車のキーには2種類ある!
日常生活でよく車に乗る方は多いと思います。通勤、通学はもちろんのこと、旅行などの様々な場面で便利な車には、もはや乗らない日の方が少ないという人もいるのではないでしょうか。そんな車の技術は、年々進歩し続けています。私たちが普段乗っている車で、現在主流となっている鍵には2種類あります。まずはその特徴をおさえておきましょう。
リモコンキーって?
電波式リモコンキーとも呼ばれます。電子機器のリモコンのように電池を中に入れ、電波が飛ぶと解錠施錠ができます。その後ドアを閉めたままでいると、再び鍵が閉まります。これはうっかり車から離れて、盗難の被害に遭うことを防ぐためについているものです。開錠後に少しでも扉やトランクを開ければ、勝手に施錠されてしまうことはありません。
スマートキーって?
ドアノブに手を近づけるなどの決まった動きをするだけで、鍵が開閉できる便利なキーです。荷物の中で鍵を探す手間がありません。ドアノブから約半径50cmから1m以内でしか反応しないので、知らない人に勝手にドアを開けられるといったことはないでしょう。ポケットなどにキーを入れたまま、車本体のスイッチを押すとエンジンがかかります。
インキートラブルはなぜ起こるの?
インキートラブルはJAFに寄せられるたくさんの依頼の中でも3番目に多い内容です。実際に身近なところでインキートラブルが発生して慌てたことがある方も多いのではないでしょうか。ではそんなインキートラブルはなぜ起こってしまうのでしょうか。リモコンキーとスマートキーそれぞれで起こる可能性があるトラブルの事例を詳しく見てみます。
リモコンキーで起こるインキートラブル
ロック解除後に、ドアを閉めて鍵を車内に置きっぱなしにすると、自動でロックがかかる可能性があります。また、車内で子供がうっかり鍵をかけてしまうこともあります。リモコンキーなら、ボタンを押すだけだから大丈夫と思うかもしれませんが、閉じ込められた子供がリモコンの仕組みを理解できず、パニックになるということも十分にあり得ます。
スマートキーで起こるインキートラブル
スマートキーが車内にある時は、勝手に施錠されることはありません。しかし電池が減っていると、車内に鍵を置いているのに車から離れたと判断されて施錠されることもあります。また、スマートキーで解錠した後に一定時間以上ドアを開けずに放置していた場合、盗難などの防止のために自動でロックする機能で、鍵がかかってしまうこともあります。
そのほかのインキートラブル
ここまでみてきたように、電池の消耗やセキュリティロックなどが原因となって、鍵を車内に閉じ込めてしまうトラブルが起きてしまうことがあります。起こるトラブルにはどのようなパターンがあるのか知っておくことも、今後の危険回避のために有効な手段と言ってよいでしょう。これから先は、そのほかのインキートラブルの例を2つご紹介します。
電波干渉によるトラブル
電波干渉でトラブルが起きることもあります。スマートキーは、鍵の開閉のために車についているコンピューターが、鍵と電波を送受信するシステムです。ここに持ち込んだスマホから出ている電波が干渉してしまうと、想定外の誤作動を起こすのです。これにより、自分では鍵を締めていなくてもロックがかかり、閉じ込みトラブルが起きてしまいます。
スマートキーの電源トラブル
アクシデントは電源トラブルによって起こることも少なくありません。電源トラブルには、携帯電話やスマホが鍵の近くにあることが大きく影響しています。携帯電話やスマホから発せられている電波が、待機状態だったキーを車と交信している状態に変えてしまいます。そのため、必要以上に電池が消費されて、トラブル発生につながることがあります。