常紋トンネルから大量の人骨?タコ部屋労働や人柱伝説の真相に迫る!

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常紋トンネルに関する怖い話を紹介

無惨な死を遂げた労働者達の無念と憎悪によって、常紋トンネルは現在でも語り継がれる心霊スポットになっています。頻繁に耳にする噂の中でも特に有名な常紋トンネルの怖い話をいくつかご紹介していきます。

常紋トンネルでの怪奇体験談①血塗れの男

夜中に列車を走らせていた、ある運転手の話です。列車が常紋トンネルへと差し掛かり、トンネル内部を列車の灯りが照らしながら走っていると、線路上に何か人影が見えました。列車のライトに照らされたのは、血塗れで列車を凝視する青白く、痩せこけた男でした。

運転手は慌てて列車を止め、確認のため線路に降りると、そこには誰も居ませんでした。再び列車を動かそうとし、ふと前を見ると、線路の上には先程の男が立っており、血塗れの形相で運転手をじっと見つめていました。運転手は、男の恨めしげに睨むような顔が、今でも脳裏に焼きついているそうです。

常紋トンネルでの怪奇体験談②足を掴む骸骨

幽霊が出る、呪われるなど忌み嫌われる場所ですが、その付近は人の出入りが乏しいこともあり、多くの山菜が自生していました。付近に暮らす40代の女性は、山菜採りで近くを訪れ、そろそろ帰ろうとするも、右足が何かに引っかかったのか、動きません。

木の根かと思い足を見ると、なんと足首を骸骨の手が掴んでいるのです。ゾッとして振り払い駆け出すも、度々転び、転んだ側には白い骨が散乱していたそうです。後日トンネルないから人骨が見つかったと聞いてからは、女性は二度とトンネルには近づきませんでした。

常紋トンネルでの怪奇体験談③蠢く黒い影

ある撮り鉄の男性が、夜行列車に乗った時の話です。深夜近く、常紋トンネルへと差し掛かかった列車、トンネルへと入る警笛が鳴り暫くすると、血生臭い臭いとも汗の臭いとも言える謎の異臭が立ち込めました。そして、ぐしゃり、がしゃりと、割れた陶器を袋に入れてひきずるような音が響きました。

恐怖心と好奇心から男性が廊下を覗いてみると、人のような形をした黒い影が、ゆらゆらと廊下を蠢いていました。暫くすると影は消え、呆然と男性が佇んでいると、見回り中の車掌が声をかけてきました。「お客さんも、見ましたか?」男性は冷や汗が止まりませんでした。

ゾッとするような怖い話は日常にも潜んでいる

人影や血まみれの男など、非現実的に感じるものも怪奇現象には多々あります。しかし、心霊スポットを訪れなくても、日常の至る所に心霊現象は潜んでいます。心霊体験や怪談話について詳しく解説した記事もあります。ぜひこちらもご一読下さい。

常紋トンネルの地図と行き方は?

常紋トンネルは今も現役で使われている路線です。開通当時から電気を利用した電車ではなく、列車が運行しています。直接トンネル内に立ち入ることはできませんが、列車利用で訪れることは可能です。

常紋トンネルの地図

生田原駅と金華駅の間に位置する常紋トンネルは、高低差のある山中にあり今でも現役の路線として使用されています。逃亡の困難な厳しい地形だった為、労働者の逃亡失敗や、逃亡の際に死亡してしまう等、労働者が亡くなった要因と考えられます。

常紋トンネルの行き方

常紋トンネルに徒歩での立ち入ることは厳禁とされています。常紋トンネル付近は両側とも急勾配の為、一度停車すると再発車が出来ません。また、ヒグマの生息地でもあるので大変危険です。訪れる場合、石北本線の常紋トンネルを通過する列車を利用するようにしましょう

常紋トンネルへは軽はずみな気持ちで行かないように

心霊スポットで有名になっていますが、過去には強制労働、理不尽な私刑や暴行によって多くの方が亡くなった慰霊の場所でもあります。数多くの死者が出たこと、日本が抱える負の歴史の遺産でもあることをきちんと踏まえて訪れて下さい。

