釣り糸の種類を知れば一人前!特徴や使い分けを徹底解説します!

細く比重が高いので、軽量なルアーを使う際に風や流れが強い場合で深場を攻めやすくなります。非常に伸びが少ないのでフロロラインのような使い方ができつつ、ラインの径を太くすることなく使用できます。

PEラインのメリット

編みこんで作るために、細いままで強度を保つことができます。そのため、流れや風の影響を受けにくく、ルアーのコントロールがしやすいです。キャストする際でも細いラインのように空気抵抗が少なく、ライン自体に抵抗が少ないので飛距離が伸びます。また、伸びが非常に少ないので、糸を張っているときの感度はどのラインよりも優れています。

各ラインにはどんなデメリットがあるの?

100%切れない糸と折れない竿があればどんな魚も釣り上げられると思いますが、それでは面白みがありません。どんな物にもいいところと悪いところがあります。デメリットを理解したうえでラインを選びましょう。

ナイロンラインのデメリット

吸水率が高く、伸びやすいため、何回も釣行を重ねる際には新しいラインと巻き替えなければなりません。また、強度を求めると太さも比例して太くなってしまうため、扱いづらくなってしまいます。50ポンドを超えるようなものは道糸には向きません。

フロロカーボンラインのデメリット

擦れに強いと言われていますが、岩や木などの硬い材質のものには全く向きません。擦れてささくれてしまえば、縦に繊維が裂けてきます。ガイドに付着した海水の塩でも削れてしまい、半日くらいで白くなってしまいます。また、製法によって、同じ強度のものでもナイロンラインよりも太くなってしまうので、その分扱いづらくなってしまいます。

コシがあるためにリールのスプールへの馴染みが悪く、特に低温期はライン自体が冷えて硬くなってしまうので、スプールにしっかり巻かれず、頻繁にライントラブルが起きてしまいます。初心者の方には使いにくいので注意が必要です。

エステルラインのデメリット

瞬間的な衝撃にはものすごく弱いラインです。そのためドラグをゆるゆるにしなければなりません。スピニングリールでドラグを出すとラインが撚れますので、その分ラインの寿命も短くなりライントラブルも起きやすくなります。スプールの馴染みも悪くて結び目の強度も低く、使用用途がものすごく制限されるラインのため、使う人はあまりいません。

PEラインのデメリット

他のラインと比べて高価なものが多いです。細すぎるものだとライントラブルが起きた場合、一発で使用不可能になる場合があるので、気をつけなければなりません。ライン自体に張りがないので、ガイドやロッドに絡んだりすることがあります。張った状態の感度は素晴らしいですが、緩んだ状態では全く感度がありません。

摩擦熱に弱く結び目の強度が低いため、直結で使われることはあまりありません。リーダーを介して使用されますが、結びコブを作ると著しく強度が落ちるので、摩擦系ノットという独特な結束方法を使用することがあります。

各釣り糸はどれぐらいで巻き替えるの?

釣り糸は消耗品です。劣化具合はそれぞれですが、使用しているうちに100%の状態を維持することができなくなってきます。いつ自分にとってのレコードフィッシュがかかってもいいように、常に良い状態を保てるよう、準備をしておきましょう。

ナイロンライン

吸水率が高いので、ずっと使用することは難しいです。特に細いラインでエリアトラウトなどを釣ってドラグをたくさん出している時は、一日で交換してください。撚れてしまって強度が極端に落ちていますし、トラブルも増加します。通常のバスフィッシングなどであれば、2~3回の釣行で巻き替えるのがいいでしょう。

フロロカーボンライン

吸水率は少ないのですが癖がつきやすいので、リールを使う釣りであればナイロンと同様、2回くらいの釣行で巻き替えるのが無難です。スプールの癖がついてしまうと感度が悪くなるだけでなく、バックラッシュなどの原因にもなるので、注意が必要です。

エステルライン

ライン自体に強度がないので、使う際にはドラグを多用します。したがって、ラインの撚れが発生してくるので、一日の釣行で巻き替えるべきです。トラブルも多くなってしまうので、ラインチェックもかかさないようにしましょう。

PEライン

水をほとんど吸わないといっていいラインなので、週に1、2回くらいしか釣りに行かないなどであれば、2ヵ月に一回くらいの頻度で巻き替えましょう。プロのように、過酷なスケジュールの場合、3日に一回程度で交換です。非常に長持ちするラインですが、ドラグを多用していたり、糸巻量が少なくなってきていれば新しいラインと交換しましょう。

NEXT ラインを長持ちさせる秘訣とは