魅了される人続出!冬の海のアイドル「ダンゴウオ」について調べてみた

ダンゴウオを飼うには水温を15℃程度に保つなど気を付けることが難しいですが、丈夫なお魚なので、それほど神経質になることはありません。寿命は短いですが、かかりやすい病気はないそうです。肉食なので生餌かランプシュリンプを与えてください。慣れると人口のエサも食べるようになります。水温の管理が長生きの秘訣となります。

ダンゴウオの仲間ナメダンゴ

ダンゴウオの仲間「ナメダンゴ」は知床の海に棲む、なんともユニークなお魚です。「ナメダンゴ」という名前も面白いけれど、表情も面白い愛嬌のあるお魚です。知床の海というと「クリオネ」が有名ですが、いつかきっと「ナメダンゴ」の時代が来ると思いました。

「ナメダンゴ」はお魚なのに泳ぎがへたくそで、お腹の吸盤を使って少し泳いでは岩や昆布などに必死に張り付いていました。危なげな泳ぎでハラハラするくらいですが、くっついた物と同じ色になる得意技を持っています。カメレオンのように天敵から身を守るために身体の色を変えられる「ナメダンゴ」は、したたかなお魚です。

ダンゴウオの仲間ホテイウオ

函館市の恵山は昆布が有名でそこに棲むお魚が魅力です。12月から2月に捕れる「ごっこ」。ホテイウオという名前が付いていますが、ぷっくりと太って、まるまるとした黒いお魚です。アンコウのように深海魚で食感も似ています。コラーゲンたっぷりプチプチとしたタマゴが最高に美味しい「ごっこ汁」は函館を代表する郷土料理です。

郷土料理「ごっこ汁」

北海道のスーパーでは、タマゴがお腹にいっぱい入った大きな「ごっこ」が2月頃に並びます。しかも1尾1,000円以下と格安なのです。吸盤と口以外は食べられるのですが、熱湯に入れて滑りを取り除くと弾力のある可愛い顔をしたお魚が現れ、食べるのを躊躇するほどです。なるほどマスコットになっているのも頷けます!

ダンゴウオに会いに行くか、家で飼うか?選択肢はいろいろ

ダンゴウオを飼うのは環境を整えるのが大変なので、初心者にはあまりおすすめしません。どうしても飼いたい人は、事前によく調べてから飼いましょう。上手に育てると増やすことも可能ですよ。ダンゴウオに会う選択肢は色々ありますが、是非ご自分に合う方法をみつけてダンゴウオに会ってください。

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