
ジャークベイトの使い方
ジャークベイトを扱うときには、こちらから動きをつけてあげる必要があります。スライド幅の大小やジャークのテンポに変化をつけて、パニックになって逃げる小魚を演じるように操作していきます。
ジャークとトウィッチ
ジャークは、大きく竿を煽って水の中で立体的に動かします。それに対してトゥイッチは、竿先を軽く動かしてルアーの首を左右に振らせるように操作をします。レンジを大きく変えずに、短い距離でバスを誘うようなイメージです。
ジャークの方法
リールを巻きながらロッドを煽るように動かすことで、ルアーが横方向に加えて縦方向にスライドします。糸ふけを上手く巻き取りながら、この動作を繰り返すことで、左右に大きくダートし続けます。2、3回動かして1回止めたり、動く幅を変えたりと色々試しながらジャークしてみましょう。
ジャークベイトの出しどころ
ジャークは、季節を問わずにバスを手にすることができるアクションです。ただし、ベイトが多い時期・エリアで行った方がより効果的です。主なエサがエビなどの甲殻類のときには、反応が薄いときがあります。小魚の気配があるとき、もしくはプレッシャーが高い場所で独特な動きによるリアクション狙いの使用が有効的です。
ジャークベイトのおすすめ15選|ラッキークラフト ビーフリーズ
発売から長い年数が経っているのにも関わらず、一軍ルアーとしてチョイスされ続けるラッキークラフトの名作ルアーです。ジャークやトゥイッチのアクションに対する反応がとても良いので、思い通りに動きを演出することができます。
また、ブラックバス以外でも愛用者が多いルアーなので、バリエーションがとても豊富にあります。シーバス用としてシンキングタイプがありますが、ジャークをメインで使用する場合は、フローティングタイプかサスペンドタイプを選択しましょう。
ビーフリーズの特徴
ビーフリーズはサイド部分が平らになっていて四角い形をしています。これによって、フラッシング効果が備わるのと同時に、メリハリのあるハイピッチな動きが生まれます。固定重心なので、立ち上がりが早く、動きも切れ味バツグンです。
ビーフリーズの魅力
独特のボディー形状が、トゥイッチやジャーク時には水を切り裂くような絶妙な動きを見せます。動きに安定感があるので、ただ巻き性能も高いです。カラーやレンジ別に幅広く種類が展開されているので、使用環境に合ったビーフリーズを選ぶことができます。
ジャークベイトのおすすめ15選|イマカツ リップライザー
ルアーが浮上する動きで、魚を惹きつけることができるジャークベイトといえばイマカツのリップライザーです。このルアーは、それまでのジャークベイトが得意とされているミノーとは、まったく違うコンセプトで製作されました。その結果、他にはないパワーを持っているルアーとして評判を集め、大人気ルアーになりました。
リップライザーの特徴
ジャークベイトでは珍しい固定後方重心のハイフロートタイプで、浮き上がり時には、頭が上を向く姿勢になります。ジャーク時には、力強いウォブリングとキレがある動きで水を動かします。ただ巻き時には、ハイピッチなロールアクションで適度なアピール力があるので、クランクベイトのイメージで使用することもできるルアーです。
リップライザーの魅力
ただ巻きのアピール力を利用して広範囲にバスを探して、ここ一番のタイミングでは浮力を活かしてスローに誘い出す使い方ができます。ルアーをジャークしながら潜らせて、止めて浮かせた時の生命感あふれる動きは、気難しいバスに見切られることなく口を使わせることが可能です。
ジャークベイトのおすすめ15選|OSP ASURA
バスを逃がさずキャッチすることに特化しているジャークベイトです。ジャーク時に、テンポよくロッドを動かしていると突然バイトがきます。その際にラインがたるんだ状態だと、反応が遅れたりアタリに気づきにくかったりして、バイトチャンスを逃してしまいます。このルアーには、バスを手にするための必要な要素がたくさん備わっています。
ASURAの特徴
