長潮は釣れないって本当?釣り方別に釣れるコツやアクションをご紹介

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潮の動きが大きい方が、高活性になりやすいので好まれる傾向にあります。潮が動いていないと低活性なことが多いのですが、潮が悪いからといって釣りに行くのをやめる程の影響があるものではありません。ロックフィッシュは、根や岩場などに居着く魚なので、流れが弱かったとしても、場所のポテンシャルや時間帯による変化で反応が出ます。

長潮時のポイント

流れが強い方がチャンスが多いかもしれませんが、潮回りの影響はそこまで神経質に気にする必要はありません。そのポイントにしっかりとロックフィッシュがストックされていれば、流れ以外の要素でも口を使う機会が多いからです。長潮時には、朝夕まずめや夜の時間帯を狙ったり、ストラクチャー周りをしっかりと狙っていきましょう。

長潮時のアクション

特に強く意識する必要なく、いつも通りの釣りをすればロックフィッシュの反応を得ることができます。グラブ系やシャッド系のワームで小魚を捕食しているロックフィッシュを狙います。小魚ではなく甲殻類を主に捕食していそうなら、ボトムをホッグ系のワームでゆっくり攻めましょう。ボトムをぴょんぴょんと跳ねるように動かすのも効果的です。

長潮の釣り方④ ジギング

青物から、シーバスや根魚など幅広く様々な魚種が狙えるジギングですが、やはり潮回りの影響は大きく受けます。流れがある方が、エサとなる小魚や対象魚自身の活性が高くなりやすいです。しかし、流れが穏やかな長潮であっても、他の要因と合わさることによって釣れ続く状態になる可能性があります。

長潮時のポイント

小魚は流れに合わせて、移動を繰り返しますが、青物などのフィッシュイーターもそれを追うように回遊しています。その時に、小魚を捕えるチャンスがあれば潮の流れに関わらず、アグレッシブに捕食行動に入ります。長潮時は、エサとなる小魚を探しながらエリア選択しましょう。まずめや潮の動き出しのタイミングが絡むとより反応が得やすいです。

長潮時のアクション

活性が高い時だと激しい動きにもアタックしてきますが、低い場合にはゆっくりと攻めることができるスロージギングがおすすめです。スローピッチジャークやロングフォールで、ジグの動きをじっくりと見せるように使います。

長潮の釣り方⑤ 投げ釣り

投げ釣りでは、潮回りは釣果に影響がでる大きな要素の一つとなります。満潮時と干潮時の潮位の差が少なくて、動きが発生しにくい長潮は、正直良い潮回りとは言えません。低活性なことが多いので、その状況でも釣りやすくなる工夫をすることが、魚を手にする近道です。

長潮時のポイント

海釣りをするときに狙いたい潮位が「上げ三分、下げ七分」で、潮が一番動いて釣りやすいタイミングと言われています。上げ三分は干潮時から3割潮位が上がった時で、下げ七分は満潮時と比べて潮位が7割になっている状態のことを指します。長潮でも、積極的にこの機会に釣りをするようにしましょう。

長潮時のアクション

早く動しても追ってこないので、ゆっくりとエサを見せるように仕掛けを動かしていきます。魚が動かずに狭い範囲に固まっている場合があるので、反応があったらそこを重点的に攻めましょう。アタリが小さい場合は、普通サイズのアオイソメなどを針一か所だけにつけて、他の針にはサイズを小さくしたものを付けると掛かりが良くなります。

長潮の釣り方⑥ 淡水の場合

トラウト釣り

マス科の魚を総じてトラウトと呼びますが、川や湖などの淡水域に生息していることが多いです。降海型である鮭やサクラマスなどは、普段は海で生活していて、産卵の時期になると生まれた川に戻っていきます。

まず淡水域では、長潮を含めて潮回りを気にする必要はほとんどありません。海で発生するような流れの変化による影響を受けにくいので、その他の釣れる理由を探した方が効率的です。潮の影響がある河口付近にいる場合は、他の魚と同じように流れがある方が活性は上がりますが、最重要なのはその魚がいる時期やタイミングとなります。

バス釣り

日本にはラージマウスやスモールマウスという種類のブラックバスがいますが、川、湖、池などの淡水域に生息している魚なので、潮回りの影響を受けるタイダルリバーのようなフィールド以外では長潮のことを考える必要はありません。

潮でいうと、春の産卵絡みでバスが岸に寄ってくるタイミングは、大潮が大きく影響しています。バスは水温が15度以上になってから産卵を始めます。それを意識して釣りをすると、ビッグバスに出会える確率が上がります。

長潮の次の若潮も考え方は同じ

潮が大きく動き始める目安として考えられている若潮ですが、長潮の翌日ということもあり、流れは穏やかです。基本的には長潮と同じようなスロー気味な釣りになり、たまにアクセントとして激しく動かして反応を見るような展開になります。朝夕まずめや明暗やストラクチャーなどの「変化」を積極的に狙っていきましょう。

長潮でも魚は釣れる

潮があまり動かないのでマイナスなイメージを持たれている長潮ですが、魚が釣れない訳ではありません。いつもより簡単には口を使ってきませんが、反応する条件を見つけることができれば、難易度の高い魚を手にした喜びを味わうことができます。

そして、潮回り以外にも自然では様々な変化がありますので、長潮でも関係なく大量に釣れる可能性も十分にあります。まずは、釣りに行かなければ始まりません。釣りに行く日時を自由に選べる方は少ないと思いますので、長潮でも楽しんで釣りができるようになると、よりいっそう釣りライフが充実します。

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