ホウライエソ
主に水深500m〜2,500mほどの深海に住んでいる魚です。体長は35cmと小型の魚です。深海のギャングとも呼ばれ長い牙の獲物を包み込むような顎で捕食します。顔はまさに深海のギャングと言われるだけ怖い顔をしています。ただ大きすぎる獲物を捕らえた際に牙が邪魔で飲み込めず、餓死したこともありお茶目なところもあるみたいです。
Contents
サケガシラと地震
普段深海に生息し、滅多に姿を見られることはありません。実は地震魚とも言われ、地震の前兆として海岸に打ち上げられると言われています。他にもリュウグウノツカイも地震の前兆として海岸に打ち上げられる魚と言われています。果たして本当に地震魚なのでしょうか?地震との関係を紹介していきます。
サケガシラは地震と関係するといわれている
地震と関係しており、海岸に打ち上げられていたり、捕獲されるともうすぐ地震が起こると言われています。実際に打ち上げられたり、捕獲された後地震が起こっているという確かな事実はあるようです。ちなみにリュウグウノツカイも捕獲された後、地震が起こったケースがいくつかありサケガシラよりも事例は多いようです。
サケガシラと地震はあくまで偶然の可能性が高い
打ち上げられたりすると地震の前兆と言われていると説明しましたが、多くの研究者は捕獲や打ち上げられたりすることと地震の関係はないとしています。地震が起きる際には海水温や地層になんらかの変化があり、深海魚の生態に変化があるようです。しかし地震の前に特定の深海魚だけ打ち上げられたりすることは説明がつかないとしています。
深海魚と地震
深海魚が地震と関係すると言われている理由は、地震が起こるメカニズムはご存知の通りプレートが移動して、上のプレートの反動で揺れが起こります。この時、岩石などに力が加わると磁気や電気が発生し地磁気(地球の磁場)に変化が起こります。その異常な変化を深海魚が感じて、深海から浮上してくると考えられていますが詳しいことは不明です。
サケガシラは食べることができる
謎の多い深海魚であるサケガシラですが、説明した通り毒などはなく、食べることができます。なかなか手に入らないと思いますが、稀に釣れたり、定置網にかかったりします。非常に珍しい魚でありますので手に入る機会があれば、ぜひ味見してみるのもいいかもしれません。