区画サイトはサイトスペースの中にはトイレや炊事場はありませんが、さほど遠くない場所にあるので特に不自由なく過ごすことができます。電源は各スペース内に完備してあり、別途料金を支払えば利用することができます。
区画サイトのポイント2:リーズナブルな価格
区画サイトのもう一つのポイントは価格です。最も金額の高い大型連休中でも、人数分かかる宿泊料金とサイト利用料金を合わせて税抜き10,000円で済んでしまいます。しかし見晴らしは小屋付きサイトなどと変わらないので、キャンプになれている4~5人程度までの家族連れにお勧めです。大人数には少々スペースが狭いかと思います。
区画サイトの利用料金
- サイト使用料金 ¥2,000
- 宿泊料金 平日大人¥1,500・小学生¥500、休前日大人¥2,000・小学生¥1,000、大型連休大人¥2,500・小学生¥1,500(ひとりあたりの料金。未就学児は無料)
Contents
ほったらかしキャンプ場のサイト|フリーサイト
フリーサイトは1か所のみで広いスペースとなっている場所です。最大で3組程度が使用できますが、区画サイトなどのように区切られていないため空いていれば広々使うことができ、逆に混雑時は譲り合って使う形になります。駐車1台まで無料、電源は完備されています。
フリーサイトのポイント1:富士山を正面にのぞむ
フリーサイトはほったらかしキャンプ場の中では一番下の段になりますが、それでも高さは問題なく、正面に富士山と甲府盆地をのぞめる立地となっています。受付からも近く、販売やレンタルを多く利用する場合は便利かもしれません。
フリーサイトのポイント2:最も安いサイト使用料
フリーサイトは一番サイト使用料が安いサイトです。テント・タープは各1張りまでという決まりはありますが、もし他の予約がなければゆったりと使うことができ、タイミングによってはとてもお得です。ソロキャンプ~2,3人程度の利用に向いていますが、グループで貸し切り状態にして気兼ねなく過ごすのもいいかもしれません。
フリーサイトの利用料金
- サイト使用料金 ¥1,500
- 宿泊料金 平日大人¥1,500・小学生¥500、休前日大人¥2,000・小学生¥1,000、大型連休大人¥2,500・小学生¥1,500(ひとりあたりの料金。未就学児は無料)
ほったらかしキャンプ場のサイト|ダイノジ・ほったらかし
ダイノジサイトとほったらかしサイトはいずれも駐車が2台まで無料で、区画サイトなどと比べスペースが広いので大人数でのグループキャンプにお勧めです。電源と専用のシンクがあり、角度などは場所によって違いますが眺望は素晴らしい場所ばかりです。
ダイノジサイト
ダイノジサイトは区画サイトの広いバージョンと考えるのがいちばんわかりやすいかと思います。ただし専用のシンクがあるのでその点は便利です。2家族程度までであればスペースも問題なく、わいわいとキャンプを楽しむことができます。
ほったらかしサイト
ほったらかしサイトは2区画あり、いちばんのポイントはフェンスで囲まれているところです。他のサイトは柵が木を組み合わせただけのもので、隣との区切りも線のみなのでペットはリードにつないでおく必要があります。
しかしここではドッグラン状態にしても問題なく、ペットも自由に過ごすことができます。また、ペットがいない場合でもよちよち歩きの小さいお子さんがいる場合などは迷子などの心配なく安心して過ごせます。ただしほったらかしサイト②だけ車の乗り入れができなくなっています。
利用料金(ダイノジ・ほったらかし共通)
- サイト使用料金 ¥3,500
- 宿泊料金 平日大人¥1,500・小学生¥500、休前日大人¥2,000・小学生¥1,000、大型連休大人¥2,500・小学生¥1,500(ひとりあたりの料金。未就学児は無料)
ほったらかしキャンプ場のサイト|ハナレサイト
ハナレサイトは全12区画、区画サイトと同じく約7m×9mの広さがあり、1台まで駐車が無料です。受付からはやや遠いエリアですが、トイレや水場も近くに整備されています。富士山が真正面という場所ではないですが、甲府盆地は正面にのぞめ、他のサイトと遜色ない景色となっています。上段と下段があり、上段のほうがやや眺めがいいです。
ハナレサイトの魅力:静かにゆったりキャンプ
ハナレサイトがあるエリアは受付などから少し離れていてそれ以上奥にサイトがないので、人の往来が少なく落ち着きがあります。静かにゆったりキャンプを楽しみたい人におすすめです。ただ、逆にキャンプ場の賑やかさが好きだという人にはさみしく感じるかもしれません。
ハナレサイトの利用料金
- サイト使用料金 ¥2,000
- 宿泊料金 平日大人¥1,500・小学生¥500、休前日大人¥2,000・小学生¥1,000、大型連休大人¥2,500・小学生¥1,500(ひとりあたりの料金。未就学児は無料)
ほったらかしキャンプ場のオプション|キャンピングカー
ほったらかしキャンプ場ではなんとキャンピングカーをレンタルすることができるのです。キャンプサイトと一緒に予約するとあこがれのキャンピングカーで過ごすことができます。ちなみに、レンタルしたキャンピングカーで場外に出ることはできません。
キャンピングカーの魅力1:テント代わりに使える
キャンピングカーの中では最大大人4人まで寝ることができるので、テントの代わりに使うことができます。屋外で寝るのに抵抗のある人やキャンプ初心者などにもお勧めです。また、オーニングがあるのでバーベキューの時も日差しや多少の雨は問題ありません。
キャンピングカーの魅力2:コンセントやDVDデッキも
キャンピングカーをレンタルすると電源使用料がレンタル料に含まれているので、別途で支払う必要はありません。コンセントの差込口は6か所あり、家族全員の携帯電話とデジカメを充電しても十分な数があります。また、DVDデッキもあるので映画などを見て過ごすことも可能です。
