神戸連続児童殺傷事件とは?快楽殺人の全容と冤罪説・酒鬼薔薇聖斗の現在も紹介

神戸連続児童殺傷事件は、当時14才の酒鬼薔薇聖斗の犯行で、遺体の生首を学校の校門に晒し上げるという平成史に残る殺人事件です。後に「酒鬼薔薇聖斗事件」とも呼ばれ、現在も人々の記憶に残る神戸連続児童殺傷事件の全容を振り返ると共に、犯人である酒鬼薔薇聖斗の現在もご紹介します。

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神戸連続児童殺傷事件とは?中学生「酒鬼薔薇聖斗」の快楽殺人

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現在から20年以上前の日本を覚えていますか?またどんな印象を持っていますか?当然その当時まだ子供だった人もいらっしゃるはずです。90年代にはバブル崩壊したあとも様々な文化が広まり斬新で画期的なモノが流行しましたが、一方で人々を驚愕させるような極めて残虐で凄惨な事件が多かったことも忘れてはいけません。

多くの民間人が犠牲となった『地下鉄サリン事件』闇が深すぎる『井の頭公園バラバラ殺人事件』などその頃には悍ましい出来事が多く起きましたが、その中でも今回の記事でクローズアップする事件はひと際センセーショナルを集めました。その当時まだ僅か中学生だった犯人が次々と幼気な少年少女たちを傷つけて、最期には非人道的な殺人を犯したのです。

神戸連続児童殺傷事件の概要

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恐らく一度非人道的な所業の数々や事件のことを知ると、悍ましくまた恐ろしすぎて一生忘れ去ることができなくなるほどでしょう。その当時まだ『当事者』たちと同じように純粋な子供でニュースにあまり関心がなく、よく知らない方もいらっしゃるはずです。また惨烈な事件を風化させないためにも、概要を再認識することも大切かもしれません。

まずは凶悪の少年の犯行がどんなものであったか理解していていただくためにも、まずはその当時の事案発生や状況、犯行などの出来事を時系列ごとに分かり易くまとめて解説していきます。事の発端は何から始まったのか?どんな人物が狙われて傷つけられてしまったのか?その悲痛さを改めて理解しておきましょう。

神戸連続児童殺傷事件①小学生2人が襲われる

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現在から22年前の平成7年2月、時刻は16時過ぎで時期的に考えれば恐らく外は日没を迎える瞬間で、うす暗く児童たちが次々と帰宅し始める頃合いでした。阪神エリアの兵庫県、県庁所在地である神戸市に住んでいた当時小学性の少女2人はこれから身に降りかかる悲劇をしらずに、いつもの通り道路を歩いていました。

暫くすると凶悪な少年が本来は大工などで釘を打ち付ける際に使う『鈍器』を手にして、おもむろに2人の少女に近づいていきました。当然ある程度至近距離に魔の手が近づいても、少女たちはまだ若く純粋なので何も危険に感じなかったでしょう。凶悪な少年は2人の少女に対してその鈍器を容赦なく振りかざして1人を『大けが』に負わしました。

この時被害者の父親は・・・

上記の様な卑劣な事案が発覚した後、被害者の一人の少女の父親は、彼女の目撃情報から『学生服』や『学生靴』を着ていた、履いていたことを知ると、すぐさま地元周辺の中学校に尋ねて、一連の経緯を話し生徒の写真を見せてほしいと頼みましたがそれに学校側は応じず、『警察』を通しても結局学校側はまともに相手しなかったそうです。

神戸連続児童殺傷事件②道案内し殴られた女児が脳挫傷で死亡

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上記の卑劣で不穏な空気を感じさせる事案から約1か月後、同市内の公園で遊んでいた当時小学生の少女に凶悪な少年が接触しました。少女に『手を洗える場所はないか?』と道を尋ねると、少女は見ず知らずの少年であるのにも関わらず、道の順序を教えるどころか目的地まで凶悪な少年を送り届けました。

少女は非常に親切で良い子であったに違いありません。それなのに凶悪な少年が『お礼をする』と言い放ち少女を振り向かさせると、所持していた重みのある『鈍器』を容赦なく少女の頭部をめがけて振りかざしました。少女は病院に搬送され救命処置がとられましたが、数日後に脳の損傷が激しかったためか命を奪われてしまいました。

更に事案発生した僅か10分後に・・・

親切に道案内した少女が襲われて逃走した10分後に、凶悪な少年は更に地元地域の小学3学年の女児と接触して、所持していた小さな『ナイフ』で容赦なく女児の腹を目がけて突き刺しまた。すぐさま病院に輸送され、約2リットルの輸血が施されてようやく一命をとりとめましたが、あと数センチメートル深くまで刺されていたら、命が無かったそうです。

