イシナギは近海で釣れる巨大魚!その美味しい料理と味をご紹介!

イシナギは、日本全国それぞれの場所で付けられた呼び名で親しまれています。例えば青森県や山形県は、「大魚」という表記から発展して「オオヨ」「オヨ」「オオイオ」「オオナ」などと呼ばれています。また、山口県では「カラス」などとも呼ばれています。時代の変化や地域性を感じる呼び名にも注目すると、釣りをより楽しめるかもしれません。

コクチイシナギ

コクチイシナギも、オオクチイシナギとともに「イシナギ属」に属する魚です。日本海およびカリフォルニアなどの北米海岸に生息していることが確認されていますが、日本海ではこれまでに一度しか捕獲されていません。そのため、日本の近辺において釣り上げられたイシナギというと、ほとんどの場合は、オオクチイシナギのことを示しています。

イシナギの味と美味しい料理5選!

大きな体のイシナギは、定番の刺身などの料理から、一風変わった食べ方まで、様々な形の楽しみ方ができる魚です。上品で綺麗な白身がとても魅力的なので、イシナギを釣ったら、美味しい料理にしていただきましょう。ここからは、ゲットしたイシナギを美味しく食べる料理法を見ていきます。

イシナギの刺身

釣りたてを刺身にするのも十分美味しいのですが、少し熟成させてからいただくとより美味しくなります。イシナギを柵取りした後に一晩ほど寝かせることで、透明だった白身がほんのり赤く色づき、より綺麗に仕上がるのです。食感はしっかりしていて、とても食べ応えがあります。程よく脂がのっている上に甘味も感じられ、非常に上品な味わいです。

イシナギの煮つけ

イシナギの下処理をした後に、切り分けた身をさっと湯通しします。酒と水、醤油、みりん、砂糖の合わせ調味料を入れて、煮汁が沸騰するまで煮込みます。煮汁が煮詰まってつやととろみが出てきたら完成です。ご飯にもお酒にも合う優秀なおかずができます。煮付けにするとイシナギの身が丁度良く締まるので、刺身とは異なる印象になります。

イシナギのソテー

イシナギを三枚におろして食べやすい大きさに切ってから、塩こしょうで下味をつけておきます。イシナギを薄く小麦粉で包んだら、オリーブオイルを敷いて強火で温めておいたフライパンに入れます。表面にこんがりと綺麗な焼き目を付けます。最後にワインを入れたら弱火で蒸します。魚の脂のうまみと、ぷりぷりのしっかりとした食感を味わえます。

イシナギの刺身サラダ

皮目を上にして置いたイシナギにふきんを被せ、熱湯をかけます。すぐに氷水で冷やしたら、水気をよくふき取ります。ここでウロコやぬめりを丁寧に取ります。そして皿に大根や大葉、薄切りにした刺身を並べます。イシナギをさっぱりと楽しめます。お好みで薬味、ドレッシングを添えることで味に変化も出て、二度美味しく楽しむことができます。

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