イワシクジラを徹底解説!生態や特徴、料理についても総まとめ!【動画あり】

食性は肉食性で、小型の甲殻類や、小魚などを主に食べて生活しています。小魚は大群をなして泳いでいることが多いので、水面で口を開けながら近づき、エサがある程度口に溜まってから一気に飲みこみます。

体調や体形など

オスよりもメスの方が体が大きくなる特徴があります。オスは約17メートル、体重15トン前後、メスでは体長は約17メートル以上、体重は16トンと体格に差が出ます。細長い体つきで、背中が暗い青色でお腹は白く、保護色となっています。

イワシクジラの特徴  

活動域の広いイワシクジラは、ほかのクジラにはない生態的な特徴がいくつも確認されています。アスリート選手のような細身の体つき、かわいらしい鳴き声など、動画と共に分かりやすくご紹介します。

イワシクジラの捕食を動画で紹介

イワシクジラは水中から水面に向かい上昇し、海水ごと小魚の群れを飲み込んで、ヒゲで海水だけ吐き出して食事をします。一般的なナガスクジラ科に比べると、この捕食方法は珍しい部類に入ります。

イワシクジラの早い泳ぎ

数百キロある体に似つかわしくないスリムな体で、意外にも機動力に優れたイワシクジラは、ただ遊泳しているだけでも時速35キロ。ザトウクジラなどの約7倍速い数値になります。逃走スピードはさらに倍ほどの速度で泳ぎます。

イワシクジラの声を紹介

低いシロナガスクジラや、ネコの鳴き声に似ているザトウクジラと違い、キュウキュウとかわいらしい声で鳴きます。聞き比べると、クジラの種類で声に個性があり、一部のクジラが会話方式でコミュニケーションを取っているのも頷けます

イワシクジラの捕鯨の歴史  

イワシクジラは、その美味で栄養価の高い肉質ゆえに、長くの間捕鯨の対象とされてきました。従来捕鯨されてきた種のクジラが減り、船が発達してくると、イワシクジラの捕獲量はどんどん増えていきました。

1950から70年捕鯨の主流に 

イワシクジラは細身の体型で素早く泳げることから、船が発達していない19世紀以前は、あまり捕鯨の対象となることはありませんでした。しかし、新時代の船が開発されると、積極的に漁の対象となるようになりました。

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