神戸連続児童殺傷事件③なかよし学級の男児を殺害

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親切な幼い少女の気持ちを踏みにじり、逆手に取り容赦なく命を奪った犯行。非常に残虐で人の風上におけない所業ですがこれだけでは済まなかったのです。2か月後凶悪な少年は誰かを自分の手で。という『殺害欲求』に満ちていました。彼はその時に知人の男子児童に『特別支援学級』の生徒がいる事を思い出しました。

その男子児童に興味を引き付ける物があったと言葉巧みに現場におびき寄せると、凶悪な少年は首を絞めて命を奪ってみたい。という願望があったのでそれを試みました。しかしなかなか息を引き取る事はなかったので、何度も何度も首を絞めて、暴力も加えてようやく望み通り殺害しました。どれだけ苦しく辛かったでしょうか。誠に遺憾であります。

殺害した後

凶悪な少年は何度も何度も確実に息の根を止めようと、知人の男子児童に暴力を振るって首を絞めようとして、命を奪ったわけですが、殺害した後間違いなく死んでのか胸に耳をあてて『心拍音』を確かめたり、呼吸をしていないか確かめたそうです。その後近くの人気の少ない施設の、草が生い茂る場所に遺体を隠そうとしましたが、そこはフェンスで囲まれ『南京錠』が掛かっていました。

なのでこれを破壊するためにホームセンターに行って『のこぎり』を購入しました。そして南京錠を破壊して目的の場所まで遺体を遺棄しましたが、その日の夜購入したのこぎりを使って新たな非人道的行為をしていみたい。という欲求に駆られたて実行に移す事を決意したのです・・・。果たして彼が実行した悍ましい非人道的行為とは何でしょう?

神戸連続児童殺傷事件は校門の男児の生首で発覚

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ここまでだけでも凶悪な少年が犯した犯行が非常に悍ましく、卑劣なものだとよく理解できるはずですが、恐ろしいことにこの後更に凄惨さが増す非人道的行為に及ぶことになります。この事件のメインでもある悍ましすぎる出来事が起こり、マスメディアが取り上げてニュースで大々的に報道されるきっかけとなり、世間が異例すぎる犯行に驚愕した状況を次に解説していきます。

何度も容赦なく暴力を振るい首を絞めて殺害した男子児童の首を切り落としてみたい衝動に駆られた、凶悪な児童はそれを実行に移しました。彼は生首を持ち帰るとそれを鑑賞して、その後何度も彼は何度も興奮を覚えたそうです。そして生首を自ら通う学校の門の前に、遺棄すると悍ましい事態が世間に明るみになりました。

被害者の生首に挟まれた犯行声明文

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生首を校門前に置いたのは、自分の欲求によるものであったり、警察の捜査の焦点をずらしたり自分が通っていた学校を『ノーマーク』にさせるためでしたが、さらに犯人像をぼんやりさせるために、一枚の紙に一連の犯行や殺人を『GAME』と称して、更に犠牲者を出すという『メモ』を書きあげました。

それを生首に挟んだのです。勿論このような猟奇的な犯行は極めて異例であり過去を遡ってもこれほど、非人道的行為、サイコパスのような事件は起きていないといっても過言ではありません。そのため更にこの事件の悍ましさや凄惨さをインパクト付けてセンセーショナルを集めました。手紙については次のコラムにてより詳しく解説していきます。

神戸新聞社に届いた第二の犯行声明文

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更に犯人像を自分とはかけ離れたイメージにしようと考えて、更に彼は白い紙に報道で自分の異名の漢字の読み方を間違えていたことを指摘するとともに、さらなる危害を加える旨を書いて、それを地元の新聞会社に送りました。この時彼は具体的ないじめを受けていて社会を恨んでいる『キャラクター』になり切って内容を記しています。

またそこではターゲットとなる人間を『野菜』に例えたり、自身が手を下すのは自分よりも年齢の低い幼気な少年少女だけではなく、大人たちをも簡単に殺害できるという内容を記しました。生首に挟んだ1枚目よりも文の内容も文字数も多いです。しかし警察の『執筆鑑定』により早期に犯人が特定されました。これには凶悪な少年も予想外であり『甘く見ていた』と言及しました。

マスコミの予想に反した犯人の正体

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当時のマスメディアの多くは一連の犯行の犯人を、未成年のそれも中学生児童であるとは予想していませんでした。大方は成人している男性(2枚の手紙の内容から)を犯人像として予想して新聞各社が報道して、世論も先入観があったのか自然とその報道にうなづきました。しかしその予想が大きく外れることになったのです。

2枚の犯人が自ら書いた『手紙』による執筆鑑定から真犯人が割り出されて、僅か中学生の男子の犯行であるという事実が発覚し、大々的にニュースや新聞で報じられると日本国民の多くが衝撃を受けて震撼しました。凶悪犯の正体が実は被害者たちとそこまで変わらない、若い少年であったという事もやはりセンセーショナルを集めた大きな要因でしょう。

神戸連続児童殺傷事件の犯人逮捕とその後

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