キャンピングカーの利用料金
1日あたり¥12,000(平日・休前日共通)。別途で使用するサイトの使用料と、宿泊する人数分の宿泊料がかかります。また、1日あたりの料金ですので、2日間利用する場合は¥24,000となります。
ほったらかしキャンプ場の施設紹介
ほったらかしキャンプ場には紹介したサイトのほかに、管理棟であるセンターハウスと、各所にトイレと炊事場があります。いずれも木でできたぬくもりのあるおしゃれな作りで、掃除も行き届いているところもこのキャンプ場の人気の理由でもあります。
センターハウス(管理等)
キャンプ場についたらまずここで受付をします。テントやバーベキューコンロ、テーブルなどのレンタルもできるほか、薪や炭、オリジナルグッズの販売もしています。また、ビールやワインなども買うことができ、場合によってはスタッフの方とお喋りを楽しめます。
トイレ・炊事場
トイレは木の香りがする建物で、すべて洋式でウォシュレットがついており嫌なにおいもしないと評判です。炊事場にはシンクと作業台があり、洗い物や食材の下ごしらえなどをすることができます。屋根付きで雨の日も安心です。また、ところどころに自動販売機もあり、水やお茶などはそこで買うこともできます。
ほったらかしキャンプ場の予約方法
ほったらかしキャンプ場は2019年2月現在小屋付きサイトのみオンラインでの予約が可能となっており、他のサイトは電話での予約となっています。いずれも3か月前の1日の朝9:00から予約開始です。今後順次オンライン予約を拡充していくようなので最新の情報は公式WEBサイトを確認してください。
オンライン予約
ほったらかしキャンプ場の公式WEBサイトからの予約が可能です。予約ページを開くと予約状況がわかるカレンダーが表示されるので、希望日をクリックし、予約者の情報や人数、オプションなど必要な情報を入力して予約します。
電話予約
小屋付きサイト以外のテントサイトは電話で予約ができます。080-9677-1010で9:00~18:00まで受付しています。非常に人気のあるキャンプ場のため、予約開始となる1日は電話がつながりにくく、土日祝日はすぐに予約が埋まってしまうので注意しましょう。
ほったらかしキャンプ場の周辺施設
せっかく山梨まで来たのですからキャンプと温泉だけでなく周辺の施設にも立ち寄ってみましょう。山梨は果物やワインが有名なところなのでお土産に買って帰ったり、自然を生かした公園などで遊んだりするのも楽しいですよ。
いちやまマート山梨店
いちやまマートは山梨県や長野県に展開している地域密着のスーパーで、オーガニック食材などの品揃えがいいことで有名です。キャンプ場から車で15分ほどの場所にあります。キャンプ場では食材の準備をしてもらうことはできないので、足りないものなどがあったらぜひここで買って行きましょう。
山梨県笛吹川フルーツ公園
キャンプ場に行くにはこの公園の駐車場を抜けなくてはならず、ここからは5~10分ほどでキャンプ場につきます。フルーツ公園からの夜景は新日本三大夜景に選ばれるほど美しく、夜は落ち着いた雰囲気なのでデートなどにもおすすめです。
公園は基本的に無料で楽しむことができ、フルーツの歴史などが学べる展示施設や子どもが遊べる遊具施設があります。夏にはアクアアスレチックで水遊びを楽しんだり、ペットもドッグランで遊んだりすることもできます。
万力公園(万葉の森)
万力公園は山梨市営の公園で、万葉集に登場する動植物が育成されており、特に松は県内有数の名勝地となっています。春には桜などもきれいです。アスレチック風の遊具もたくさんあるほか、無料で入れるふれあい動物広場があり、カピバラ・アライグマ・ウサギなど約40種類の動物と出会えます。
ほったらかしキャンプ場の注意点
ほったらかしキャンプ場に限ることではありませんが、キャンプをする際にはキャンプ場のルールやマナーは守りましょう。周りに迷惑をかけるような騒ぎ方はせず、就寝時間は守ってそれ以降は静かに過ごすようにしてください。車のドアの開閉やエンジン音、音楽なども静かな山の中では想像以上に響くものです。
また、トイレや水場などの共用施設は後から使う人のことも考えてきれいに使用しましょう。ゴミやペットの排せつ物などもきちんと処理をし、くれぐれも不法投棄などはしないようにしてください。ちなみにほったらかしキャンプ場ではお願いすれば有料でごみの処分もしてくれます。
山の中のキャンプ場であることを忘れずに!
ほったらかしキャンプ場は山を切り開いたキャンプ場なので、足場や道の悪いところも多くあります。天気や路面状況によっては足を滑らせたり、車がスリップしたりする可能性もあるので注意しましょう。そして、サイトスペースの地面は比較的固いため、テントやタープのペグが刺さりにくいことがあります。道具はしっかりと準備していきましょう。
寒さ対策はしっかりしよう
ほったらかしキャンプ場は標高約700mの位置にあるため、想像以上に朝晩は冷え込みます。夏以外の時期にキャンプをする際には寒さ対策をしっかりして出かけましょう。また、水場はお湯が出ないため冬などは水が冷たくて洗い物がつらいかもしれません。ゴム手袋などを持っていくと良いでしょう。
人気殺到のほったらかしキャンプ場でキャンプの醍醐味を味わおう
ほったらかしキャンプ場はこじんまりしたキャンプ場ながら、いつもとはひと味違ったおしゃれで快適なキャンプが楽しめる場所です。たまにはほったらかしキャンプ場で忙しく息苦しい日常を離れて、雄大な自然に囲まれながら、ゆったりとした時間を過ごしてみませんか。きっとリフレッシュになるはずです。
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