ASURAは9cmクラスのジャークベイトとして、一番最初に3つのフックを搭載したルアーです。そして、サスペンドタイプで重心移動する仕様なので、圧倒的な飛距離が出ます。形状は、水を切るようにダートさせながらも巧妙にローリングするフルフラットボディです。平面なサイド部分は、フラッシング効果を最大限に発揮します。
ASURAの魅力
他のジャークベイトよりフックを1つ多く搭載しているので、より確実にバスを掛けることができます。ショートバイトも、しっかりと針掛かりさせることが可能です。切れ味があるジャークに加え、普通に巻いても釣れる性能を持ち合わせてます。これとは別のASURAのSPEC2は、固定重心になっているサイレントタイプです。
ジャークベイトのおすすめ15選|ノリーズ レイダウンミノーMID
ロッドアクションに素直に反応して、鋭いダートを繰り出すことができるジャークベイトです。高浮力なボディ素材が採用されているので、ただ巻きでは、しっかりと水を捉えてアピールして魚を誘います。水面まで浮かせて誘うような場面も得意分野です。
レイダウンンミノーMIDの特徴
ボーンホワイト系ABSマテリアルという、低比重で浮力が高い素材が使用されています。MIDはミドルレンジを攻めるのに適しているモデルで、ジャーク時には程よい水深をキープしやすいです。ウェイトがお腹とボディの背面部に設置されていることによって、動かしている途中でたまにイレギュラーな挙動が発生します。
レイダウンミノーMIDの魅力
ジャークアクション時には、早い反応でシャープに動きます。ただ巻き時は、ウォブリングとローリングを伴った動きで、バスにアピールすることができるミノーです。たまに発生するイレギュラーな要素が、難易度の高いバスのバイトを引き出します。
ジャークベイトのおすすめ15選|ジャッカル リレンジ
日本のバストーナメントトップカテゴリーJBで活躍する早野剛史氏が監修したロングミノーです。なんでもこなすことができる高性能ミノーで、ジャークベイトとしても扱うこともできます。さらに、飛距離も出るように設計されているので、使い勝手もバツグンです。
リレンジの特徴
普通に巻くと深く潜るので、レンジの対応幅が広いです。特殊な重心移動システムが採用されているので、遠くまで飛ばすことができます。トゥイッチやジャークのアクションに対して、キレよく反応します。そして、静止させた時にはバイトを誘発する動きをします。
リレンジの魅力
総合力が高いミノーなので、あらゆる状況に対応できます。飛距離が出てしっかりと潜るので、風が吹いているような時でも扱いやすいです。ただ巻きからジャーク、ピタッと止めて食わせの間を与えるなどの様々な方法でバスにアプローチできます。
ジャークベイトのおすすめ15選|エバーグリーン Faith
アメリカのトーナメントを主戦場として、長年戦い続けた清水盛三プロが手掛けたジャークベイトです。和訳で「信念」の意味を持つこのルアーは、あらゆる環境の中でも効率よくバスを手にする為に作られています。
Faithの特徴
鋭く大きな動きが出るように作られているので、広範囲をアピールしながら探ることができます。使用状況、ライン等によって微調整する必要がありますが、Faithはゆっくりと浮上するスローフローティング設定です。飛距離を出すために、タングステン重心移動システムが採用されています。
Faithの魅力
幅広く、テンポよく探っていく展開と非常に相性がいいルアーです。抜群の飛距離と、遠くのバスに気づかせることができるアクション、そして突然発動するイレギュラーなダートで手早くバスの反応を引き出します。
ジャークベイトのおすすめ15選|メガバス VISION ONETEN Jr.
トーナメンターの愛用者が多いことでも知られるヴィジョンワンテンJr.。ダートアクション時に左右にスライドするように大きく動き、水中でピタッと止まることができるONETENのダウンサイジングモデルです。
VISION ONETEN Jr.の特徴
ダート時の大きなスライド幅が持ち味です。そして、サイドがフラットボディなので、リトリーブ時には明滅効果が発揮されます。浮かず沈まずのサスペンド仕様なので、止めた時には、絶妙な間をつくることができます。