常紋トンネル以外にも有名な北海道の心霊スポット

北海道は日本有数の心霊スポットに挙げられる場所がいくつも存在しています。常紋トンネル同様のタコ部屋労働が背景にある場所も少なくありません。心霊エピソードと共にいくつかご紹介していきます。

北海道心霊スポットその①雄別炭鉱(釧路炭鉱)

北海道に限らず、日本屈指の心霊スポットにも名前の挙がる場所が、雄別炭鉱です。釧路にあることから釧路炭鉱とも呼ばれています。住居や学校、病院などの公共施設や、映画館等の娯楽施設まで完備され、人口1万人が暮らしていたこともある、非常に栄えた炭鉱でした。

しかし、度重なるガス爆発や落盤事故により、1970年には閉鎖、以後は廃墟となるも、訪れると人の声がしたり人影を見たり、足を踏み入れた途端具合が悪くなったりと、怪奇現象の目撃情報が後を絶ちません。

北海道心霊スポットその②旧函館トンネル

旧函館トンネルも、タコ部屋の強制労働、見せしめのリンチ等が行われました。慰霊の為か、旧函館トンネルの中央付近には大きな地蔵が設置されています。呻き声や、幽霊が出入りする姿も目撃されています。なお、旧函館トンネル内の地蔵にイタズラをした人が後に行方不明になるなど、設置されているお地蔵さんに纏わる怪談話も囁かれています。

心霊スポットでのNG行為と応急処置

心霊スポットでは、予想のつかない、科学で説明できないような出来事や、息苦しいなど身体の異常が起こることも珍しくありません。不可解な死を遂げるという話すらあります。最悪の事態を避けるために、絶対にやってはいけないNG行動と、万が一の為の応急処置を覚えておきましょう

心霊スポットNG行為①騒ぐ、霊を侮辱する

人が亡くなり、また今現在も眠っている場所に訪れることを忘れてはいけません。霊を侮辱するような行動、発言や、過度に大声を出して騒ぐなどは霊を怒らせてしまいます。この世に恨みを持っている霊からさらに怒りを買うようなことをしてしまえば、命の保証は出来ません。また近所迷惑にもなります。必ず控えるようにしましょう。

心霊スポットNG行為②塩を撒く、霊に同情する

お祓い=塩を撒くと思う方も多いと思いますが、心霊スポットで塩を撒くと逆に霊の関心を買い、引き寄せてしまいます。また、気の毒などと霊に同情するようなことを思うと、その気持ちに霊が強く惹かれ、憑りついてしまいます。霊は浄化するような行動、霊の気持ちと同調しようとされると、手助けをしてくれると感じて相手を頼って寄ってきます。

自身のお祓いには清め塩は効果的です。清め塩を使う際は心霊スポットを立ち去った後、自身や持ち物などに使うようにしましょう。車や自転車を利用して訪れた場合は、それらにも清め塩を撒くようにしましょう。また、感情移入しやすい人は心霊スポットには訪れない方が無難です。

もしもの時は背中を強く3回叩く

NG行為を避けても憑かれる場合はあります。息苦しい、背中が重いなど万が一そのような症状が出た場合、憑かれた人の背中を3回、平手で大きくゆっくり叩きましょう。霊は憑りつく際に背中から入り込んでくると言われています。入ってきた霊を叩き出すように、背中を3回程叩きましょう。

叩く際は痛みを感じるほど強く叩くのではなく、衝撃を与えるように意識しましょう。霊を追い出す気持ちを強く持つことが大切です。また、叩かれる側も背中を叩かれるのに合わせて、口から息を強く吐き出しましょう。入り込んだ霊を体内から吐き出すようにイメージで行ってください。症状が軽くなれば、直ぐに立ち去るようにしましょう。

無念と悲しみで満ちた心霊スポット常紋トンネル

怪奇現象や人骨の話だけを聞くと、恐ろしいだけの場所に思ってしまいます。しかしトンネルの建設、完成までには、私たちが知らない多くの方々が酷い扱いを受け、また無念のまま亡くなっていったことを決して忘れてはいけません。過去に起こった凄惨な出来事を踏まえ、慰霊の心を持って訪れて欲しい場所です。

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