手斧おすすめ20選!キャンプで薪割りできる上級キャンパーを目指そう!

大人気の「ハクスバーナ38」をはじめ、手斧全20選を徹底解説します。スタイリッシュにキャンプをする憧れの上級キャンパーは「火」の達人ばかり。彼らは自分の手斧で火を自在に操るために薪割りをしています。使い方、選び方、研ぎ方をわかりやすく解説しますのでご期待ください。

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魚全般が好きで釣りも時々しますが、もっぱら食べる専門です。魚の知識をもっと深めていきたいです。

手斧とは?

手斧は「手斧」と書いて「ておの」や「ちょうな」と呼ばれていますが、それぞれ別の道具のことになります。「ちょうな」は木材などを削ったりする大工道具のことを指し、「ておの」は小ぶりな斧のことで、小型で持ち運びも楽にでき、アウトドアや園芸にも重宝できる道具になります。

手斧は小さな力で薪が割れる優れもの

手斧は薪割りなどでとても役に立ち、普通の斧に比べて小さく、片手でも簡単に扱うことができるため、男性はもちろん、女性でも使いやすくなっています。小さな力でも薪に刃が食い込むため簡単に薪割りを行うことができます。また軽量タイプの斧もあるのでキャンプなど以外でも活躍してくれます。

手斧と鉈の違いは?

手斧と鉈はどちらも木を割ったりするものとして扱われますが、手斧は柄に刃先が突き刺さっています。そのため厚みがあり、大きな薪でも割ることができます。鉈は柄の先に刃がついているのですが、手斧に比べ刃渡りが長く薄いものがついているので、枝や細い薪などで使用することが多いです。

手斧の使い方

  • しっかりとした服装、靴で行うこと。
  • 切り株など土台を用意する。
  • 両手でしっかりと握り、立ってする際は足を開いて薪割りする。
  • 細い丸太など、細い薪を作る際は「バトニング」という方法で行う。

手斧を使うときは、割った薪が飛んできたりしてもケガしないよう長ズボンなどをはいて、サンダルなど使用せずハイキング用の靴やスニーカーで行います。土台ではなく地面で薪割りすると石などに刃が当たり、刃がかけてしまったりするので必ず土台などを利用しましょう。

バトニングとは初心者の薪割りでも簡単・安全に行うことができる薪割り方法です。薪に斧の刃が食い込む程度に振り下ろし食い込んた状態で他の薪で斧の背面を叩いて割る方法です。勢いよく振り下ろしたりしないので、初めて斧を扱う方や力の弱い女性や子供でもできます。

手斧の選び方

手斧を選ぶ際、種類がたくさんあってどれがいいのかわからないこともあります。手斧の長さやデザインなどさまざまな手斧があります。選び方に悩んだ際は、自分に合う手斧を選びましょう。大きく分けて”長さ”、”握りやすさ”、”形状・デザイン”の3つに分けて選び方をご紹介します。

①手斧の長さで選ぶ

手斧の長さは約30cm程度の短いものから80cm程度の長めのものがあります。初めて手斧を扱う方は約30cm~40cm程度の手斧を選ぶとよいでしょう。80cm程度と長い手斧は丸太から薪を切り出すなど、上級者向けのアイテムになりますのでまずは短い手斧から始めてみることをおすすめします。

②柄の握りやすさで選ぶ

薪を割るのに必ず握るグリップにも様々なタイプがあります。握りやすいよう波の形状をしたグリップやさわり心地の良い木製のグリップなどがあります。柄の形状によって力のかかり方などが変わるので、使う人の体格や、長い時間使用しても疲れにくい手斧を見つけましょう。

③形状やデザインで選ぶ

手斧だから地味なものと思う方もいますが、手斧にも様々なデザイン・形があります。自分の好みにあったものを選ぶのもいいですが、機能性を考えて購入したけど地味だな…と思う方は柄の部分に太い紐(パラコード)などを巻いて自分だけの手斧にしてみるのいいでしょう。

手斧のメンテナンスは自分でできる

手斧を使い続けていると、切れ味が悪くなったり、刃と柄にぐらつきが出たりして来るのでメンテナンスをしなければなりません。専門の方にお願いしないといけない…というわけではなく、手斧は自分でもメンテナンスができます。しかもそれほど難しくなく簡単にメンテナンスできるので是非やってみましょう。

手斧の調子が悪いと感じた時の対処法

手斧を使用する際、必ず使う前に点検をして不具合がないか確認してから使用します。点検方法は、「柄にひび割れやささくれ、緩みがないか」、「斧頭にぐらつきがないか」、「刃こぼれ、錆がないか」の3点をチェックします。

柄が緩んできたと感じたら即対応が必要

点検をして柄が緩んできたと感じた場合、そのまま使用するのは危険です。振り下ろした際に刃の部分が飛んでいく可能性がありとても危険です。その場合は、斧の頭を持ち、柄の先端を軽く地面に数回打ち付けます。強く叩いてしまうと柄が傷んでしまうので気を付けましょう。

切れ味が悪いなと感じたら刃を研ごう

薪を切っていて、切れ味が悪くなった。と感じたときは、手斧の刃を研いでみましょう。包丁を研ぐ際に使用するシャープナーですが手斧にも専用のシャープナーがあります。自分でやすりなどでも研ぐことができますが、シャープナーであればより簡単に研ぐことができます。

研ぐ際のポイントは、表面の刃の線と平行になるようにすることです。大体15度程度の角度で数回研ぐと切れ味が戻ってきます。シャープナーによっては2面になっていて粗く研ぐ面と仕上げ用の研ぐ面があります。まず粗い面で研いで最後に刃を綺麗にするために仕上げ用の面で研ぐことで切れ味が戻ってきます。

ボロボロの手斧でも自分で研いで切れ味再生できる

切れ味が悪くなった手斧を研いでも切れ味が戻らないという場合がありますよね。刃先を見ると刃がかけていたりということがあります。その場合諦めてしまわなくても切れ味を元に戻す方法があります。手順や時間がかかってしまいますが、自分でも切れ味抜群の手斧に仕上げることができます。

  1. 刃についた錆や汚れを取り除く
  2. ダイヤモンドやすりで刃先のカーブを整える
  3. 整えた後に刃を付けていきます
  4. その後、240番→400番→800番→1500番→3000番の順に紙やすりで表面を研ぎます

ダイヤモンドやすりも各紙やすりも100円均一やホームセンターで購入でき、家庭でも簡単に行うことができます。1時間程度で作業が終わっていますが、慣れるまでにはもう少し時間がかかります。ですがボロボロの手斧でも自分で研ぐとここまで切れ味が戻ります。

手斧を長く愛用するには

せっかく自分に合った手斧なので長く使いたいのは当然です。ですが使用してそのままにしておくと、切れ味が悪くなってきたり、木製の柄であれば腐敗してきたりと少しづつ劣化していきます。少しでも長く、きれいに保ちたい場合は使用後も綺麗にメンテナンスなどを行い保管しましょう。

手斧の手入れ

刃先の部分は薪を割るのに一番大事な部分になります。切れ味が悪くなってきた場合は、先程もご紹介したように専用のシャープナーなどで研ぎましょう。手斧の頭部分(刃先の背面)も手入れを忘れずに行います。斧の頭は薪割りで木のヤニがついて汚れてしまいます。そのまま放置しておくと錆てきたりするので使い終わった後はクリーナーやワックスなどでていれをしましょう。

柄の部分の手入れ

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