深海の巨大魚サケガシラの生態に迫る!リュウグウノツカイとの関係や食べ方も!

身は非常に水分が多いことが特徴です。実際に一夜干しで乾燥させると、身の重さの約3分の2が水分であることからも水分の多さがわかります。深海魚ら深海で生活する上で水面直下からの水圧を受けます。体の水分が多いのは、水圧の影響を受けにくくし、深海でも問題なく活動できる為と言われています。

サケガシラはほぼ流通していない

スーパーや市場に並ぶことはほとんどなく、稀に市場で売られている程度です。定置網などで獲れても、食べずに基本リリースしています。ほとんど流通していない理由は、滅多に捕獲されないという点と食用可能でありますが、味の評判があまり良くないという点があります。説明した通り身は水っぽくあまり人気がないようです。

サケガシラはおいしさより珍しさ

味は好きな人と嫌いな人に分かれますが、非常に珍しい魚なのでぜひ一度は食べてみることに挑戦してみてはいかがでしょうか。知人に漁師さんなどがいて、サケガシラが網に掛かっているようであれば、お願いして貰うこともできると思います。料理次第ではおいしくいただけますので、ぜひ食べてみてください。

サケガシラ料理について

さて、ここからはサケガシラの料理方法について紹介していきます。刺身などでそのまま食べるのは水っぽく、味も薄くあまりおすすめできません。そこで、刺身以外のサケガシラ料理をいくつか紹介していきます。是非、手に入った際には作ってみて自分の気にいる料理方法を見つけてみてください。

サケガシラの一夜干し

サケガシラは三枚におろし、身を適当な大きさに切ります。血合いや汚れを水で落として、キッチンペーパーで水分を拭き取ります。塩水に30分ほど漬け、水でさっと洗い流します。後は風通しの良い所で一晩干し、食べる前にほどよく炙ります。余計な水分が抜け、旨味も増える為、食べやすくなります。

サケガシラの煮付け

サケガシラを三枚におろさず、適当な大きさに切ります。鍋に醤油、砂糖、みりんを大さじ3ずつ入れ、溶かします。水を50ml入れ一煮立ちさせ、サケガシラを入れていきます。落し蓋をして中火で長めに10分ほど煮れば完成です。身は他の魚と比べても柔らかいですが、味がしみこみ食べやすくなります。

サケガシラのムニエル

サケガシラを三枚におろし、汚れを落とした後キッチンペーパーで水分をよく拭き取ります。塩コショウを両目にまんべんなくふりかけ、手で軽く押さえて馴染ませます。ポリ袋に小麦粉とサケガシラを入れ、よく振り小麦粉をつけていきます。フライパンにオリーブオイルを入れ両面をこんがりと焼き、仕上げにバターを入れ弱火で蓋をして完成です。

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